まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

854 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/15(水) 02:15:27.46 0

目を覚ました時、まだ時計は朝の5時だった。
まだ、起きなければならない時間まではだいぶあるが、さてどうしよう。
軽く伸びをして身を起こすと、雅は小さくあくびをした。
隣からはすやすやと寝息が聞こえている。
雅に背を向けるようにして、横向きに寝ている桃子。
その体のラインは、毛布越しでもほんのりと伝わってくる。
桃子の体で、丸みを帯びていないところなんてないんじゃないか。
そう思ってしまうほど、柔らかな曲線で構成された桃子をぎゅっと抱きしめて寝るのが雅は好きだった。

ふと視線をずらすと、桃子の尻の輪郭が映った。
ああ、ここも好きだ。
手を伸ばしたのは無意識だったと、触れた後で気がついた。
そっとその曲線を確かめるように撫でてみる。
桃子が小さく身じろいだのが分かった。夢でも見ているのかもしれない。
むにゃりと桃子の口から意味のない音が聞こえた。
構わず撫で続けていると、いきなり意志を持った手にそれを阻止される。

「……なに、してんの?」

寝起きらしく、まだぼんやりとした声がそう尋ねてきた。

「なんだろ……おしり、撫でてた?」

素直に白状すると、小さく聞こえてきたのは苦笑だろうか。
大人しく掴まれた手首をそのままにしていると、桃子の指先から徐々に力が抜けていく。
すう、と深くなった呼吸を聞いて、一瞬目覚めただけなのだと分かった。
どうしようかな、と少しだけ悩んで、雅は結局自分のしたいようにすることを選んだ。
毛布をめくり上げて、パジャマ越しに先ほどと同じ場所へ触れてみる。
布の厚みが減った分、しなやかな弾力がそのまま指へと伝わった。
ゆるりと指先に力を入れると、期待した通りの感触が返ってくる。

「……みや?」
「なに?」
「もも、まだねむいんだけど」
「寝ていいよ?」
「や……ねれないでしょ」

どうやら、再び起こしてしまったらしい。
今度は先ほどよりも少しはっきりとした調子で、咎めるように手を引き剥がされた。
桃子の指先、こんな時でも小指は少しだけ立ち上がっているのがおかしい。
そんなところも含めて、好きなのだけれど。
浮かんできた気持ちのまま、雅は桃子の小指を口に含んだ。
ファンの人の愛を受信するだとか言っていたけれど、水濡れには弱かったりして。

855 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/15(水) 02:16:33.66 0

「ちょ、っと…………ぁっ」

桃子が漏らした小さな音に、はっと気がついて手を止める。
今のって、もしかして。
桃子は相変わらず雅に背を向けたまま。
だが、髪の毛の間から覗く耳の先に、はっきりと答えを告げられたような気がした。
答え合わせをするように、雅は誘われるまま耳の先へと唇を触れさせる。

「あ……」
「ねえ、もも」
「な、に」
「うちさ、もものおしり好きなの」
「……きゅうに、なに……ちょっ」

桃子の言葉を待たず、耳介に軽く歯を立てた。
わずかではあるけれど、ぴくりと震えた体にカチリとスイッチの切り替わる音がする。

「柔らかいけど、ぷりっとしててさ」
「やめ、て……」

囁きかけると、桃子の頬が染まったのが見えた。
止まらない、そう思った。
勢いよく桃子の体を仰向けさせ、その上に覆いかぶさる。
桃子を見下ろすと、照れたように顔はそらされて。
その拍子に前髪がさらりと流れて、間から覗く眉に目を奪われた。
ああ、そこも好き。

「ひゃ……っ」

眉に口づけをして、ついでにおでこにもキスを一つ。
そんなところに触れられるとは思っていなかったらしい。
桃子の瞳が、微かに丸くなる。

「ももの眉毛も、すごい、良い」
「へ……」
「形がさ、好き」

戸惑うように震えるまつ毛に優しく息を吹きかけると、くすぐったそうにまばたきをされた。
閉じたまぶたに、目の近くのホクロに、鼻先に、薄く整った唇に。
それぞれ触れるだけのキスをすると、桃子がたまらない、といったように息を吐くのが聞こえた。

「……もも、いい?」

問いかけは形だけ。桃子がこくりと頷くのを見届けてから、雅は先ほどよりも深い口付けを落とす。

857 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/15(水) 02:17:38.36 0

閉ざされた唇を、自身の唇でぐいとこじ開けた。
少しだけ焦ったように奥へと逃げる舌を捕まえて、くすぐるように絡める。
喉の奥から送り出される桃子の吐息が熱くて、このまま溶けてしまえそうだった。
時間をかけて桃子の口内を堪能した後、雅は緩慢な動作で下へ下へと移動していく。

顎の先、首筋、鎖骨。
舌先でなぞると、桃子はそれぞれに甘い声を聞かせてくれる。
嬉しさと共に、もっと、という思いがわき起こった。
慣れた手つきでボタンを外し、さっさとパジャマも下着も取り去って。
現れたふくらみに頬を寄せると、桃子が微笑んだのが分かった。

「あかちゃん、みたい」
「そう?」
「うん、ぁっ」

赤ちゃんみたいと言われたから先を口に含んでみたのに、桃子から漏れた声はあまりにも甘くて笑ってしまう。
もっとそれが聞きたくて、先を丹念に唾液で浸して、押し込んで、撫でて擦って。
そのまま柔らかさをたどっていこうとして、目に入るのは桃子の二の腕。
ふるふると揺れるそこに誘われて、思わずそこに噛みついた。

「ふ、ぁっ……?」

あくまでも痕がつかない程度に、歯の先でその柔らかさを確かめる。
堪らず、ちゅう、と吸うと赤い花は容易く咲いた。

「ちょっ! そんな、とこ、つけっ、たらぁ」

衣装で隠れるかどうかギリギリなところ。
腕を大きく上げるような振り付けがないことを祈るばかりだ。
感覚で桃子にもそれは伝わったらしく、こら、と怒られる。
もっとも、半分以上は雅の刺激によって形になっていなかったけれど。

「ごめんね、つい」
「つい、じゃなっ……ぁんっ」

今はそんなことより、行為に集中してほしい。
その一心で、胸の先を気まぐれに弾いた。
大きく一つ跳ねる桃子の体に満足して、雅は動きを再開した。
お説教なら、あとでたっぷり聞くから。

肋骨をなぞって、その先。
薄っすらと見えている腹筋のラインをなぞると、桃子が耐えるようにシーツをつかむ。
新しいグループで活動するようになってから、桃子は目に見えてすっきりと痩せた。
雅としては、かつてのもちもちとしたお腹だって捨てがたいのだけれど。
今は今で、嫌いじゃない。

「んっ、ぁ」

ズボンに指をかけて、焦らすように右から左へと移動させると自然と腰は浮き上がった。
無意識なのだろうか、だとしたらこんなに可愛いことはない。
下着もまとめて取り去って、目の前に晒されたそこに思わず吐息が漏れていた。

858 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/15(水) 02:18:10.65 0

「……ゃ、だ」
「だーめ」

雅を待ちわびるように濡れそぼっているのが嬉しくて、ついつい目に焼き付けたくなった。
じっと見つめる雅の視線に耐えかねたように閉じそうになる太ももを、強制的に割り開く。
恥じらうように開いて、閉じてを繰り返す入り口がいじらしい。
ここは一段と素直で、好き。

「ぁっ……」

舌先をそこに押し当てると、独特の味が舌先に広がった。
ぬるりと中に侵入すると、迎え入れるように締め付けてくる桃子に雅の体も熱を持つ。

「ひゃわいい」
「ゃ、あっ……そこ、で、しゃべ……んっ」

桃子を味わいながら、言葉を発することができればいいのに。
声にせずとも、思いが伝わる術があればいいのに。
真面目に、そんなことを思った。
きっとそれは、贅沢な欲求なのだろう、とも。

「ひぁっ、み、ぁ、や」

とろりと溢れてくるものを舌に受けながら、指先の刺激を追加する。
小刻みに収縮する中の感覚から、きっともう限界なのだと察しがついた。
逃げていく腰を捕まえて、雅はただ桃子を一番上まで連れて行くために動く。

「す、き……ぃ、あっ……もっ」

くしゃりと髪の毛を乱される感触があって、桃子の体が襲ってくる快感に備えて強張るのが分かった。
ぎゅう、と太ももに力が入って、背中が一層大きくしなる。
次の瞬間、ぷつりと糸が切れたように桃子はシーツの海へと沈んだ。

「……ねむい」
「ん、ごめん。寝ていーよ」
「……みや、も」

今にも閉じそうなまぶたを認めて、雅は桃子の隣に沿うように寝転がる。
あまり力が入らないらしく、桃子の腕は数センチ浮いたところで力なくベッドに吸い込まれた。
弱々しい動作ながら、雅に抱きつこうとしているのを察して手伝うように腕を添える。
雅が桃子の小柄な体を腕の中に収めた時には、桃子はほとんど眠りの国に旅立ってしまっていた。
一度も染めたことのない、艶のある黒髪をそっと指で梳いた。

これも、好き。

雅は前髪にふわりと口づけて、自分もそっとまぶたを閉じた。

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