MS-06E
最終更新：
ruroi_gundamer 2011年08月22日(月) 01:11:02履歴
MS-06E ザクII強行偵察型（ZAKU�� RECON TYPE） 
MS-06EザクIIＥ型は、MS-06の強行偵察型である。
開発背景
ジオン公国軍では、開戦時よりMS-06系で多くの部隊を統一していたため、偵察行動においても宇宙戦闘機等ではなくMS-06が運用されていた。そのため、MS-06の機動性を利用して、戦略偵察機への転用が考案された。当初の案は装甲厚はそのままに、ユニット化された探知システムを交換するだけのマイナーチェンジ機であった。これは、軍部が戦闘状態に突入した場合の即時武装化にこだわったためである。
しかし試作機がロールアウトした時点ではその意を多少曲げて軍部の死角から徐々に軽量化が計られ、最終的に兵装上必要な最低限の装甲を除いて全て排除された。代わりにランドセルにはMS-06S用のロケットエンジンをボブアップした改良型エンジンが設けられた他、胸部左右には緊急脱出用ロケットが設けられ、燃料の搭載スペースが10%増加されている。これにより、武装した場合MS-06Sと同等の戦闘能力を発揮することさえ可能となった。
承認された本機は当初RMS-06の形式番号を与えられたが、その後ジオン軍内での名称形式の統一の際にMS-06Eと改められた。
しかし試作機がロールアウトした時点ではその意を多少曲げて軍部の死角から徐々に軽量化が計られ、最終的に兵装上必要な最低限の装甲を除いて全て排除された。代わりにランドセルにはMS-06S用のロケットエンジンをボブアップした改良型エンジンが設けられた他、胸部左右には緊急脱出用ロケットが設けられ、燃料の搭載スペースが10%増加されている。これにより、武装した場合MS-06Sと同等の戦闘能力を発揮することさえ可能となった。
承認された本機は当初RMS-06の形式番号を与えられたが、その後ジオン軍内での名称形式の統一の際にMS-06Eと改められた。
機体の特徴
このタイプはミノフスキー粒子下での戦略偵察を目的に開発されたため、探知システムの搭載とモノアイの換装が行われている。頭部モノアイはガラスシールドを廃止し、接近戦用カメラを大口径の高精度型に換装、またモノアイゲージのカッティングにより、縦方向へのロールが可能となっている。探知システムは機体に内装しているものの他、両肩に1基ずつ新たにカメラを搭載し、腰にも関節ブロックを前方に延長しカメラを収納している。
また、上述のようにMS-06Sのロケットエンジンを搭載したことで推力は130tにものぼっている。胸部にも緊急脱出用のロケットが増設されている他、母艦より発進する際にはオプションとしてバズノーズと呼ばれる増速用ブースターと予備のセパレートタンクを装着し、超高速を利用してミノフスキー粒子散布下の連邦軍施設や艦隊に強行偵察を行うことが可能であった。このように、E型はMS-06の機動性を最大限に引き出していると言えるが、コクピットに対して与える影響が大きいため、パイロットはヘビースーツを着用して搭乗する事が多かった。
基本的に武装は持たず、カメラガンを携行することがあった程度であるが、仕様上通常の武装を携行することは可能であり、その場合MS-06Sに匹敵する戦闘能力を持っていた。
カラーリングは本来通常のMS-06と同一であるが、大戦中期には濃灰色や濃紺の暗視塗装を施した物が多く存在した。また偵察小隊によってはチームのメインに在来の戦闘機パイロットが配置されたこともあったため、偵察行動に従事しながらも変わったマーキングを施された例が少なくなかった。戦後に確認された資料にもエース機並の塗装を施す物があり、パイロットの熟練度による独自のカスタマイズが内部で黙認されていたジオン軍を良く表している例であると言える。
また、上述のようにMS-06Sのロケットエンジンを搭載したことで推力は130tにものぼっている。胸部にも緊急脱出用のロケットが増設されている他、母艦より発進する際にはオプションとしてバズノーズと呼ばれる増速用ブースターと予備のセパレートタンクを装着し、超高速を利用してミノフスキー粒子散布下の連邦軍施設や艦隊に強行偵察を行うことが可能であった。このように、E型はMS-06の機動性を最大限に引き出していると言えるが、コクピットに対して与える影響が大きいため、パイロットはヘビースーツを着用して搭乗する事が多かった。
基本的に武装は持たず、カメラガンを携行することがあった程度であるが、仕様上通常の武装を携行することは可能であり、その場合MS-06Sに匹敵する戦闘能力を持っていた。
カラーリングは本来通常のMS-06と同一であるが、大戦中期には濃灰色や濃紺の暗視塗装を施した物が多く存在した。また偵察小隊によってはチームのメインに在来の戦闘機パイロットが配置されたこともあったため、偵察行動に従事しながらも変わったマーキングを施された例が少なくなかった。戦後に確認された資料にもエース機並の塗装を施す物があり、パイロットの熟練度による独自のカスタマイズが内部で黙認されていたジオン軍を良く表している例であると言える。
生産拠点
本機種はMS-06CもしくはMS-06Fから改修されたもので、ソロモンやア・バオア・クーで改造が行われている。
運用過程
本機は偵察部隊に配備され、大戦初期のジオン軍の一方的な勝利をもたらした大きな要因となった。しかし製造コストの問題から生産数は100機程度に留まっている。
一部は地球上でも使用され、軽装での活動をすることが多かった。地球連邦軍本部ジャブローの偵察にも運用された記録が残っている。
しかし、後期に入るとと連邦軍の戦力も整備され、撃墜される機も出るようになったため、大戦初期のように自由自在に偵察活動を行うことは困難となった。
一部は地球上でも使用され、軽装での活動をすることが多かった。地球連邦軍本部ジャブローの偵察にも運用された記録が残っている。
しかし、後期に入るとと連邦軍の戦力も整備され、撃墜される機も出るようになったため、大戦初期のように自由自在に偵察活動を行うことは困難となった。
バリエーション機
MS-06E-3
大戦中期に特殊任務用として機動性と探知システムの性能向上を目的にE型を改修して製作された高性能型。頭部カメラを3基1体式に換装し、背部ユニットを新造して折り畳み式複合探知システムを設けた強行戦略偵察機である。E型がカメラによる光学的な偵察しかできなかったのに対し、このE-3型はレーザーや超音波による探知も可能であり、加えてミノフスキー物理学を応用したシステムにより、広範囲を精密に偵察することを可能とした。
背部の探知システムにある6本の翼状のブームセンサーが、偵察目標にむかって動くことから"フリッパー"（水かき）の愛称で呼ばれた。このセンサーは通常時は後方に折りたたまれている。
所属は外洋艦隊の他、特殊偵察小隊として連邦施設に対する偵察行動に従事した。またE型と共に地上で運用されることもあった。戦局の推移から、実際に有効性の見出される状況自体が減少していたものの、ア･バオア･クー攻防戦では、レビル艦隊への強行偵察に投入されている。宇宙空間で運用される際は、多くの場合発進時に増速用ブースターと予備タンクを装着していた。
戦後に発表されたジオン軍の記録フィルム内の一部は、ジオン広報課付の特殊記録として同機が撮影した物である。
塗装はダークアンバーもしくはダークグレーの暗視迷彩が施されていた。
背部の探知システムにある6本の翼状のブームセンサーが、偵察目標にむかって動くことから"フリッパー"（水かき）の愛称で呼ばれた。このセンサーは通常時は後方に折りたたまれている。
所属は外洋艦隊の他、特殊偵察小隊として連邦施設に対する偵察行動に従事した。またE型と共に地上で運用されることもあった。戦局の推移から、実際に有効性の見出される状況自体が減少していたものの、ア･バオア･クー攻防戦では、レビル艦隊への強行偵察に投入されている。宇宙空間で運用される際は、多くの場合発進時に増速用ブースターと予備タンクを装着していた。
戦後に発表されたジオン軍の記録フィルム内の一部は、ジオン広報課付の特殊記録として同機が撮影した物である。
塗装はダークアンバーもしくはダークグレーの暗視迷彩が施されていた。
| 生産台数 | 16機 |
| 主な配備先 | 外洋艦隊、特殊偵察小隊等 |
参考文献
講談社ポケット百科シリーズ32 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション１ ザク編
講談社のポケットカード８ 機動戦士ガンダム モビルスーツコレクション
模型情報別冊 MSVハンドブック2
模型情報 1984年6月号
1/144 MS-06Eザク強行偵察型 解説書
1/144 MS-06E-3ザクフリッパー 解説書
講談社のポケットカード８ 機動戦士ガンダム モビルスーツコレクション
模型情報別冊 MSVハンドブック2
模型情報 1984年6月号
1/144 MS-06Eザク強行偵察型 解説書
1/144 MS-06E-3ザクフリッパー 解説書
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