ガンプラブームのピークに始まったシリーズ「MSV」の設定を「当時のまま」まとめたサイトです。後付け設定を一切考慮せず当時の設定からわかる情報のみを編集しています。

MS-R09 リック・ドム(RICK-DOM)

MS-R09リック・ドムは、ジオン公国軍が開発した量産型空間戦用モビルスーツである。

開発背景

 ジオン軍では、MS-06に続く第二期主力モビルスーツ開発計画を進めていたが、その本命とされていたMS-11の開発のスタートは遅れ、完成の目処は立っていなかった。そこで、当時陸戦用重モビルスーツとして配備されたMS-09の性能を高評価したジオンは、ジェネレーターと推進装置の換装によって宇宙戦用へ転化する事が望ましいと判断した。
 シェアを奪われる事を恐れたZIONIC社が対抗機としてMS-06R-2を提示したため、両機は競作となったが、総合性能で勝る本機が暫定的に採用され、MS-R09として量産される事になった。

機体の特徴

 本機はMS-09とほとんど変わらない外観を有しており、違いはメインエンジンを熱核ジェットとの併用型から熱核ロケットのみに換装している事と、各部バーニアを強化した程度である。もともとMS-11完成までの急場しのぎとみなされていたためであるが、その割に総合的に高い性能を示した事が、採用の決め手となった。耐弾性能と生産性においては、特にMS-06R-2を上回っていた。

武装

 本機の武装はMS-09と同様である。

運用過程

 本機はMS-06Fに代わる宇宙戦用の主力機として多くが投入されたが、すでにミリタリーバランスは連邦軍側に傾いていた頃であったため、戦局を有利たらしめるほどの戦果を挙げることはできなかった。

参考文献

講談社ポケット百科シリーズ33 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション2 ジオン軍MS・MA編
講談社のポケットカード8 機動戦士ガンダム モビルスーツコレクション
講談社のポケットカード9 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーションコレクション
模型情報別冊 MSVハンドブック1
1/144 MS-06R-2ジョニー・ライデン専用ザクII 解説書
バンダイメカニカルファイル12 1/100 MS-06R-2ジョニー・ライデン専用ザクII
※当サイトにおける記述は、全て1982〜84年頃に作られた設定を元に作られています。そのため、現在の公式設定とは異なる部分が多々あります。ご注意下さい。

初期設定

 ムック本「ガンダム・センチュリー」においては、本機の開発は宇宙攻撃軍司令ドズル・ザビの申請によるものであったとされている。

後付け設定

 本機の形式番号は、OVA「機動戦士ガンダム0080」によりMS-09RIIリック・ドムIIが登場した以降も、MS-R09と表記されていたが、「マスターグレード MS-09Rリック・ドム」以降、表記を他のジオン軍のMSに習い、MS-09Rに変更した(併せて、リック・ドムIIの形式番号もMS-09R-2とされた)。設定上は、ZIMMAD社の開発コードとして内部的に与えられていた番号がMS-R09であり、当初はその番号のまま採用されたが、後に形式番号の統一があり変更されたということになっている。

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