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 エクレシアはその日、アルバスの部屋のクローゼットに隠れていた。
 ちょっとしたイタズラ心でからある。アルバスはどんな反応をするのか彼女は楽しみにしていた。驚いた声を上げるのだろうか、そこに抱きついたらどんな表情をするのだろうか。エクレシアはまだかまだかと待っていた。
 部屋のドアが開いた。少年が入ってくる。その後ろにはエクレシアが敬愛するフルルドリスも着いてきた。
(なんで、お姉さままで? なにかお話があるのでしょうか)
 エクレシアは疑問には思ったものの、クローゼットから出ていくことはなかった。きっと、二人で内緒話をするのだろうと思う。この段階で驚かせてしまえばと彼女はのちに後悔することになった。

 フルルドリスはアルバスに抱き付き、お互いの舌を絡め合う。そしてお互いの服を脱がしあい、フルルドリスは裸に、アルバスは下着一枚を残した。
「今日も汚れが沢山溜まっていますね。こんなにも大きくするなんて……」
 フルルドリスは膝をつき、布越しに凶悪な竜を舌で舐め始めた。アルバスのその匂いを嗅ぎ、彼女の目は蕩けている。そしてアルバスの布の膨らみがさらに大きくなるとフルルドリスは何度もキスをした。
「ここまでとは……。流石ですね、アルバス君。エクレシアに向けてはたちまち快楽に溺れ、これを求めてどんな下品な行為でも応じるようになるでしょう」

 エクレシアは胃がきゅっとしまるのを感じた。少しだけ動悸がする。彼女は二人の行為に吐き気を覚えた。
(快楽に溺れているのも、下品な行為に応じているのも、フルルドリスお姉さまではありませんか。なんでわたしのアルバス君を取っちゃうんですか?)
なにより彼女は敬愛する姉が女の顔を見せていることに耐えられない。

 フルルドリスは耐えきれずアルバスのパンツを脱がした。圧倒的な存在感を持つそれはオスの香りを撒き散らし、この部屋にいる女を例外なくメスに変えてしまう。
 フルルドリスは鈴口の先端から溢れ出すカウパー液を舌で舐めとり、ワインを楽しむように転がした後、飲み込んだ。
「アルバス君に精一杯ご奉仕しますから、今日も私にお情けを注いでくれますか?」
彼女は舌でアルバスの竜の裏筋を舐めようとする。しかしアルバスは後ろに下がりフルルドリスの奉仕を拒否した。
「ダメだ」
 フルルドリスは世界が終わったかのような顔をする。なぜそんなイジワルをするのか、彼女には理解ができなかった。既に彼女の割れ目はアルバスのものを受け入れる準備が出来ており、それがまた切ない気持ちにさせる。
「今日はすぐにでもフルルドリスを抱きたい」
アルバスの言葉だけでフルルドリスは軽く達した。

 エクレシアはクローゼットの隙間から二人の情事を見つめていた。彼女も例外なくアルバスの竜に当たって、性的興奮を覚えていた。
(ダメです。お姉さま。アルバス君を独り占めするなんて。ズルいです)
エクレシアは嫌悪感を覚えていたはずなのに、いつの間にか情欲に変わっている。聖女は自分の股と胸をいじり、蜜液をクローゼットの床に垂らしていた
(アルバス君の欲望はわたしだって受け止められるのに……)
 フルルドリスの喘ぎ声もアルバスの執拗な責めも、エクレシアの寂しさを埋めることができなかった。クローゼットに遮られて二人の世界に入ることが出来ない。

 言葉よ、遮るな。私と彼を。
 フルルドリスはアルバスの背中に爪を立てた。アルバスの褐色の皮膚がめくれ少しだけ血がにじむ。どんな言葉で伝えるよりもそれが一番分かりやすくフルルドリスの悦びをアルバスに伝えることができる。
 アルバスはフルルドリスが望むままに噛み跡をつけていく。痛みにフルルドリスは悦んだ。彼の快楽が一番伝わってくるような気持ちになる。
 また建前などを忘れてしまう。フルルドリスはただアルバスに奉仕されていた。彼女はそれだけでは申し訳なくなり、腰を振って彼のものから熱い精液を絞りとろうとする。奥にもっと奥に。子種を欲しがる下腹部の熱でフルルドリスはおかしくなりそうだった。
 アルバスの吐き出されたものを子宮が受け止めきれず、ベッドにこぼれ落ちる。フルルドリスは指で白濁液と蜜液が混ざったものを掬い、膣口に塗り込んだ。
 二人の間に言葉は必要なかった。

 エクレシアは嫉妬した。
(アルバス君もアルバス君で問題ですが、お姉さまもお姉さまです。あんなに下品でふしだらな喘ぎ声を上げちゃえば、アルバス君だってその気になってしまいます)
 フルルドリスの獣のような声を、快楽を貪ることしか考えていないような顔を、エクレシアは記憶した。二人の行為を見ながら何度も絶頂していたエクレシアは自分の下着の汚れも、床を汚すことにも無頓着になっていた。
(わたしだって……わたしだって、アルバス君を気持ちよくさせることが出来るのに……)
くちゅり、とエクレシアは自分の割れ目をいじる。
 アルバスが自分の中で果てる姿を思い浮かべながら指を止めることができなかった。

 アルバスは疲れて眠ったフルルドリスを眺める。何度も何度も精を吐き出したが、まだ衰えを知らない自分に少し笑った。
 フルルドリスが満足したならそれでいい。穏やかな彼女の寝顔を見て、そう納得しようと思った。
 ブランケットを独占するフルルドリスの頭を撫でる。
「ごめんなさい、エクレシア。あなたのアルバスを……」
 フルルドリスの寝言を聞き流す。アルバスはクローゼットの中に毛布をしまってあることに気がついた。
 アルバスがクローゼットを開いた。

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