まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

196名無し募集中。。。2019/09/13(金) 22:37:10.740





235名無し募集中。。。2019/09/15(日) 01:49:39.570
>>196
この雅ちゃんから妄想が広がってしまった、、、
短編です。

−−−


あー、ほんとやだ。
チラッとリビングを伺うと、ソファーに座ったみやがこっちを見てて、目が合った瞬間微笑まれた。慌てて目を逸らす。

最近バッサリと切った髪をヘアアイロンで巻いて、華やかな顔にはおしゃれなメガネまでかけて。
髪型を変えるのは頻繁にあることなのに、なんだか今回は、いつにも増してソワソワする。

気にしないようにすればするほど意識しちゃうというか。
ポットのお湯が沸くのを待つ間、落ち着かない気持ちを誤魔化すようにカップを2つ取り出して、ティーパックをセットする。

「もーも」
「わわっ」
「あはっ、びっくりしすぎ」

突然後ろから抱きしめられて、自分でも驚くほどに体が跳ねた。
うぅ、恥ずかしい。

「もも髪伸びたねー」

みやはももの気持ちなんてお構い無しに触れてくる。自覚してんだかしてないんだかわかんないから困る。
そっと髪を耳にかけて、そこをさわさわと指先で弄ばれる。

「ちょっと、くすぐったい」
「ももー、なんでこっち見ないの」
「いや、見る必要ないし」
「みやがこっち見てって言っても?」
「…」

答えられないのわかってて言ってるよね絶対。
見たくないんだってば、今のみやのこと。
なんか、変にドキドキするから。

「もも、こっち見て」

だけどみやの声って不思議なの。
魔法にかけられたみたいに、勝手に体が動く。
顔だけを後ろに向けると、優しい顔したみやと間近で目が合う。
ダメだ、かわいい。

236名無し募集中。。。2019/09/15(日) 01:52:45.460

「家の中でくらい、メガネ外してよ」

ついムッとした言い方になっちゃって、しまったって思う。
でもみやはニヤッて笑って、ももの腰に回した両腕に力を込めた。

「今両手塞がってて外せないから、ももが外して」

ずるい。
そのニヤッて顔、いたずらっ子みたいな顔。昔から何か企んでる時にする顔。
全部見透かされてるってわかってても、結局従っちゃうから悔しい。

メガネに両手の指先を引っ掛けたら、みやがそっと目を閉じる。
心拍数が上がるのを感じた。
距離、距離が近いんだってば。
腰に回された腕にきゅって力が入って、急かされてるのがわかる。
メガネを外す瞬間、みやが目を開けた。
ふわふわの前髪が目にかかって、隙間から覗くみやの瞳に思わず息を飲んだ。
......かっこいい。
いつも見てる顔なのに。
一瞬呼吸をするのも忘れて、見惚れた。

「ありがと」

囁くように言われて、ハッとする。
次の瞬間、みやがももの手首を掴んだ。
もう片方の腕は腰に回したまま、もものお腹をぽんぽん優しく叩く。
誘われてる。
それくらいももにもわかる。
ほらまた、ニヤッて笑う。

あー、ほんとやだ。

唇が触れる瞬間、みやの熱い吐息がかかってドキッとした。
それなのにいつまでも触れてくれなくて。
焦れて目を開けたら、待ってましたとばかりにみやがくしゃって笑った。

悔しいから唇に歯を立てたのに、みやは余裕たっぷりで、お返しとばかりに甘噛みされて膝から力が抜ける。
敵わない。
今日も結局、みやに全部預けることになりそう。
そんなことを思いながら、引き寄せるように細い首に腕を回した。



おわり

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