一般的な高齢者の身体的特徴

  • 加齢とともに個体差が大きくなる
  • 唾液の分泌量低下
  • 脈拍数低下
  • 歯と歯の隙間が広くなる傾向にあり、むし歯や歯周疾患を生じやすい
  • 自覚症状のない味覚・臭覚の感覚機能低下
  • 高齢者の味覚障害は、薬剤の副作用や口腔内乾燥、口腔内真菌症が原因で起こることがある
  • 運動神経の刺激伝達速度は遅くなる
  • 運動機能の低下により転倒しやすくなる
  • 感覚機能は加齢により比較的著名な機能低下を示す
  • 40歳代に視力の低下を自覚する
  • 裸眼視力は60〜70歳代では平均0.5であり、90歳第では0.2〜0.3程度になる
  • 加齢による聴力障害は品質的疾患がなく、高音域の聞き取りが低下する「感音性難聴」が最も多い
  • 全肺気量は加齢による変化は少ないが、肺活量は減少する。一方、残気量は加齢とともに次第に増加する
  • 加齢に伴い循環器系の機能の低下がみられ、運動時の最大心拍出量は低下する
  • 消化吸収機能は、加齢により著名な低下はみられない
  • 肝機能は加齢による機能低下は顕在化しない
  • 複雑な思考や総合的判断力は高齢者になっても衰えず、発達する場合もある
  • 骨塩濃度の絶対値およびその加齢変化は、個体間で大きな差がある
  • 一般的に骨塩濃度の加齢変化は、30歳前後を機に以後低下を示す。女性に骨粗鬆症が多数発生する原因とされている
  • 栄養状態の指標とされるアルブミン濃度は、80歳以上の高齢者であっても4.0mg/dlの値を割り込むことはまれである
  • 生殖器系の機能の加齢変化は、物理的・生理的性能力の限界がきても、人間には精神的・心理的性生活が最後まで存在する
  • 下肢筋力の低下や感覚器の変化等により転倒を起こしやすく、また骨粗鬆症により大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折などを起こしやすい
  • 高齢者の独居や閉じこもりは、運動機能の低下や寝たきり、精神機能の低下を招き、生活不活発病(廃用症候群)を引き起こす
  • せん妄は軽度の意識障害で、幻覚や妄想、不安、興奮などを伴うことがある
  • 夜は早く寝るものの睡眠が浅く、夜間や早朝に覚醒し、昼間に居眠りが多くなる。就床から入眠までの時間が長くなり寝つきが悪くなる。
  • 不感蒸泄とは、呼吸や皮膚から水分が蒸発し、失われることである
  • 排泄障害は介護上最も問題となる症状である




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