【定義】
芙蓉道楷禅師が出家者に向けて、学道を専一にすべき心得を説いた小参・示衆を一編にまとめたもの。『卍続蔵経』第111巻にも収録されるが、それは江戸時代の寛政4年(1792)に玄透即中禅師が刊行した版本を底本とする。なお、道元禅師が『正法眼蔵』「行持(下)」巻に於いて、『嘉泰普燈録』巻25から引用される一文がそれに当たり、以下のように評価される。
『祇園正儀』というタイトルは、ここから採られた物と思われる。
芙蓉道楷禅師が出家者に向けて、学道を専一にすべき心得を説いた小参・示衆を一編にまとめたもの。『卍続蔵経』第111巻にも収録されるが、それは江戸時代の寛政4年(1792)に玄透即中禅師が刊行した版本を底本とする。なお、道元禅師が『正法眼蔵』「行持(下)」巻に於いて、『嘉泰普燈録』巻25から引用される一文がそれに当たり、以下のように評価される。
これすなはち祖宗単伝の骨髄なり。高祖の行持おほしといへども、しばらくこの一枚を挙するなり。いまわれらが晩学なる、芙蓉山に修練せし行持、したひ参学すべし、それすなはち祇園の正儀なり。 『正法眼蔵』「行持(下)」巻
『祇園正儀』というタイトルは、ここから採られた物と思われる。
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