7.6さゆみん 314-317


「いいな、リンリンはおっぱい大きくて。形もきれいで」


リンリンに刺激を与えるための、そして半ばは本気の嫉妬を含んだ言葉を口にして。
大きく盛り上がったそこに指を這わせる。

「ハ・・・・・・ンッ・・・・・・」
ブラジャー越しに軽く触っただけだというのに、リンリンの体は大きく反応する。
さゆみにいいようにされても何も抵抗できないという状況。
それが、感度を想像以上に高めているらしい。
「しない」というのと「できない」というのは、全然違うから。

「ちょっと触っただけなのに。・・・これ以上やったらリンリン壊れちゃうかな」
「ア・・・・・・」
手を離し、心配そうな声を出すと、リンリンが物言いたげな表情をする。

「何?どうしたの?やっぱりこういうのやめてほしい?やめる?」
「ァ・・・ィェ・・・」
「・・・でも、さゆみはもっともっと、虐めたいな。リンリンがほんとに壊れちゃうくらい」
「・・・・・・ッ」
「いい?」
「・・・・・・ハイ」
「壊れちゃっても、いい?」
「壊して・・・・・・クダサイ・・・・・・」
「壊してほしいの?ふふ、ほんとヘンタイだね、リンリンって」
「ヤ・・・・・・」
頬を上気させて視線をそらせるリンリンがどうしようもなく可愛くて。
思わずその頬に優しくキスをしたくなったけど。

でも、今日はそういうことしてあげない。
だって・・・壊してほしいんでしょ?

腰を浮かせると、リンリンの二の腕辺りを掴んでぐいっと持ち上げる。
横倒しになったリンリンに覆いかぶさるようにしながら、背中にそっと手を伸ばした。
わざと背筋を撫で上げるようにしてリンリンの反応を楽しみながら、ホックをパチンとはずす。
そして仰向けに押し戻すと、荒っぽくブラジャーを引き上げた。

「いや・・・アッッ・・・ンッッ・・・!」
恥ずかしがるヒマも与えず、露わになった胸を乱暴に掴むと。
びっくりするくらいの反応が返ってきて。
それがますますさゆみの頭の芯を痺れさせる。

「痛いの?気持ちいいの?それとも、痛いのが気持ちいいの?」
自由になるはずもない両手を、リンリンが必死に藻掻かせると。
その手を繋いでいる黒革が、微かにギシギシと軋んで。
それがますますさゆみの理性を奪っていく。

本能の赴くまま、再び腰を浮かせて。
Tシャツ同様色気のない、リンリンのスウェットパンツに手をかける。
そして今度はわざとゆっくりと引き下げていく。

「アァッ・・・!・・・イヤ・・・恥ずかシイ・・・・・・道重さん・・・恥ずかしいデス・・・」
「こんなに明るいもんね。全部見られちゃうよね。恥ずかしいとこまで、全部」
「ハ・・・・・・ァ・・・・・・イヤ・・・・・・そんな・・・・・・」

明々と点されたままの照明の下、どんどん衣服を脱がされていく自分。
露わになった部分を隠したくても、縛られていてどうしようもない自分。

それが、耐え切れないほど恥ずかしくて。
でも、何故か痺れるくらいに気持ちいい。

リンリンの声と表情は、言葉とは裏腹にはっきりとそう言っていた。


「いやなの?おかしいな。じゃあどうしてこんなになっちゃってるの?」
膝まで下げたスウェットから手を離し、露わになったリンリンの下着に指の腹を当てると。
「・・・・・・ァッッ!!」
突然敏感な部分に触れられたリンリンは、声にならない声でビクリと痙攣した。

「ほら、ビショビショだよ。こんなに」
「やだ・・・イヤ・・・・・・」
「恥ずかしいカッコ見られて、興奮しちゃってるんだ」
「チガ・・・・・・違いマス・・・・・・」
「縛られて、無理やり脱がされて。それが感じちゃうんだ。ヘンタイのリンリンは」
「イヤ・・・・・・ァ・・・・・・んッ・・・・・・」
言葉だけで、リンリンの体がさらに熱を帯びるのが分かる。

可愛い。
たまらなく可愛い。
本当に壊してしまいたいくらいに。

膝で止まっていたスウェットパンツを一気に引き下ろして、足から抜き取る。

恥ずかしさに耐えているのか。気持ちよさに耐えているのか。それともその両方なのか。
何かに耐えるように、ギュッと力が入って丸まったリンリンの足先が愛らしくて。
さゆみはその指先をそっと口に含んだ。

「ァンッ・・・・・・?」
驚いたような声を出すリンリンに構わず、舌を動かすと。
くすぐったそうな、気持ちよさそうな息を漏らす。

そんないやらしい声出してる子は、お仕置きだよ。

「ィアッ・・・・・・!」
傷つけない程度にはやさしく、でも痛みを与えるくらいには強く。
口に含んだ指に歯を立てると、リンリンの体がビクンと跳ねた。

「今、勝手に気持ちよくなってたでしょ?」
「ア・・・イエ・・・だって・・・・・・」
体を離し、冷たく見下ろしながらそう言うと、リンリンは可笑しいくらいに動揺した。

「だって何?」
「ガマン・・・できなくテ・・・・・・」
「だめ。今度あんないやらしい声出したら、もっと酷いことするから」
「そんな・・・」
「分かったの?」
「ハイ、ガマン・・・しマス」

潤んだ目で必死に頷くリンリンがちょっと可哀想で。
でもゾクリとするほど艶かしくて、愛しくて。


リンリンをずっと捕まえておきたい。


そう、改めて思った。

こんな小さな手錠だけじゃなく、もっと雁字搦めにして。
カラダだけではなく、ココロまで身動きできないくらいに。

キツく。
絶対に逃げられないように・・・厳重に。

さゆみだけのものにしたいから。


完全に理性を失いかけた頭の中、そんな自分の声が響くのをさゆみはぼんやりと聞いていた。

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