もっと斑目にひぃひぃいわせたかった
「斑目さん」
直接彼が俺の名前を呼ぶことなんて滅多にないので、すこし驚いた。
しかし同じサークル内なんだからそういうこともあるわけで、特に気にせずに答えた。
「なんだい？」
「斑目さんって、咲ちゃんのこと好きなんですか？」
いつものあの笑顔で、直球に聞かれた。
空気が凍り付く。
せめてもの救いは、この部屋には高坂くんと俺しかいないことだ。彼ならば、誰がいようともさらりと言ってしまだろうから。
「な、なにいってるんだよ、春日部さんは高坂君の彼女だろ？」
「だからきいてるんですよ。まあ、聞くまでもなく、気づいてますけど」
高坂くんの表情に変化はない。いつも通りの笑顔。だから、恐ろしい。
バックンバックンと心臓が脈打っている。
手がしびれて、読みかけの雑誌はとっくに床に落ちている。
脳に空気がいかなくて、世界がにじんでみえる。
「お…俺は…」
「誰が誰を好きであろうと、個人の気持ちは自由ですから、別にいいんですよ。ただ…」
「ただ…？」
「咲ちゃんの、そんな斑目さんをみてまんざらでもないって態度なのが気にくわなくて」
バン！と大きな音がして、ロッカーが開かれる。
ロッカーに詰まっているはずの１８禁の同人誌は一切がなくなっていた。
その代わりに、両手両足をきつく縛られた春日部さんが、いた。
「な！」
あまりの異常な光景に、先ほど異常に心臓が高鳴ると同時に背骨に鉄棒を差し込んだような衝撃にかられる。
春日部さんは気をうしなっているようで、ロッカーの内壁にぐったりと寄りかかっていた。
「咲ちゃん、待たせちゃってごめんね。ほら、起きて」
ビシッという空気を切り裂く音は、高坂君の平手。
みるみるうちに春日部さんのほおが赤くなり、そのショックで意識が戻ったようだった。
「！！！！！」
さるぐつわを噛まされた口から漏れる声はくぐもっていて、何を言っているのか聞き取れない。
しかし、恐怖がうつるその瞳をみれば、助けてと訴えているのが分かった。
「やめろ！！」
普段の優柔不断や事なかれ主義などどこかへふっとんだ。
ただ、ガムシャラに高坂くんにつかみかかる。
「はは、斑目さんってわかりやすいですね」
高坂くんは笑いながら、俺の振りかぶった腕をつかむと、優雅な動作で肩関節をはずした。
「う、ぎゃあ……………」
途中で悲鳴がとまったのは、高坂くんが素早く俺の口にハンカチをつっこみ、どこからかとりだしたのか、ボールギャグを噛ませたから。
「斑目さん、暴れないでくださいよ。これからたっぷりかまってあげますから」
ゾクリとする声が、耳元から滑ついた舌の感覚とともに押し込まれた。
「っっっ！？」
自由な方の腕で高坂くんを引きはがそうとするが、外れた肩の痛みでロクに動く事ができない。
「斑目さんに咲ちゃんを諦めてもらうには、咲ちゃんに斑目さんを嫌いになってもらうには、どうしたらいいかを
考えたんです。面白い趣向でしょう？」
あははと、軽やかに笑う声は、いつもの高坂くんと全く変わらない。なんのためらいもなしに、この行為をおこなっている。
しかし、恐怖は更に続くのだった。
「咲ちゃん、ちゃんと見ててね。少しでも目をそらすと、また………だよ？」
「！！」
春日部さんの身体が震える。涙をぽろぽろと流しながら、高坂くんと、彼にとらえられた俺をみている。
「それじゃ、はじめましょうか」
ベルトをはずされ、チャックを開けたかと思うと、下着ごとズボンを膝までおろされた。
春日部さんの目の前で、下半身を晒す自分。声をだすが、ギャグにジャマをされてロクな声がでない。
「へー、意外と大きいんですね、斑目さん」
後ろから抱きしめている高坂くんは、そう言いながら俺自身をつかみ、乱暴にしごきたてる。
快楽よりも痛みがまさり、うめき声をあげるが、高坂くんはおかまいなしにしごき続ける。
「あはは、咲ちゃんが見てる前で恥ずかしいですね、先輩。男にしごかれて堅くなってますよ？」
くすくすと、心底楽しそうに行為を続ける高坂くん。
先走りの液が潤滑油となり、いまやくちゅくちゅという淫猥な音を立てる俺自身。
緩急の効いた彼の手の動きが、刺激を与え、下半身に熱が集まって行く。
もう、我慢できない………
びゅるるるっ！びゅっ…びゅっ…びゅっ……
「あー、でちゃいましたね。咲ちゃんにひっかけちゃって、先輩鬼畜ですか？あはははは」
そう言いながら、憑かれたように俺たちを見つめ続ける春日部さんにかかった精液を、手のひらでのばす。
「ほーら、斑目さんの精液。くさいねー。僕のならごくごく飲んでくれるけれど、コレは嫌だよねえ」
かくかく、と機械のように首を動かす春日部さん。その反応に、高坂君は満足したようにうなずく。
恥ずかしくて、情けなくて、悔しくて…様々な感情が渦をまいて、無意識に涙を流していた。
「あれれ、もう泣いちゃいました？こんなんでないてちゃ、後がもちませんよ」
そう言うと、精液でどろどろになった手を、俺の菊座にあてがい、人差し指の第１関節までを埋没させる。
「んんんん！！！！！」
痛みに、声を上げる。と、高坂君は俺のボールギャグをはずしにかかった。
「斑目さん、大きな声だしてもかまいませんけれど、誰かが来ても知りませんからね？」
精液まみれで縛られている春日部さん。下半身を露出させている自分。
そんな姿、だれにもみせられたものではない。
「わ………かった………」
肩の痛みにこらえ、かすれた声でそう答えるのが精一杯だった。
「ものわかりがいい人で助かりますよ。咲ちゃんなんて、なかなか分かってもらえないもんだから一晩中かわいがってあげちゃいましたけれどね」
そういいながら、菊座の指をくにゅくにゅと動かす。
嫌悪感におそわれ声が出そうになるが、必死にこらえる。
「いい顔してますよ、斑目さん」
そう言って、指を引き抜く。
「んぐぅ！！」
「もっと力抜かないと、入りませんよ？僕の…」
そういって、高坂くん自身をとりだし、ぴたりとアナルにあてがった。
「…ひっ！」
「咲ちゃんが大好きなものがね！」
高坂君の腰が一気に突かれる。俺は逃げようともがくが、彼の手ががっちりと腰を押さえ、それを許さない。
俺の精液でほぐされていたため、裂けることは無かったが、すさましい痛みが臀部を押そう。
「一気に奥までいれちゃいました…どうです？大好きな咲ちゃんとおそろいですよ？」
「…やっ…」
先ほど果てた俺自身が、前立腺を刺激されたことにより、意志とは無関係に立ち上がる。そこに白魚のような指を添え、
しごきはじめる高坂くん。
「咲ちゃんも見てよ、こんな斑目さん。大嫌いだよねえ？」
ずずずず…………ずぶ！！
「ぁ…あああ！」
「大きな声だしちゃって、誰か来てもしりませんよ？あはははは」
快感に、苦痛にさいなまれ、声を我慢することももままならない俺を愉快そうに見つめる高坂くん。
しかしその瞳はなによりも冷たい。
ずっずっずっずっずっず
小さなストロークで連続して、突いてくる。高坂くんの先走りで抽出が楽になってきたのか、どんどん激しくなる突き。
「あぁ、はぁあああ、や、やめ、ぬい……て、あああああ！！」
俺自身から再び、白濁が放出される。春日部さんにふりかかるが、すでに彼女の瞳にはなにも映っていない。
「斑目さん、いっちゃいました？一緒にいきたかったのになあ、ははっ。まあいいや、僕もイきますね？」
ズブリ！と奥の奥まで突き刺すと、腰を打ち振るわせながら射精する高坂君。
あふれた白濁が穴から漏れ、俺の太ももをつたってゆく。
「あ、あ、あああああ…」
下半身が自分以外の熱に犯されてゆくのを感じながら、気がとおくなっていった。
が。
ずぷん！
「ひぅっ」
「斑目さん、まだ眠っちゃだめですよ？もっともっと、身体にわからせてあげますからね」
堅さを失わない高坂くんの魔槍が、再び腸を乱暴に突き立てはじめた。
「や、やぁ、も、もうう、あっあっ…、あ、あああん…」
甘い声が漏れるのを我慢できない。すでに痛みは感じなくなっている。甘すぎる快楽がもたらされる。
よだれと涙を垂れ流して、ひどい顔をして、快楽におぼれて行く。
「はっはっはっ………斑目さん、わかりました？僕の物に手をだしたら、だめですからね？」
何度も何度も俺のなかで果てながら、高坂くんは、いつも通りの声で、笑顔でそう言った。
その声はいつまでも耳に響きつづけ、その意味は、俺の身体に注がれ、深く刻まれていった………。
直接彼が俺の名前を呼ぶことなんて滅多にないので、すこし驚いた。
しかし同じサークル内なんだからそういうこともあるわけで、特に気にせずに答えた。
「なんだい？」
「斑目さんって、咲ちゃんのこと好きなんですか？」
いつものあの笑顔で、直球に聞かれた。
空気が凍り付く。
せめてもの救いは、この部屋には高坂くんと俺しかいないことだ。彼ならば、誰がいようともさらりと言ってしまだろうから。
「な、なにいってるんだよ、春日部さんは高坂君の彼女だろ？」
「だからきいてるんですよ。まあ、聞くまでもなく、気づいてますけど」
高坂くんの表情に変化はない。いつも通りの笑顔。だから、恐ろしい。
バックンバックンと心臓が脈打っている。
手がしびれて、読みかけの雑誌はとっくに床に落ちている。
脳に空気がいかなくて、世界がにじんでみえる。
「お…俺は…」
「誰が誰を好きであろうと、個人の気持ちは自由ですから、別にいいんですよ。ただ…」
「ただ…？」
「咲ちゃんの、そんな斑目さんをみてまんざらでもないって態度なのが気にくわなくて」
バン！と大きな音がして、ロッカーが開かれる。
ロッカーに詰まっているはずの１８禁の同人誌は一切がなくなっていた。
その代わりに、両手両足をきつく縛られた春日部さんが、いた。
「な！」
あまりの異常な光景に、先ほど異常に心臓が高鳴ると同時に背骨に鉄棒を差し込んだような衝撃にかられる。
春日部さんは気をうしなっているようで、ロッカーの内壁にぐったりと寄りかかっていた。
「咲ちゃん、待たせちゃってごめんね。ほら、起きて」
ビシッという空気を切り裂く音は、高坂君の平手。
みるみるうちに春日部さんのほおが赤くなり、そのショックで意識が戻ったようだった。
「！！！！！」
さるぐつわを噛まされた口から漏れる声はくぐもっていて、何を言っているのか聞き取れない。
しかし、恐怖がうつるその瞳をみれば、助けてと訴えているのが分かった。
「やめろ！！」
普段の優柔不断や事なかれ主義などどこかへふっとんだ。
ただ、ガムシャラに高坂くんにつかみかかる。
「はは、斑目さんってわかりやすいですね」
高坂くんは笑いながら、俺の振りかぶった腕をつかむと、優雅な動作で肩関節をはずした。
「う、ぎゃあ……………」
途中で悲鳴がとまったのは、高坂くんが素早く俺の口にハンカチをつっこみ、どこからかとりだしたのか、ボールギャグを噛ませたから。
「斑目さん、暴れないでくださいよ。これからたっぷりかまってあげますから」
ゾクリとする声が、耳元から滑ついた舌の感覚とともに押し込まれた。
「っっっ！？」
自由な方の腕で高坂くんを引きはがそうとするが、外れた肩の痛みでロクに動く事ができない。
「斑目さんに咲ちゃんを諦めてもらうには、咲ちゃんに斑目さんを嫌いになってもらうには、どうしたらいいかを
考えたんです。面白い趣向でしょう？」
あははと、軽やかに笑う声は、いつもの高坂くんと全く変わらない。なんのためらいもなしに、この行為をおこなっている。
しかし、恐怖は更に続くのだった。
「咲ちゃん、ちゃんと見ててね。少しでも目をそらすと、また………だよ？」
「！！」
春日部さんの身体が震える。涙をぽろぽろと流しながら、高坂くんと、彼にとらえられた俺をみている。
「それじゃ、はじめましょうか」
ベルトをはずされ、チャックを開けたかと思うと、下着ごとズボンを膝までおろされた。
春日部さんの目の前で、下半身を晒す自分。声をだすが、ギャグにジャマをされてロクな声がでない。
「へー、意外と大きいんですね、斑目さん」
後ろから抱きしめている高坂くんは、そう言いながら俺自身をつかみ、乱暴にしごきたてる。
快楽よりも痛みがまさり、うめき声をあげるが、高坂くんはおかまいなしにしごき続ける。
「あはは、咲ちゃんが見てる前で恥ずかしいですね、先輩。男にしごかれて堅くなってますよ？」
くすくすと、心底楽しそうに行為を続ける高坂くん。
先走りの液が潤滑油となり、いまやくちゅくちゅという淫猥な音を立てる俺自身。
緩急の効いた彼の手の動きが、刺激を与え、下半身に熱が集まって行く。
もう、我慢できない………
びゅるるるっ！びゅっ…びゅっ…びゅっ……
「あー、でちゃいましたね。咲ちゃんにひっかけちゃって、先輩鬼畜ですか？あはははは」
そう言いながら、憑かれたように俺たちを見つめ続ける春日部さんにかかった精液を、手のひらでのばす。
「ほーら、斑目さんの精液。くさいねー。僕のならごくごく飲んでくれるけれど、コレは嫌だよねえ」
かくかく、と機械のように首を動かす春日部さん。その反応に、高坂君は満足したようにうなずく。
恥ずかしくて、情けなくて、悔しくて…様々な感情が渦をまいて、無意識に涙を流していた。
「あれれ、もう泣いちゃいました？こんなんでないてちゃ、後がもちませんよ」
そう言うと、精液でどろどろになった手を、俺の菊座にあてがい、人差し指の第１関節までを埋没させる。
「んんんん！！！！！」
痛みに、声を上げる。と、高坂君は俺のボールギャグをはずしにかかった。
「斑目さん、大きな声だしてもかまいませんけれど、誰かが来ても知りませんからね？」
精液まみれで縛られている春日部さん。下半身を露出させている自分。
そんな姿、だれにもみせられたものではない。
「わ………かった………」
肩の痛みにこらえ、かすれた声でそう答えるのが精一杯だった。
「ものわかりがいい人で助かりますよ。咲ちゃんなんて、なかなか分かってもらえないもんだから一晩中かわいがってあげちゃいましたけれどね」
そういいながら、菊座の指をくにゅくにゅと動かす。
嫌悪感におそわれ声が出そうになるが、必死にこらえる。
「いい顔してますよ、斑目さん」
そう言って、指を引き抜く。
「んぐぅ！！」
「もっと力抜かないと、入りませんよ？僕の…」
そういって、高坂くん自身をとりだし、ぴたりとアナルにあてがった。
「…ひっ！」
「咲ちゃんが大好きなものがね！」
高坂君の腰が一気に突かれる。俺は逃げようともがくが、彼の手ががっちりと腰を押さえ、それを許さない。
俺の精液でほぐされていたため、裂けることは無かったが、すさましい痛みが臀部を押そう。
「一気に奥までいれちゃいました…どうです？大好きな咲ちゃんとおそろいですよ？」
「…やっ…」
先ほど果てた俺自身が、前立腺を刺激されたことにより、意志とは無関係に立ち上がる。そこに白魚のような指を添え、
しごきはじめる高坂くん。
「咲ちゃんも見てよ、こんな斑目さん。大嫌いだよねえ？」
ずずずず…………ずぶ！！
「ぁ…あああ！」
「大きな声だしちゃって、誰か来てもしりませんよ？あはははは」
快感に、苦痛にさいなまれ、声を我慢することももままならない俺を愉快そうに見つめる高坂くん。
しかしその瞳はなによりも冷たい。
ずっずっずっずっずっず
小さなストロークで連続して、突いてくる。高坂くんの先走りで抽出が楽になってきたのか、どんどん激しくなる突き。
「あぁ、はぁあああ、や、やめ、ぬい……て、あああああ！！」
俺自身から再び、白濁が放出される。春日部さんにふりかかるが、すでに彼女の瞳にはなにも映っていない。
「斑目さん、いっちゃいました？一緒にいきたかったのになあ、ははっ。まあいいや、僕もイきますね？」
ズブリ！と奥の奥まで突き刺すと、腰を打ち振るわせながら射精する高坂君。
あふれた白濁が穴から漏れ、俺の太ももをつたってゆく。
「あ、あ、あああああ…」
下半身が自分以外の熱に犯されてゆくのを感じながら、気がとおくなっていった。
が。
ずぷん！
「ひぅっ」
「斑目さん、まだ眠っちゃだめですよ？もっともっと、身体にわからせてあげますからね」
堅さを失わない高坂くんの魔槍が、再び腸を乱暴に突き立てはじめた。
「や、やぁ、も、もうう、あっあっ…、あ、あああん…」
甘い声が漏れるのを我慢できない。すでに痛みは感じなくなっている。甘すぎる快楽がもたらされる。
よだれと涙を垂れ流して、ひどい顔をして、快楽におぼれて行く。
「はっはっはっ………斑目さん、わかりました？僕の物に手をだしたら、だめですからね？」
何度も何度も俺のなかで果てながら、高坂くんは、いつも通りの声で、笑顔でそう言った。
その声はいつまでも耳に響きつづけ、その意味は、俺の身体に注がれ、深く刻まれていった………。
2006年07月12日(水) 00:49:14 Modified by korewanetadesu