【定義】
祝聖を目的に行われる諷経のこと。禅林の中で、当代の皇帝や天皇、或いは国家のために奉る法要が、祝聖法要である。古来は、基本的に「上堂」でもって行っていたが、日本曹洞宗では両祖の時代から、中世・近世と時代を経る中で上堂の実施回数が徐々に減少し、代わって、諷経が増えてきたために、祝聖諷経が行われた時代があった。なお、第二次世界大戦後には、天皇制礼讃への反省なども踏まえつつ、一仏両祖に奉る「祝祷諷経」となった。
【内容】
『明治校訂洞上行持軌範』巻上には、「月分行持」の1日・15日に「祝聖諷経」が立項されている。実施する時間帯は、後夜坐禅罷、朝課前となっている。差定は以下の通りである。
・殿鐘上殿
・住持入堂
・導師上香
・献湯菓茶
・普同三拝
・読経(大悲呪1遍・消災呪3遍)
・回向
※以下、朝課。ただし、仏殿諷経を略す。
祝聖を目的に行われる諷経のこと。禅林の中で、当代の皇帝や天皇、或いは国家のために奉る法要が、祝聖法要である。古来は、基本的に「上堂」でもって行っていたが、日本曹洞宗では両祖の時代から、中世・近世と時代を経る中で上堂の実施回数が徐々に減少し、代わって、諷経が増えてきたために、祝聖諷経が行われた時代があった。なお、第二次世界大戦後には、天皇制礼讃への反省なども踏まえつつ、一仏両祖に奉る「祝祷諷経」となった。
【内容】
『明治校訂洞上行持軌範』巻上には、「月分行持」の1日・15日に「祝聖諷経」が立項されている。実施する時間帯は、後夜坐禅罷、朝課前となっている。差定は以下の通りである。
・殿鐘上殿
・住持入堂
・導師上香
・献湯菓茶
・普同三拝
・読経(大悲呪1遍・消災呪3遍)
・回向
※以下、朝課。ただし、仏殿諷経を略す。
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