まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

498名無し募集中。。。2018/07/13(金) 03:11:42.370

みや、と呼ぶ声はふわふわした綿あめみたいだった。

「なに、もも」
「んー……」

今日のコーデを決めて、ヘアアレンジをどうしようかなって考えていたタイミング。
鏡の中で、スッピンの自分がこっちを見てる。
声だけで返事したら、いかにも不機嫌そうな呻き声が後ろから聞こえた。

「……みや」
「だからなに?」

もう一度、背中にぶつかる声は不機嫌だった。
みや、朝の準備中なんだけど。
さすがにスルーしてられなくなって、仕方なく振り返って——後悔した。

「みやぁ……」

ブランケットから少しだけ覗いたももの目が、みやを捕まえてきゅっと細くなる。

「……こっち、きて」

鼻にかかった声は湿っていて、一気に体の芯が熱くなった気がした。
頭に浮かぶのは、とろりとろりと滴り落ちる蜜。

「みや」

不思議なの。ただ、呼ばれただけなのに、ももの方へと引き寄せられる。
ももに名前呼ばれるの、好き。
腕を広げて、ももがふっと笑った。
誘われてるって気づいて、今はだめって思って、もう遅い。
腕の中に収まると、みやを閉じ込めるみたいにももの腕が背中に回ってきた。

「……おはよ」
「ん、おはよ」
「みや、仕事あんだけど」
「しってる」

まだ朝だっていうのに、濡れた瞳がまっすぐにみやを刺した。

499名無し募集中。。。2018/07/13(金) 03:11:59.480

「もーも、離し、」

唇をすくい上げられて、ももにぱくりと食べられた。
濡れてて柔らかい内側に、ちゅう、と音を立てて吸われる。

「ん……っ、……」

これでおしまいって気持ちで、ちょんとキスをした、つもりだったんだけど。
体を起こしたら、今度は右手をつかまれた。
あーん、と開いたももの口の中で、真っ赤な舌がぬらりと光る。

「もも、やめ——っ」

みやの制止なんて何の意味もなくて、ももの舌が人差し指をぺろりと舐めた。

「ひ、ゃ……っ」

かと思えば、半分くらい咥えられて右腕の産毛が逆立つ。
にゅるりとした感触と、生ぬるい温度。
もものナカみたい、と思った瞬間、昨夜の残り香が鼻に抜けた。
ももに、指の間をちゅる、と吸われる。湿った音に思わず息が詰まった。

「もう……こら」

慌てて指を引き抜いたら、物欲しそうなももの目がそれを追いかける。
濡れた指先が、急に冷たくなっていく。

「……ねぇ、みや」

ギラギラした視線が、みやの肌をなぞる。
まだ朝なのに、なんでその気になってんの。
ねえ、と誘うももの声に、みやの中でぷつりと音がした。

500名無し募集中。。。2018/07/13(金) 03:13:14.600

ベッドサイドの時計の秒針が、カチカチとみやを急かす。
ちょっとだけ残ってたまともな部分が、「まだ大丈夫」とみやに囁いた。

「朝なのに」
「関係、ない」

薄く開いたももの薄い唇は、ツヤツヤしてて美味しそう。
かぷりとゆるく噛んだら、ももの体が微かに震えた。

「ふ……ぅっ」

ももの唇を丁寧に濡らしてあげながら、髪の毛をゆるゆると梳く。
ももの瞼が自然に閉じていくのを眺めながら、舌先を差し込んだ。

「んぅっ」

わざとももの舌に絡みついてみたら、背中に触れる指先が硬くなった。
まだ、ほとんど何もしてないじゃん。

「はっ、……ほんと、どしたの」
「だって……んぁっ」

返事、待ってるヨユーなかった。
唇を離したら、頭の奥がしゅわしゅわ痺れる。あー酸欠。
硬く立ち上がった先っぽは、服の上からでもすぐに分かった。
ついつい指で引っ掻いちゃって、ももはびくりと身を捩る。
いつもなら、ここでイヤってほど愛してあげるんだけど。

「あっ、やあぁっ!」

ぐ、と前触れなく潰して、ぐにぐにと押さえつける。
もう片方をきゅっと摘んだら、ももは派手に腰を跳ねさせた。
ああだから、急いでんだってば。
お腹のあたりにまたがって、ももの動きを封じ込める。

「あぁっ、ん、ゃっ」

居場所をなくしたももの手が、シーツの上を彷徨ってた。
枕でも、掴んどきなよ。
そう言ったら、素直に両手を枕に食い込ませる。
それを見届けて、両方をいっぺんに押し潰した。

「っだ、やだっ、あぅっ」
「やなの?」
「やっ、き、つ」
「そ?」

501名無し募集中。。。2018/07/13(金) 03:14:18.830

こっちは遠回り、してる暇ないのにさ。
誘ってきたのはそっちなのにさ。
ももの目の端から、雫が溢れるのが見えた。

「み、やぁっ」

呼ばれて、ももが見てきて、吸い寄せられる。
ぎゅっと抱きしめてキスをしたら、もう一度とねだられた。
しがみついてくるももの吐息が、みやの鼻先を熱くする。

「も、いい?」

やだって言われても、待つ時間、ないけど。
ももが何か言う前に、すっとズボンの中へ指先を滑らせる。

「……ぁっ!」

下着の一部はぐっしょり濡れていて、優しく撫でただけなのにももの体が大きくびくつく。
せっかくセットした髪の毛が、ももの手でぐしゃりと崩された。
部屋のどこかで、ブーブーと振動音がしていた。
スマホのタイマーが、そろそろ出発する時間だよって言ってる。

「もも」
「はぁっ、あぁっ、み、や」

熱いところを上下に撫でるたび、ももの喉から違う音が漏れた。
ほんとはずっと、聞いてたい。このまま、1時間でも、2時間でも。

「ねっ、みやっ……」
「ん、もも」

焦れたのか、ももがねだってくる。
みやが欲しいって、ももの中にあるのがそれだけだったらいい。
だらしなく口を開けて、ももが浅い呼吸を繰り返す。
狙いを定めて、かたくなってるとこ、さっき舐められた人差し指をあてがった。

「ソト、ね?」
「ひぁっ!」

ソトの方がいきやすいの。みやは、知ってる。
いった時に深いのは、ナカらしーけど。
前に、ももが言ってたのを思い出す。
でも、手、洗ってる時間とか、たぶんないし。

「だ、めだめだめっ、待って……っ!」
「またない」
「あ、あ、あっ、や、だっ……ま、だっ!」

ぎゅうっ、とももに抱きしめられて、隙間なんてなくなって。
目を閉じたら、白い花火がパチパチ弾けた。

502名無し募集中。。。2018/07/13(金) 03:14:46.910

「はぁっ、はぁっ……ふぅ……」

ももの胸が大きく上下するのを感じながら、みやはゆっくり起き上がる。
途端に、どばっと心臓から血が流れてきた感じがした。

「……まだ、って」
「時間」
「むぅ……」

だらんとベッドに伸びたももが、目だけで何かを訴えてくる。
薄々分かっちゃいたけど。本当にそうなら、それはそれで可愛いんだけど。

「早めに帰る」
「ほんとに?」
「約束」
「……わかった」
「もう」

甘えん坊め。
ベッドの端に丸まっていたブランケットを広げ、ももにふわりとかけてあげる。
心地よさそうに目を細めたももは、そのまま寝ちゃいそうだった。

「いってきます、ね?」
「……ん」

軽いキスをももの瞼に落とし、スマホに映る時刻を確かめる。
出発までは、あと5分。

ヨユーじゃん、って思った。

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