まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

67 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/23(金) 22:42:43.79 0

ハウスキーパー雅ちゃん〈10〉

「わかった。抱いてあげるから、とりあえずおりて」
自分に跨がったままキラキラした顔で見下ろしてくるモモを見ながら、雅は言った。
「ああ」とモモはため息を吐き「なんか恥ずかしい」と言いながら、雅の右側に横たわった。
今、照れるんだ、今なんだ。雅は無意識に眉根を寄せていた。自分が何したかわかってる?二人とも裸なんだけど。雅が両手を握りしめると、ぺた。とモモの肌が体に貼り付いてきた。

その瞬間、ああ、気持ちいいな、と雅は思ってしまった。
モモの方に体を向け、背中に腕を回す。すぐにモモの腕が首に巻き付いてきた。
初めて、触れ合わせる肌。触れたところ、あらゆるところから吸い付くように密着していくのがわかった。
その心地良さに任せて、雅は手のひらを広げモモの背中から腰を撫でる。ふっとモモの息が漏れた。

雅は考える。どうしよう。ううん、どうして欲しいのかな。
モモの首が動いて、間近に顔が向き合う。意外だった。安心しきって無防備な女の子の顔が、そこにあった。真っ直ぐ向けられた信頼に狼狽える。
「そ、そんなに上手じゃないけど」
「……したくなかった?」

そう言われて雅ははっとする。想定外が過ぎるここまでの展開に、雅自身の意思などすっかり抜け落ちていた。
不意に擦れ合う肌の感触を意識させられ、体が熱くなる。
気持ちのままでいい。そう決心して見つめると、潤みを帯びたモモの目に吸い寄せられる。もも。
「好き」
言葉にしたら、想像以上に想いが溢れ出た。
この気持ちが友愛でも情でもない、恋情だとはっきり自覚して、雅は興奮した。
「すき」もう一度雅は言い、目を閉じて、背中から襲いかかってくる欲情のまま、唇を重ねた。それをモモへの返事にした。

「みーやん」モモがしがみついてくる。「愛し合い方、教えて」
「したこと、ないの」
「記憶には」
雅は思う。きっと、多分この興奮を二人で分け合えばいい。モモにここまで臆するところがないのなら。
「じゃあ、ちょっとの間、いろいろ我慢してみて」と、雅は言った。
通じるように言えたかはわからなかった。

68 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/23(金) 22:47:50.95 0

自称初めての女。なんて初めてで。いやそもそも、女性とどうこうなんていうのが初めてで。
雅はキスに時間をかけることにした。
繰り返し唇を合わせていると引き込まれるようで夢中になってくる。薄目を開けるとモモと目が合った。「もっと」とモモが言い、雅は舌でモモの唇を割った。モモの片手を探ると指を絡ませた。

苦しくなったのかモモの首が仰け反る。再び目を開けると、モモの瞼はきつく閉じられ睫毛が震えていた。もしかして、苦しいのを我慢してるのかな。不意に愛おしい感情が沸き上がる。
モモの顔が赤くなるまで我慢させてから、雅は唇を離し、微かな吐息を聞いてすぐにまた口付けた。絡ませているモモの指がぴくりと動く。

モモの髪を耳にかけてやると、雅は唇を付けたまま顔を動かし、モモの唇の端を舐める。そのまま耳朶の下まで滑らせて、薄い皮膚を軽く吸った。モモの唇が開く音。
喉元から詰まったような吐息を聞くと、雅は安堵して首筋に舌先を這わせた。モモの肩先が上がり、ヒクッと、息を飲み込む音が聞こえてきた。

背中を向かせて後ろから抱き、胸を愛撫する。手のひらで撫でる。肩口に唇を押し付けた。モモは小刻みに呼吸を繰り返している。重みを感じる膨らみを優しく包んで、尖らせた先端を摘んだり撫でたりした。
暫くそうしていると、時折モモの体が強張るようになった。
「気持ちいい?」「……わかんない」
雅は下腹に指を伸ばす。しゃりとした細い毛の感触の下、厚みのある皮膚を指先で押してみた。抵抗してくるような気配はなかった。
「ここ触ってもいい?」
返事がないので、そのまま閉じた割れ目に沿って指を這わせる。注意深く割って伸ばした指先が、漸く奥に潤みを捉えた時、雅は軽く感動した。

100 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/24(土) 00:13:56.46 0

雅は後ろから体をぴたりと寄せたまま、愛撫を続けていた。ふにゃっと柔らかい感触。濡らした指でそっと撫で続けていた。
モモの様子が変わったことには気付いていた。探るようなため息から、喉を詰まらせるような呼吸に変わった。そしてそのことに混乱し、必死に堪えているのもわかった。

「お腹が」モモが首を捻って振り返ると、吐き出すようにそう言った。雅が覗き込むと肩で息をしているモモの顔が歪んでいる。
「お腹どうしたの」「きぼ……気持ち悪い」
そうだろうと雅は思った。最初から気持ち良く感じるなんて思っていない。
「楽になる方法を教えてあげる」そう雅が言うと、モモはびっくりした顔をした。
「やめてくれると思った?やめないから」
抱いてと言ったのはモモだし、愛し合い方を教えてと言ったのもモモだ。長い期間をかけて互いを知っていくことはできない。今、教えてあげる。
「声、出して」
「え?」
「声出すの我慢してるでしょ。それは我慢しなくていいから、出して」
モモは首を振った。雅は顔を寄せた。わかって。意地悪してるわけじゃない。
「お願い」じっと目を見る。

「今の気持ちのままで、って言ってくれたのはももだし」そう言って雅はクスと笑った。

雅は止めていた指を再び動かす。
「ここ、撫でられるとお腹が気持ち悪いんでしょ」
「……っ。そう」モモは目をぎゅっと閉じた。
「息止めないで、吐いて、声にして」
「……はぁっ」
吐息と同時に雅は指先に力を入れ、柔らかい突起を軽く押しつぶすように撫で上げた。
「はぁ……あ、あっ」
甘い声音が雅の耳をくすぐった。「もっと、声聞かせて」
強張ったままだったモモの体がビクッと動き出す。
あとは、ただ感じればいいだけ。楽でしょ?こっちがどれだけ苦労してると思ってんの。
雅は笑い出したいような気分で、やっと自身の興奮と向き合う。喘ぐモモの唇に触れた。
「舐めて。みやのことも感じさせて」
モモは舌を伸ばして雅の指先を咥えた。痺れるような快感が雅の口許をまた緩ませる。

窓の外が白むまでずっと二人で確かめ合った。須藤に言われていた規則正しい生活が、雅の中で初めて崩壊した。

〈11〉に続く

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