まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

292名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/15(火) 13:15:04.510

「そもそもさ、そもそもだよ?みーやんが誘ったんじゃん。なんでお財布忘れてくるわけ」
「いや言わせてもらうけど、誘われたからって財布持ってこないももの方もどうかしてるよね」

駅前、夕暮れの雑踏の中、ガードレールに腰掛けている二人の姿は何か異様に目立っていた。
雅は横に座っているモモを見た。せっかく可愛くしてあげたのに。
オフショルダーにしたチュニックブラウスは濃く鮮やかな花の刺繍が入っている。目を刺すような濃いブルーのロングスカートも、雅が選んでやったものだった。髪も雅がアップにして編んでやった。
雅はトップスにボタニカル柄の大胆に入ったノースリーブ。ブリーチデニムのタイトスカートを合わせていた。ゴールドのサンダル。バングルが華奢な手首に映えていた。

「やっぱ1時間以上遅れるってなったら次の予約が入ってるって」
雅はスマホを手にがっくりと項垂れた。
「取りに帰ってたら間に合わないかぁ」
「お金ならあるのに!」雅は叫んだ。通りすがりの人たちがチラチラと視線を投げてくる。
「今月ゾンビのお金もけっこうみーやんの口座に入った筈だよ」

モモがつくって海外に配信しているスペースゾンビパズルゲームは課金のオプションゾンビが大人気で
個人製作ながらもなかなかの収入があった。
雅自身経営しているショップも絶好調とまでは言えないものの顧客との関係は良好に保たれ
ハウスキーパーで得た報酬は立ち上げの際に使っただけでまだ半分以上を残していた。

「カードと現金がないだけで、持ってないわけじゃないのに!」
「Suica対応のお店なら良かったのにね」
「このまま帰るのも癪だなぁ」

二人のすぐ前を、いちゃいちゃしながらカップルが通り過ぎて行く。
「俺に任せといてよ」と男の声。「めっちゃ楽しみなんだけどー」と腕にぶら下がった女の嬌声。
モモが「馬に蹴られろ」と言い、雅は拳を握りしめた。

293名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/15(火) 13:18:24.500

「さっき声かけてきた男の人に着いていけば良かった」
「は?」
「なんか握手でもしてあげたら千円くらいくれそうな顔してた」
「もも……しっかりして!」
雅はモモの両肩に手を置いて揺すった。
「女って悲しい」
「別にそんなの思ったことないけど」
「いいから聞いてよ。来る時、頭の中で歌が流れてたんだけど」
「う、うん」
「『今年の夏は負けない』って、良い歌詞だなぁって思って」
「良いね」
「だけどさ『女に生まれて良かった楽しいもん』って、今全然楽しくないんだけど」
「そんな歌聞いたことないけど」
「今、みやにちょっと同情した」
「そもそも言っていい?」
「うん」
「今うちらが男だったとしても、このピンチを乗り切れてるとは思わないんだけど」
「みや、今何時?」
「えっ……えっと」雅はスマホを見た。「六時半」
予約していた時間だった。

「新しい魔法が使えるようになったんだけど、残念ながら今回のピンチにはまったく対応できないなあ」
とモモが言い出し、雅は顔を覗き込んだ。
「何新しい魔法って」
「透明人間になる魔法」
「すごい!けど、確かに予約したレストランでご飯は無理だね」
「悪用はしないよ?」
「じゃあ、今消えてみて」
そう言った途端に目の前からモモが消え、雅の心臓が止まった。

「と、言う風に、人の目には映ってんだけど脳が認識するまえに消しちゃうというか
半径100…は無理かな6〜70はいけるんじゃないかなって思うんだけど」
ワァーって記憶消すような感じで〈見えなく〉する」
「みやの記憶は、消さないでね」
モモは雅の顔を見た。
「みーやん……なんでそんな可愛いこと言うの」
「だって、知らないうちにももの記憶がなくなってるとか、嫌だもん」
「なんでそんな、可愛いこと言うの。……おいで」
「なに、おいでって何、おいでって」
横から頭を抱き寄せられて、知らず知らず雅の頬は赤くなった。
「ちょっと、人が見てる」
「見てないよ」モモの指が雅の髪を愛おしげに梳く。
「こんなのめっちゃ見られるって」
「だから〈見えなく〉なるんだってば」
はっ。と雅が思った瞬間、モモの唇が雅の首筋に吸い付いていた。

346名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/15(火) 19:08:57.860

「もも……何してんの」
「んん、誰も見てないからいいかなと思って」
モモの舌先が耳の下を撫でると、雅はゾクゾクして体を強張らせた。
「いっ、今あの人こっち見た」
「みーやん、汗かいてる。しょっぱい」
「ほら、ずっと見てんじゃん」
モモは首を動かし、ちらっと目線だけ遣ると、雅の髪を抱いていた手を、頬から唇の端まで持ってきた。
指先が、戦慄いている雅の唇をなぞる。
「道路の向こう側見てんだよ。はぁ……みやの髪イイ匂いする」
ちゅぅ、と音を立てて首筋を吸われた。
「まっ、まっ……待って」
「聞こえてもないから、イイよ……声出して」
「違うでしょ。何するの、何するつもりなの……んっ…んむ」
モモの顔が正面に回ってきて、唇が重なった。
抱えるように雅の背中に置かれたモモの手の平が圧すように背骨を撫で上げる。
雅はぎゅっと目を瞑った。
背後からクラクションが聞こえて、雅は体をビクっとさせ、もがいた。
ダメと言わんばかりに引き寄せられ、舌が入ってきた。

「んっ……んふ」
モモはようやく唇を少しだけ離した。
「なんかさぁ、この姿勢、やりづらい感じがいいよね」
「全然……」
言いかけて雅は黙る。間近のモモの顔。すっごい可愛くメイクもしてあげたの。
チークがキラキラしてる。目元は抑えめにしたけど睫毛もきれいに上がって
モモの目に、吸い込まれそう。
可愛い。
などと迂闊に思っている間に、ノースリーブの下、背中に入り込んできたモモの手が
器用にブラをはずしていた。

雅はうろたえた。
「キスまででしょ、ねえ、キスまでだよね?」
「ん?キスくらいで人目から隠したと思ってんの?」
モモは楽しげにそう言うと、前からも片手を入れて、ブラを押し上げた。
お腹が剥き出しになる。
「……こんなとこでダメだってば」
聞こえないと言われてもつい声を潜めた。
「みーやん、見られるの好きじゃん」
「えっ」
広げられた指が柔らかく雅の胸を掴む。指先が遊ぶように軽く先端を擦った。
「んっ、みっ……見えないんでしょ」
「そうだよ?」
モモの笑顔に、雅は焦った。
「ちが、見えなきゃいいとか、言ってないからね」

347名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/15(火) 19:13:02.480

「ほら、目を瞑ったら二人っきりだよ」
雅は目を瞑った。
遠く、近くに、雑踏、通り抜けていく話し声、笑い声、車の音
甘い食べ物の、知らない香水の、排気ガスの匂い
「無理」
「しょうがないなぁ。じゃあ集中させてあげないとだね」
「最初、何にも知らなかったくせに」
「みーやんの反応がいいからどんどん覚えちゃうんだよ」

雅の胸に触れていた手が熱を帯びる。
モモは伸び上がるようにして雅の唇の端を舐めた。

「あっ……ん」
思わず甘い声を漏らしてしまい、雅は慌てて唇を噤む。
閉じた唇の上をモモの舌がなぞった。
雅の両胸を手の平が何度も撫で回す。弾かれ、指先で硬くなった先端を引っ掻かれる。
「はっ……あっぁっ」
「気持ちいい?」
指できゅっと摘まれると甘い痺れが降りてくる。

「みーやん、お膝においで」
モモはそう言うと、ガードレールに腰掛けたままロングスカートを捲った。
真っ白な太腿が露になる。
「ここに来て」
雅はタイトスカートを手繰ってその上に恐る恐る腰を落としていく。
モモの片手が肩を引き寄せ、そのまま雅は両手を首に回した。
キスすると雅の髪が風に巻かれた。舌を絡ませ合う。
「んん……」
モモの指が内腿を撫で、ショーツの横から滑りこんできた。

「だっ……め」
しがみついたまま、背中が反ってしまう。
モモが耳を舐めた。
「ぐちょぐちょ」
囁くような声。指先が敏感な芯を揺らしてくる。
「はっ……あっぁ」
「いっぱい触ってもいい?」
「だめ……っ んっ」
首を仰け反らせた。薄目を開ける。
目の前に車が停まっている。横断歩道を渡る人波が目に入った。
モモの指が入ってくる。ぐっと力を込めるように中を強く擦られた。
「……っああ……いっ」
「いい?」
指を捻るように押し込まれる。一度奥に当たると、撫で上げるように引き抜かれた。
「ぁああんっ」
「もう一回して欲しい?」

349名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/15(火) 19:16:52.630

モモは片手をガードレールについたまま、片手だけで雅をくすぐっていた。
再び、雅の中にぬるんと指が入り込んできて、それから動きが止まった。
「みーやん……キスして」

頭を動かすと、モモと目が合った。誘われるように唇を合わせる。
舌を絡め、夢中で吸った。
モモの指がゆっくりと動き出す。唇の端から声が漏れた。
「んっ…んんん……」
指先が奥に届く。押し付けられたまま何度も揺らすようにつつかれて
雅は堪えきれなくなる。
「っく……いく」
雅は唇を合わせたまま呻き、体を擦り付けた。
モモは少し体を反らしながら、がくがくと震える雅の上半身を受け止めていた。

夜風が雅の頬を撫でた。
「あっ、ご、ごめん、重かったよね」
雅は自分の火照った顔に手をやり、慌ててモモの上から離れた。
「平気」
雅を見上げるモモの顔も上気していた。
立ち上がってスカートを直しているモモに後ろから抱きついた。
「ももは興奮したの」
「したよ……ちょっと、あっ」
戻したスカートの裾を捲るように手を入れて、ショーツの上から撫でてやった。
「みやに触ってただけで、こんなに濡らしてたの」
「そうだよ……んっ」
ショーツの中に手を入れる。
潤んだ割れ目を何度かなぞっているだけで、簡単に指が入ってしまった。

「もも、すっごい……入っちゃう」
「やっ……あ、んっ」
雅が指を動かすときゅぅっと締め付けてきた。
お返ししてやる。

352名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/15(火) 19:20:06.610

「気持ちいいの?もも」
「あっ……ん、気持ちい……い」
「もっと、欲しい?」
「ほしぃ……みーやん、もっと」
「しょーがないなぁ、欲しがりなんだから」
チュニックの上から胸を優しく掴んで、撫でてやる。
「はっ……あっ…」
締め付けてくる柔らかい襞をかき分けるように、何度も擦った。
「あっ……あん、ダメ……みーやん」

「魔法が解けちゃう」

その言葉と、モモの体がビクン!と跳ねたのは同時だった。
雅は咄嗟に捲り上げていたモモのスカートを下ろし、自分のノースリーブの肩を整えていた。
スマホを見たまま二人にぶつかりそうになったサラリーマンが顔を上げ
びっくりしたように一瞬雅と目を合わせると、軽く会釈して離れていった。
モモはいつの間にか体を返し、雅にしがみついていた。
「あっ……ん」
雅は慌ててモモの頭を自分の肩口に抱え込んで口を塞いだ。

大丈夫。酔っぱらいを介抱してるの。それだけ、それだけだから
「も、もも、大丈夫?ほらぁ、そろそろおうちに帰らないと」
そう言いながらモモの体を離し、ぽんぽんと背中を叩き
片手でバッグからストールを取り出すと急いで自分の肩からかけた。

「ちっ、解けたか」
「ち。じゃないよ!ほんっと危ない、ほんと危なかったからね」
「んー、だって、みーやんが上手だからさぁ?」
「この魔法禁止ね」
「え」
「使い道ないよね」
雅が睨みつけると、モモは唇を尖らせた。

「はい帰るよー」雅はモモの手を取る。
「……おなかすいたね」
「おなかすいた」

おわり

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