続・羽衣狐×ゆら

続・羽衣狐×ゆらの続き

62 :名無しさん@ピンキー :sage :2011/12/08(木) 04:37:04.07 ID:NTvaC+3H
>>22-23の狐ゆらの続き投下。ゆら視点。エセ関西弁。
レズ、尻尾姦?、ふたなり注意。苦手な方はNGよろ。


「ん…ぅ」

目が覚めると、辺りは薄暗くて何処だか分からなかった。
ようやく目が慣れ、辺りを見回してみると見知らぬ部屋の大きなベッドに寝転がっていた。
頭に霞みがかったようで、体がひどく怠い。
上体を起こそうと動くと、ズキリと内側から僅かに痛みが走った。

「っあ…」

その痛みにようやく、ゆらは羽衣狐にされた事を思い出した。

(うち、竜二兄ちゃんを助けてやる言われて…あいつに…)

恐ろしい記憶が甦り、震え出した体を自分の腕で抱きしめようとする。
だが、金属が擦れ合う音がしてグッと右腕が引っ張られた。

「な、なんや…これ…」

薄暗い部屋の中で鈍い光を放つ、それ。
牢獄の囚人が嵌められるような枷が右手に嵌められ、ベッドの脚に余程の事がない限り取れないように括り付けてあった。

『妾を楽しませよ』
『遠慮はいらぬ、もっと声を出せ』
『助けてやろう、そなたの愛しき者を』

耳元で囁かれた身の毛もよだつ声を思い出し、体から力が抜けそうになる。

「あ、あ…竜二にい…おにいちゃん、どこっ!?なぁ、どこにおるん、返事してっ!」

(今すぐ、今すぐここから逃げんと…!)

パニックに陥る頭で、邪魔な枷を外そうと全身の力を振り絞って腕を振る。
鎖がジャラジャラと絡まり、床に叩き付けられて耳障りな音が部屋中に響く。
だが傷付くのは自分の手首だけで、とてもではないが外れそうにはなかった。

「いや…やだぁっ!」

(もうあんな事されとうない!ゆるして、たすけて!)

もう一度、と擦れて血の滲み始めた腕を振り上げた瞬間、冷たい手に動きを封じ込められた。

「馬鹿な真似はよせ」

その冷たく透き通る声が、とてつもなく恐くて、顔が上げられない。全身から汗が吹き出す。

「そんなことをしても無駄じゃ」
「っ、いやあああっ!!」

パニックを起こし、その手を振り払おうと暴れると、顎を掴まれ無理矢理唇を塞がれた。
腕も足も狐の体に覆いかぶさられ、抵抗も適わない。
触れる体温に体を弄ばれた時のことを思い出し、体が震え、息が詰まった。
ゆっくりと柔らかな唇が離れると、狐がこちらを見つめて笑っていた。
自分の情けない泣き顔がその瞳の中に映っている。

63 :名無しさん@ピンキー :sage :2011/12/08(木) 04:38:09.73 ID:NTvaC+3H

「落ち着くのじゃ」

優しくて冷たい…形容しがたいその声に力が抜け、そのくせ震えは止まらなくなった。
狐が体をずらして組み敷くのを止め、枷が嵌められ血の滲んだ手首を撫でてきた。

「っう!」
「馬鹿な娘じゃ。こんな事をしても外れるわけがなかろう」

嘲笑う狐の声がどんどん近づいてくる。
目をきつく閉じて顔を反らしていると、首筋に柔らかいものが触れた。

「フフ、痕がまだ残ってるおるな」

狐の唇が首筋から胸へ、赤く残された痕をなぞっていく。
垣間みた狐の顔には背筋が凍えるくらいの綺麗な笑みが浮かんでいた。

「ひっ、いや…触るな、妖怪っ!」
「妾に触れられるのが不満かえ?ならば抵抗を続けるがよい。だが…そうなるとあの男の命は保障しかねるのう」

その言葉に、ドクン、と痛いほどに心臓が跳ねた。
自分を庇って狐に刺され、地に倒れ込んだ兄の姿を思い出す。
命に関わる酷い怪我をしていたが、狐の口ぶりをみる限り兄はまだ生きているのだろう。
だがきっと…自分の態度ひとつで容赦なく殺されてしまう。

「っ、いやや…」

兄の命を奪われる恐怖に、奥歯が震えて音を立てた。狐はその反応を見て、楽しげに笑った。

「では、どうする。あれも嫌これも嫌…そなたはどうしたいのじゃ?」

選べる道なんて、一つしか無かった。

「……わかった」
「何がじゃ?」

何が、わかったのじゃ?それだけでは分からぬのうと狐が笑う。

「もう…逆らったりせえへん。逃げ出したりせん。アンタの言うことなんでも聞く!せやから…っ!」

――お兄ちゃんを、助けて。

そう言って、俯いた。無力感でいっぱいで、目頭が熱くなったと思えばすぐに視界が揺らいで涙が落ちた。
それがシーツに音を立てて染みを作って、更に惨めな気分になった。

「ほう、それほど妾のそばにおりたいか。可愛いやつじゃ。だがその程度の"告白"ではときめかぬのう」
「え…?」

顎に手を添えられて顔を上げさせられる。狐の顔が吐息が掛かる程近くにあった。

「これからのそなたと妾はどんな関係じゃ?陰陽師と妖、光と闇、憎み合う存在…違うじゃろう?」

そなたは、妾のなんじゃ?さあ、答えろ。と促され、必死で狐の望む言葉を考え、選び取る。
屈辱に涙が溢れる。声が震え、掠れて消えそうな声しか出せなかった。

「うちを…貴女の…羽衣狐様の、あ、愛人、に…してください…」

その答えに狐が笑った。心の底から、愉しそうに。
よい子じゃ、よい子じゃ、と頭を撫でられる。
胸が張り裂けそうな程、悲しい気持ちでいっぱいだった。

64 :名無しさん@ピンキー :sage :2011/12/08(木) 04:39:21.25 ID:NTvaC+3H


「うあぁっ…ふぁ、ひゃあんっ!」

シャワーの流水音に紛れて、自分のいやらしい声が浴室に響き渡る。

「いや、や、こんなとこでっ…んあっ」
「そなたはそんな事を言える立場ではない」

後ろから腰を抱えられ、狐の尻尾を押し付けられる。
水に濡れて体積を減らしているとは言え、かなりの太さを持つそれを見て、体が強張った。

「力を抜くがよい。まあ、どうあっても痛むじゃろうがな」
「ひっ、や、いやだ、そんなん入らな…」

敏感な入り口に太い尻尾が押し付けられ、立ちながら後ろから突き入れられた。

「っ、いぎゃああっ!!痛いぃッ!」

執拗な愛撫で濡れていたとはいえ、狭い膣内に太い尻尾を押し込まれ、強烈な痛みが走った。
処女膜が破れたせいなのか、膣壁が傷ついたせいなのか、結合部から深紅の血が流れる。

「フフ、綺麗な紅じゃのう」

狭い膣の中で、異物が動いているのが分かる。
泣き叫ぼうと身をよじろうと引いてくれない痛みと、不明瞭なよく分からない感覚に必死で耐える。
自分が自分で無くなるようなわけの分からない感覚が恐ろしかった。

狐の"愛人"になると宣言してすぐ、浴室に連れ込まれた。
体を洗ってやると言われ、自分で出来ると言って立ち上がろうとしたが力が入らず、立てなかった。
驚いて座り込んだまま固まっていると、隣に立つ狐に笑いながらよしよし、と抱きしめられた。
そして唇を重ねられ、舌を吸われ、胸や秘所を散々指で弄り回され…気がついたら壁に体を押し付けられていた。

「妾の尻尾で処女をなくした気分はどうじゃ?気持ちよいか?」
「っあ、ああ、痛いっ、きもち、わる…いっ!」
「それだけかのう?妾の妖気を流しこんでおるゆえ…じきに解れてくるはずじゃ」
「えっ?!ひっ、ああああッ!」

ぎりぎりまで引かれ、もう一度深く突き入れられた。
圧迫感に意識が飛びそうになると同時に、体内に流れ込む"気"の流れを感じた。

「うあ…あっ…」

強烈な濃い妖気に当てられ、体中がビリビリと痺れる。

(こんな…こんな妖気ずっと浴びてたら…うち、人でなくなってまう…!)

狐の尻尾を操る動きが速くなって、体中を撫で回された。
胸の頂きを摘まれ、秘所の肉粒を擦りあげられ、頭の中が真っ白になる。
宙に浮いたように安定感が無くなる。怖くて痛いのに、どこか気持ち良いと感じ始めている。

「ああっ、いやや、やだああぁっ!」

膣がきゅう、と締まり、頭の中で何かがはじけたような感覚を覚えたと同時に、体から力が抜けて意識が暗転した。

65 :名無しさん@ピンキー :sage :2011/12/08(木) 04:41:09.29 ID:NTvaC+3H


あやふやな暗い世界。
まるで胎児になったように、温かいものに包まれているような感覚。
時折、温かいものが肩や背に掛けられて気持ちがいい。ちゃぷちゃぷと水音が響いている。

(水音…?)
ゆっくりと瞼を開くと、眩しい光が飛び込んできて思わず眉根を寄せた。
見下ろせば、肩より少し下までお湯に包まれている。

(ここは…お風呂の中?)
思わず立ち上がろうとしたが、酷く下半身が疼いて体に力が入らない。

よく見れば、自分の体の下に体があり、その腕が背中に回されていて―――

「おや、起きたのか」

頭の上から響いた声に見上げると、狐がいた。美しい笑みを浮かべて、見下ろしている。
どうやら体を預けて眠ってしまっていたらしい。湯船につかった状態で。

「っ、なんで…」
「まだまだ夜は長いぞ、娘。妾もまだ満足しておらぬ」

ふいに、疼いていた部分が刺激された。
喘ぎ声が響いて思わず口を手で押さえると、狐はその手をほどいて頭を下に向けさせた。

「見るがいい。妾達が"コレ"で繋がっているのがよく見えるじゃろう?」
「ひっ!?」

赤黒くて、大きくて、太い…男性器。
意識を失う前にはなかった筈のそれが自分の秘所に食い込んでいた。
女である狐になぜこんなものが…見た事も触れたことも無かったそれを見せつけられ、言葉を失う。

「尻尾では妾が快楽を得られぬ。そなたが気絶しておる間に鏖地蔵に術で作らせたのじゃ」
「なっ…!そんなアホなっ!ありえへん、こんな…っ」
「さぁ、これで先程よりも楽しめるはずじゃ。次は気絶するでないぞ」

そう耳元で囁くのと同時に突き上げて来る。
唇を強く噛んで声が響くのを防ごうとすると、耳朶を舐められて力が抜けた。

「っ、んんっ!」
「なぜ声を隠す?そなたの声はなかなかに心地良いぞ?」

――もっと、啼いてみせよ。

66 :名無しさん@ピンキー :sage :2011/12/08(木) 04:42:27.55 ID:NTvaC+3H

腰に回されていた狐の手に尻を掴まれる。
後ろを振り向く間も無く、強く突き上げられ、肉棒が奥に入り込んできた。
そのまま狐は尻を左右に揺らしたり、奥に擦り付けるように回した。
頭の中がまた白くなりそうになる。口を押さえようとする手は狐の首に回させられた。

「や、あかんっ…それ、いややあぁっ…!」
「嫌、ではなく気持ち良い、のじゃろう?」

必死に狐にしがみついて、首を横に振る。認めたくない。
こんな残酷な相手に、妖怪相手に感じているなんて認めたくない。

「まったく、強情な娘じゃ」

狐が笑い、胸回りまで湯に浸かっていた体が、腰あたりまで引き上げられた。
両脇に足を捕らえられ、赤ん坊を抱きかかえるように体を抱え込まれる。
より深く肉棒が入り込み、それがコツコツと奥に当たる感覚に堪らず背を反らす。
そのまま、狐の動きが止まった。

「いやぁ、そんな、奥までっ……」
「フフ、可愛いらしい」

クチュッと粘液が空気を含んだ音が響いた。

「娘、自分の目で見るがいい」

抗う気力もなく、言われるままに目線を下にやると結合部分を見せつけられた。
自身の秘所が狐の肉棒を先程よりも奥深くにまでくわえ込んでいるのが分かる。
秘所からは溢れ出す粘液と狐の肉棒から滲む汁が混ざり合いながら絶える事なく湯船に溶けだしていた。

「あ…嘘っ、うち、こんなにいっぱい……」
「とめどなく汁が溢れてくるぞ。小娘のくせにこんなに感じて…淫乱じゃな」
「ちが、ちがう…っ!」

即座に否定したが、狐が軽く揺すると、更に奥から粘液が吐き出された。

「フフ、今度は妾の精液でいっぱいにしてやろうな」

その言葉に、現実へ引き戻される。呂律の回らない舌を、必死に駆使して懇願した。

「いやぁ…中に出さんで!精液欲しゅうない!抜いて、抜いてっ!」
「ならぬ」

冷ややかに懇願を叩き落とされると同時に、狐が動いた。

「ひゃあぁっ!」

ズズっと中を擦り上げられる音がしたかと思うと、力を込めて突き入れられる。
中だけでなく、更に深い快楽を得ようとするように秘所と秘所を激しく擦り付けられた。
狐は私の背を浴槽に押し付け、足を掴むと肩に掛けて私の中へ深く侵入した。
もみくちゃにされて、何が何だかもう分からない。狐の動きが今まで以上に早くなる。
切羽詰まった自分の声と、肌と肌がぶつかり合う音、お湯が打ち付けられる音が重なり合う。
そして、渾身の力を込めたような一突きを、狐が最奥に打ち込んだ。
その衝撃に頭の中で何かが白く発光すると同時に、肉棒が膣内で激しく脈打ち、熱い液体を迸らせた。

「うあっ…あああああーっ!!」

頬に手が添えられ、あられもなく高い声を上げた唇を啄むように何度も口付けられる。
美しい顔で笑う狐に見つめられながら、また、意識が闇に沈んだ。


(終)
2012年03月25日(日) 01:15:29 Modified by ID:vqJ/huhBhQ




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