GW-CF11Xは、アンテナを上にしたとき、APの無指向性アンテナから放射される電波と同じ垂直偏波になります。PIFAアンテナが１つだけなのですが、カードの右側から飛んでくる電波に敏感になるような指向性があります。
　研究社の前から堀の向こう側の富士見町二町目9番APにアンテナの指向性に合わせて右側を向けると、上手く繋がるようなので、条件が良ければ130mぐらい離れていても大丈夫なようです。

コントローラー Prism3
動作電圧 3.3V Tx:330mA Rx:250mA
CF Card
感度 若干高め、ただし、指向性が無い方向への感度は、かなり低い
WEP暗号化で、スループットの低下は少ない
ファームウェアが新しいのでWPAのサポートあり

VendorID:ProductID D601 0010

＃GW-CF11XとZaurusの組み合わせでは、AD-HOCモードがまったく使えません。
コントローラーがPrism3の場合には、ドライバーをロードするときにファームウェアをダウンロードする必要があるようですが、そこらへんが巧くいってないのかも知れません。Zaurusのターミナルでlsmodコマンドを実行すると、ドライバーは、prism2_csをロードしていることが判ります。これの代わりに、hostap_csドライバーを組み込んでみるとかすれば、改善されるかも知れません。

ZaurusとGW-CF11Xの組み合わせで、HOTSPOT(Mzone、FletsSpotの共用APだから、当然、Mzone、FletsSpotでも同じような症状が出る筈です)に接続できない問題があるようです。↓
HOTSPOT、特定端末で一部提携エリアが利用できない問題の進捗状況を発表
一部の提携サービスエリアにおける　特定端末での「ホットスポット」のご利用について（続報）
HOTSPOT、特定端末で一部提携サービスエリアが利用できない不具合が発生
一部の提携サービスエリアにおける　特定端末での「ホットスポット」のご利用について

↑繋がらないということになっている所を訪れて試してみると、手持ちのZaurus+GW-CF11Xでは、繋がるようでした。問題は解消されたようです。↓

一部の提携サービスエリアにおける　特定端末での「ホットスポット」のご利用について（続報３）
2006年10月12日
一部の提携サービスエリアにおいて、特定のPDAと無線LANカードを組合せた端末でのインターネット接続ができないという事象が発生しておりましたが、関係各社のご協力により、都営地下鉄各線、羽田空港サービスエリア、東京メトロ各線に続き最後に残っていたJR西日本駅構内での接続確認ができましたので、ご報告をさせて頂きます。

ちなみに、GW-CF11Xは、Wi-Fi取得済みの製品なのです。Wi-Fi AllianceがLinuxで相互接続性検証を保証しているか？

Zaurusの/etc/pcmcia/prism3.confの内容は
device "prism2_cs"
class "wlan-ng" module "prism2_cs"

card "IO DATA WN-B11/CFZ 802.11b WLAN Card"
version "IO DATA", "WNB11CFZ Wireless LAN Adapter"
bind "prism2_cs"

card "PLANEX GW-CF11X Wireless CF Card"
version "PLANEX COMMUNICATIONC INC.", "PLANEX GW-CF11X Wireless CF Card"
bind "prism2_cs"

なので、IO DATA WN-B11/CFZ 802.11b WLAN Cardでも、同じトラブル発生するような気配がします。IO DATAのショウルームで借りることができれば、末広町駅とか秋葉原駅で試すことができそう。(^^;

GW-CF11Xは、評判悪いようですが、とりあえず、livedoor-Wirelessでは、使えています。アンテナの感度も、GW-NS11Hよりはマシな感じ。指向性が強いので、使い難い面もあるのですが、APの存在する方向をスキャンするには好都合と言った感じです。

GW-CF11Xは、販売終了製品ですし、評判は良くありません。現在流通している唯一のCF無線LANアダプタ「WL1100C-CF」がお勧めです。


GW-CF11Xは、パッきと折れました。流石、寝糞と呼ばれることはある！