まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

839名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/25(金) 23:13:08.800

「みーやん、お誕生日おめでとう」
 そう言ってふわりと笑ったももの顔は、出会った頃と変わらない。
 眼前に広がる、紫の夜と桃色の朝の境目。窓の外を眺めているももの真っ白い肌が、柔らかな薄ピンクの朝焼けに照らされて本当に綺麗だった。
「もも」
「ん?」
 ゆるりと振り返ったももは、わずかに頬を紅潮させている。パシリ、と睫毛を上下させて情報をスキャンする。心拍数が普段より少し高い。緊張状態といってもいいだろう。
「みやはアンドロイドだから、誕生日なんてないよ」

840名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/25(金) 23:15:03.680

 今度はももがパチパチと瞬きをする番だった。
 ああ、間違えた。素直にありがとうって言っておけば良かったかな。小首を傾げて口を開いたももを見ながら、うちはそう思った。
「だって今日は」
 今日? そうか、もしかして、ひょっとすると。
「ももとみーやんが初めて出会った日だから」
 この、身体の内部からひしひしと込み上げてくる気持ちはなんだろう。
「ももが勝手に決めたの。今年から、この日がみーやんの誕生日だって」
 パシリ、パシリと無意味に瞬きをする。へへへ、ともう一度笑ったももの顔を見て、うちは完全に言葉を失った。
「ねぇ、みーやん。もう一回、しよ?」
 そう言いながら無邪気に足を絡ませてくるももに対して、うちは返事をする代わりに、すべすべとした背中に両手のひらを滑らせながら薄い唇にかじりついた。

おしまい!

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