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敵の行動パターンの仕組みの解説

モンスターの行動決定プログラムは大きく3つに分けられ、
デュエル、パーティバトルで「1ターンに1回行動」、パーティバトルで「1ターンに複数回行動」の3つで処理方法が異なる。

デュエルの場合

技術欄にあるコマンドリストの番号を元に、
1ターン分のコマンドを、決められたパターンの中から選択される。

敵の行動パターンのテーブルには優先順位が存在し、
上位のテーブルになるための条件を満たさない場合、その下位のテーブルになっていく方式。

パーティバトル 1回行動の場合

バーティバトルでは1ターンに1回のみ行動するモンスターが使用する技・術は、
技術欄にセットされた8つの中から選択される。
テーブルから参照される技術欄の技・術は消費コストが足りているか判定され、
もし足りない場合データとして数えられない。
テーブル内のデータが0の場合使用技・術が無かったとして次のテーブルの判定へ移る。

後述するパーティバトルで複数回行動するモンスター以外は、
条件と一致した場合、そのテーブル内の使用可能な技・術のデータを数えて
乱数(modデータ数)を求め、その中から行動を決定する。
例 グリフォンの行動パターン(岩荒野、石切場跡共通)
グリフォンは技術欄に3枠3種類の学習フラグを必要とする技・術を持ち、
の技術欄3のワイドショットは一撃必殺の追加効果を持つ技・術の学習で、
の技術欄5の烈風は清歌やパーマネンス等の術の学習で、
の技術欄6のワイドショットは天雷かイヅナを使用することによる学習でそれぞれ使用してくる。
ちなみに天雷 イヅナによる学習フラグはこのグリフォンの技術欄6のワイドショットにだけしか影響しない。

何も学習してない状態ならワイドショットは1ターン目しか使用してこない。
1ターン目の場合、まずテーブル1の条件を満たし、技術欄3のワイドショットと技術欄5の烈風がそれぞれ1/6で選ばれるが、
それぞれの学習フラグが無い場合使用技・術が決まらずに次のテーブルの判定に移る。
テーブル3、4、5の処理ではn=0も有効なため、学習が必要な技・術が選ばれフラグが無い場合テーブル1→テーブル3→テーブル4→テーブル5→テーブル6→テーブル7
というように処理していき、それでも決まらない場合技術欄1のグリフィススクラッチを使用する。
技術欄学習フラグ
01グリフィススクラッチ00なし
02ボディ・ダブル00なし
03ワイドショット28一撃必殺
04グライダースパイク00なし
05烈風17術2
06ワイドショット29天雷 イヅナ
07烈風00なし
08ワイドショット00なし
テーブル0x000x010x020x030x040x050x060x07
テーブル1X+1ターン0+1ターングリフィススクラッチワイドショット烈風ワイドショットワイドショットワイドショット
テーブル2X+1ターン1+1ターングリフィススクラッチボディ・ダブルワイドショットグライダースパイク烈風ワイドショット
テーブル3Xn+1ターン and HPY%以上自分HP30%以上5n+1ターンワイドショットグライダースパイク烈風ワイドショット
テーブル4Xn+1ターン and HPY%以上自分HP30%以上4n+1ターンボディ・ダブルワイドショットグライダースパイク烈風
テーブル5Xn+1ターン and HPY%以上自分HP30%以上3n+1ターングリフィススクラッチボディ・ダブルワイドショットグライダースパイク
テーブル6奇数ターングライダースパイク烈風ワイドショット烈風
テーブル7条件なしグリフィススクラッチグリフィススクラッチボディ・ダブルボディ・ダブルワイドショットグライダースパイク烈風

パーティバトル 複数回行動の場合

複数回行動するモンスターの1つ目の行動パターンテーブルは、全て複数回行動フラグをセットする処理を行うようになっている。
その後、次のテーブルからの条件に合うか判定を行い、
条件に一致したら、テーブルのデータ1つ目から技・術のリストのデータ番号を参照していき、
その中の4つの技・術からランダムに選択するという処理をテーブルのデータ数(=行動回数)分行う。

リストにある4つの技・術のデータから使用する技・術が決定する度に消費コストが引かれていき、
もしコストにWPやJPが足りなくなる場合、代わりに技術欄1にある技・術が使用される。
複数回行動のモンスターにはほぼ使用する機会が無い為か、技術欄には何も技・術が設定されていない者もいる。
1回目の行動の使用技・術はそのテーブルでの技・術使用可能判定に使われる。
コストや学習の条件を満たさなかったり、技術欄1が空欄で0x0000だったりした場合、「使用技・術が決定されなかった」とみなされて、次のテーブルの判定へ移る。
これは2回目以降の行動の使用技・術が決定し使用可能であったとしても起こる。
例 エッグ水形態の行動パターン
まずはじめに、エッグ形態変化後(最終除く)はターン数がリセットされるが、
形態変化終了時に1ターン経過するため、行動するのは実質2ターン目からという点に注意。
ほとんどのモンスターは行動パターンの1つ目のテーブルが1ターン目という条件になっているが、
エッグの第1〜3以外の形態はそれが無く2ターン目からに設定されているのはそのため。

シューティングスター2は、通常のものとは違い、無作為ターゲット指定が無く賢さの判定でHPの1番低いキャラを確実に狙ってくる。
水形態と最終形態のみが使用する。

テーブル3〜6では、味方のHPが0%以上かつ2n+1ターン目でテーブルが選択されるようになっているが、
どんな状態であっても必ずHP0%以上という条件は満たすので、奇数ターンは必ずテーブル3の条件を満たしてしまう。
もしテーブル7のリ・インカーネイトを使わせたければ、
テーブル3〜6の1回目の行動リストの氷弾、アクアバイパー、召雷をコスト不足で使えなくなるJP3以下にするしかない。
そうなれば、技術欄1が参照されるが、エッグ水形態の技術欄は全て0x0000で埋まっていて、
使用技・術が決定されなかったとみなされ、次のテーブルの判定へ移るので、消費WP0のリ・インカーネイトを確実に使ってくる。
···が、実際は水形態の回復JPが5であるため、行動パターン判定前にJPを3以下にする方法は無い模様。
行動リスト
01シューティングスターシューティングスターシューティングスターシューティングスター
02アクアバイパーアクアバイパーアクアバイパーアクアバイパー
03氷弾氷弾氷弾氷弾
04召雷召雷召雷召雷
05召雷召雷アクアバイパーアクアバイパー
06召雷アクアバイパー氷弾氷弾
07リ・インカーネイトリ・インカーネイトリ・インカーネイトリ・インカーネイト
08スタークエイクスタークエイクスタークエイクスタークエイク
09シューティングスター2シューティングスター2シューティングスター2シューティングスター2
0Aニードルショットニードルショットニードルショットニードルショット
0Bニードルショットニードルショットニードルショットニードルショット
0Cニードルショットニードルショットニードルショットニードルショット
0Dニードルショットニードルショットニードルショットニードルショット
0Eニードルショットニードルショットニードルショットニードルショット
0Fニードルショットニードルショットニードルショットニードルショット
10ニードルショットニードルショットニードルショットニードルショット
テーブル0x000x010x020x030x040x050x060x07
テーブル1複数回行動フラグセットフラグセット0000
テーブル2X+1ターン1+1ターン020202000000
テーブル3Xn+1ターン and HPY%以上味方隊列1HP0%以上2n+1ターン05090000
テーブル4Xn+1ターン and HPY%以上味方隊列2HP0%以上2n+1ターン05090000
テーブル5Xn+1ターン and HPY%以上味方隊列3HP0%以上2n+1ターン06090000
テーブル6Xn+1ターン and HPY%以上味方隊列4HP0%以上2n+1ターン06090000
テーブル7Xn+1ターン2n+1ターン070000000000
テーブル8Xn+1ターン and HPY%以上自分HP70%以上1n+1ターン08010000
テーブル9Xn+1ターン and HPY%以上自分HP50%以上1n+1ターン02030400
テーブル10Xn+1ターン and HPY%以上自分HP20%以上1n+1ターン08060100
テーブル11条件なし05060909000000

学習判定

消費コストや乱数による技・術の決定後、使用技・術の学習フラグの判定が行われる。
もし使用するのに学習が必要な場合、フラグの照合がされる。
学習フラグが無かった場合、使用技・術は決まらず次のテーブルの判定へ。

テーブル一覧

どのような条件でテーブルが選択されるかは以下に分類される。
size条件
00パーティで技術欄1にあるものを、デュエルで身を守るを選択(どのテーブルの条件にも当てはまらなかった場合の例外処理)
size条件
018byte最大7つの中から選択(条件なし)

詳細

size条件
028byte7n+1ターン目の場合、最大7つの中から選択(バグによって機能しない)

詳細

size条件
038byte5n+1ターン目の場合、最大7つの中から選択(n=0は条件を満たさない)

詳細

size条件
048byte偶数ターン目の場合、最大7つの中から選択

詳細

size条件
058byte奇数ターン目の場合、最大7つの中から選択

詳細

size条件
068byte5n+2ターン目の場合、最大7つの中から選択(n=0は条件を満たさない)

詳細

size条件
078byteXn+1ターン目の場合、最大6つの中から選択(n=0は条件を満たさない)

詳細

size条件
088byteXターン目の場合、最大6つの中から選択

詳細

size条件
098byteXn+1ターン目かつ特定のキャラのHPがY%以上の場合、最大4つの中から選択(n=0も条件を満たす)

詳細

size条件
0A4byte複数回行動フラグセット又は解除

詳細

解析資料

モンスターの行動関連で抽出したデータ(主にパーティバトルでの行動パターン)削除されています
デュエルのモンスター行動パターン削除されています
ファイルを開けない場合は、フリーのオフィスソフトで閲覧可能。
レジストリなどは汚さないので安心して使用できる。

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