本スレ妄想６その２
『…今、何時だろう…』
大学付近にある、とあるマンション。
斑目がここに来てから何日が経っただろうか。
すでに時間の概念は消し飛んでいる。
思考は霞かかったかのように停滞している。反面、盛られた薬のせいか、燃えるように熱いからだが現在もこころを苛んでいた。
胡乱げに彼にのしかかった状態で激しく動いている物体を一瞥する。
散々嬲られ、穿たれ、精神も肉体も限界に近かった。
『ごめん、げんしけんのみんな…』
こんなときに浮かんだのはげんしけんの面々。
『…笹原、げんしけんとみんなを頼むよ』
いの一番に浮かんだのは、現会長の笹原。彼の平凡な、だが見るものを和ませる笑顔を思い返して、なつかしくもあり、悲しくもあった。
斑目の頬に涙が一筋流れ落ちる。
久方ぶりの感情の吐露の後、斑目の表情が消え、目から光が急速に失せつつあった。
…
ガシッ！
刹那。
「まだ壊れてもらっちゃ困るよ、斑目」
斑目の上で蠢いていた物体。
欲望に全身を染めて斑目を貪っていた男、原口。
斑目が壊れるか否かの瀬戸際でその顎をつかんだのだ。
「あっ…」
反動で一瞬、気を戻しつつ呻く斑目を粘着質の視線で堪能しながらつぶやく。
「お前が壊れたらげんしけんはどうなるのかな…ｸｸｸ」
壊れる寸前に見た今わの際とも言える夢。まるでそれを見たかのような物言い。
悪魔のような男はまだ続ける。
「特にこの俺に恥をかかせてくれた笹原。彼をどうしてやろうかなぁ。ふふ」
反射的にハｯとした顔で見返す斑目。そんな彼を見ながら楽しそうに笑う。
「お前の大切なげんしけんと笹原の為にも、少なくとも夏季休暇が終わるまでは頑張らないとな」
「うぐっ…！」
貪るようなキス。
嫌悪からか、絶望からか、斑目の瞳から流れ落ちたモノがすでにあった涙跡に上書きされる。
原口は美味そうに分厚い舌と唇でそれを舐めると、自身の欲望を吐き出す為、今日だけでも既に４回目である欲望の最終律動を始めた…
大学付近にある、とあるマンション。
斑目がここに来てから何日が経っただろうか。
すでに時間の概念は消し飛んでいる。
思考は霞かかったかのように停滞している。反面、盛られた薬のせいか、燃えるように熱いからだが現在もこころを苛んでいた。
胡乱げに彼にのしかかった状態で激しく動いている物体を一瞥する。
散々嬲られ、穿たれ、精神も肉体も限界に近かった。
『ごめん、げんしけんのみんな…』
こんなときに浮かんだのはげんしけんの面々。
『…笹原、げんしけんとみんなを頼むよ』
いの一番に浮かんだのは、現会長の笹原。彼の平凡な、だが見るものを和ませる笑顔を思い返して、なつかしくもあり、悲しくもあった。
斑目の頬に涙が一筋流れ落ちる。
久方ぶりの感情の吐露の後、斑目の表情が消え、目から光が急速に失せつつあった。
…
ガシッ！
刹那。
「まだ壊れてもらっちゃ困るよ、斑目」
斑目の上で蠢いていた物体。
欲望に全身を染めて斑目を貪っていた男、原口。
斑目が壊れるか否かの瀬戸際でその顎をつかんだのだ。
「あっ…」
反動で一瞬、気を戻しつつ呻く斑目を粘着質の視線で堪能しながらつぶやく。
「お前が壊れたらげんしけんはどうなるのかな…ｸｸｸ」
壊れる寸前に見た今わの際とも言える夢。まるでそれを見たかのような物言い。
悪魔のような男はまだ続ける。
「特にこの俺に恥をかかせてくれた笹原。彼をどうしてやろうかなぁ。ふふ」
反射的にハｯとした顔で見返す斑目。そんな彼を見ながら楽しそうに笑う。
「お前の大切なげんしけんと笹原の為にも、少なくとも夏季休暇が終わるまでは頑張らないとな」
「うぐっ…！」
貪るようなキス。
嫌悪からか、絶望からか、斑目の瞳から流れ落ちたモノがすでにあった涙跡に上書きされる。
原口は美味そうに分厚い舌と唇でそれを舐めると、自身の欲望を吐き出す為、今日だけでも既に４回目である欲望の最終律動を始めた…
2006年07月11日(火) 23:42:11 Modified by korewanetadesu