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『だから!evil★twinの2人が無様にあたしに負ける様子が見たい奴はチャンネル登録を忘れないことね!』



PCのモニターに移るのは、ブロンド髪をツインテールでまとめた女性。その童顔に見合わぬ長い脚を強調させるようにその立ち姿がモニターに表示されており、コンピューターグラフィックスの背景に流れるコメントに目を通しながら、配信の締めの挨拶を行っていた。



「ふぅ…ほら新入り、さっさと後片づけなさい?もう配信終わったから」



配信終了のボタンを押し、先ほどまで画面に映っていた女性、サニーが、背後で様子を見守っていた青年に声をかける。いそいそと配信の機材を片付ける新入りと呼ばれた青年はちらりのサニーの様子を見る。

彼の雇い主でもあるサニーは、先ほどまで配信画面に映っていたスーパーモデルのようなプロポーションの美女ではなく、その幼げな顔に見合った未熟な体つきの美少女なのだ。

新入りの彼を小間使いのように扱ってはいるが、本来の雇い主はサニーではない。



「お疲れ様です、お嬢様。本日の配信も大盛況でございました」

「ふん、当然よ。やっぱりアイツらのネタとなると視聴者の食いつきが違うわね。とはいえ、アイツらのネタばかりもつまらないわ。そろそろ別路線を開拓するのもいいかもしれないわね」



配信部屋の扉を開き、中へ入ってきたのは褐色肌の美女。銀色の髪を均一に切り揃えた彼女、ルーナこそが彼を雇っている雇用主。そしてサニーの本来のお目付け役でもあった。



「あなたも、本日もお疲れさまでした。雑用ばかりで申し訳ありませんが、この後も指導があることをお忘れなく」



ルーナは水の入ったペットボトルを新入りと呼ばれた青年へと手渡す。新入りはそれを受け取ると、一口だけ水を飲む。

その間、サニーはPCのモニターを睨みつけるようにして、何かを考えている様子。

それはきっと彼女のもう一つの顔に関係がしていることだろう。



「ルーナ、今度の獲物なんだけど、どうやらよその連中も狙ってるかもしれないって言ってたわよね?確か……」

「はい、確認したところ、evil★twinのお二人が狙っているという話は耳にしました。彼女たちも誰かに依頼されて動いているそうですが……」



二人が真剣な面持ちで話しながら、そのモニターを二人で目を向ける。そこに映っているのは建造物の見取り図のような図面。

サニーのもう一つの顔、それは巷を騒がせている怪盗団の長なのだ。当然、新入りの彼もその一員ではあるのだが、怪盗団としての仕事は与えられることはなく、もっぱら配信の手伝いやサニーの身の回りの世話、そして裏社会についての教育をルーナから受けているのであった。



「さて、この後は私も時間がありますし、今日もいろいろとあなたに指導を施して差し上げます。といっても、一時間ほどしか時間はありませんが」



サニーが欠伸をしながら部屋を出ていくのを見届けると、ルーナは彼の方を向いてそう声をかける。そのまま別の部屋へ案内されるのだが、その部屋はこれまで一度も新入りの彼が訪れたことのない部屋だった。



「申し訳ないのですが、今日は私の自室で指導させていただきます。あなたはここに座ってください」



ルーナは仕事用のデスクの前の椅子を引いて座ると、新入りの彼にはベッドに座るよう指示を出す。指示された以上は従う他ないのだが、女性のベッドに座るという行為は、思春期が落ち着きつつある彼であっても落ち着かないものだ。

それもその主が目の前居る状態、着ている衣類も普段のファッション誌に載っていそうなものではなく、露出が多めの部屋着だというのだから、その緊張も相当なものだ。



「そういえば、最近あまり会う機会がないのですが、マスカレーナ様とハンディーレディ様はお元気でしょうか」



ルーナは指導に入る前に、彼に問う。マスカレーナことI:Pマスカレーナとハンディーレディはルーナたちと同じ裏社会に生きる運び屋と何でも屋であり、新入りの彼のパートナーでもある。彼がルーナに知り合ったのも、二人の紹介によるものだった。



「ふむ、その惚気話を聞いているとお元気そうなのがよくよく伝わってきますね。仲が良いことはとてもよろしいことですよ。さて、それでは本題に入りましょうか」



ルーナの口から出た「惚気話」という言葉に少し顔を赤くする新入り。その様子を見てクスリと微笑みながら、ルーナは手元の資料をちらりと見る。



「本日は…そうですね。あなたが何らかの組織のターゲットにされた時のことを想定してみましょうか。あなたのパートナーであるマスカレーナ様は各所で恨みを買って回っていますから、あなたがその報復に狙われた。そんなケースです」



真剣な口調で話すルーナに、新入りの青年も姿勢を正して聞き入る。



「まず第一に考えるべきことは、あなたがターゲットになった場合、どういった手段で狙われるかです。シンプルにあなたの命を狙われる可能性、そしてあなたを人質にされたり篭絡されて、マスカレーナ様やハンディーレディ様を支配下に置くという可能性です」



その説明に、新入りの青年はごくりと唾を飲む。彼は知らないが、それはマスカレーナ達が彼との関係を持つ際に最も危惧していたことだった。

彼がサニー団で働くという話を聞いたときも、二人は入念にルーナに彼を危ない眼に合わせるなと釘を刺すほどだ。もっとも、ルーナ本人も、彼にわざわざ危険な仕事を割り当てるつもりもなかったのだが。



「簡単な護身術は私が直々に叩き込んでいますが、それもあくまで付け焼刃程度。本気で始末を目論む相手に対しては、どうしようもありません。そもそもそういった連中に目を付けられなことが最善の対策でしょう」



淡々とした口調でそう述べるルーナ。その表情は真剣そのもので、新入りの青年もその言葉に真剣に耳を傾ける。



「もう一つの、あなたが人質や篭絡され、あのお二人の不利益になるようなケース。ハニートラップなんかがいい例ですね。あなたのような初心な男性であれば、そういったものに耐性はないでしょうし」



クスリと笑みを浮かべるルーナに、青年はとっさに反論しようとする。

ただ、これもまた当の本人が知らない話ではあるが、マスカレーナとハンディーレディとの関係のきっかけは、彼に二人がハニートラップを仕掛け、彼がまんまとそれに引っ掛かってしまったことにあり、自覚はないが彼は完全な図星を突かれた状態だった。



「だからこそ、そういった不測の事態に備え、あなたはしっかりとハニートラップを学んでおかなくてはなりません。そして、同時にターゲットになったときの対処法についても」



ルーナはゆっくりと椅子から立ち上がると、青年の正面に立つ。そのままベッドの膝をつき、彼と対面する形になる。

彼の目の前にはルーナの胸元のふくらみが迫り、思わず顔を背ける。



「あなたが私の色仕掛けに耐えられるのか、試させていただきます。それでは……始めましょうか」



腕を交差させて裾から服を脱いでいくルーナ。その下からは、下着さえ身に着けていない、一糸纏わぬ姿が現れる。

褐色の肌に、豊満なバストとヒップの肉感的なボディ。その美しい肢体に思わず見惚れる新入りだったが、ルーナが彼の両肩に手を置いたことで我に返り、慌てて彼女から視線を逸らす。



「おや、目を逸らしてはいけませんよ。色仕掛けの耐性をつけるにはこれが一番です。ほら、しっかり私を見てください」



ルーナはそう言ってはいるが、彼はかたくなに彼女を見ようとせず、彼女の肩を掴んで体を離そうとさえする。

だが、その力は彼女のそれに遠く及ばす、彼程度の力ではびくともしなかった。



「もしやあの二人に申し訳がないと考えているのですか?あの二人とパートナーになった以上、他の女性にこうして裸で迫られるなんてことはあってはならないと、そうお考えなのであれば…問題ありません。すでにあのお二人から許可はいただいておりますので」



その言葉に、思わず新入りが顔を上げる。とっさにそんな許可を二人が下すはずがないと断言しようとするが、もしそれが本当だったら、という葛藤が、彼に口を開けさせなかった。

その一瞬の隙を、ルーナは見逃さない。彼を押し倒し、その体の上に跨る。

自身にまたがるルーナを見上げる新入り。その身体は、彼の想像を絶するものだった。



「どうですか?私の裸は。あの二人には負けますが、それでもあなたの情欲を沸かせるには十分でしょう?」



新入りの青年の目の前に広がる褐色の裸体。その肌はきめ細かく、それでいて張りがあり、思わず手で触れたい衝動にかられるほどだった。

彼女の言うとおり、マスカレーナやハンディーレディほど、その乳房も豊満ではない。だが、それゆえに彼女のプロポーションの美しさが際立っていた。



「この身体…あなたの好きにしていただいても構わないと言えば…あなたはどうしますか?私の身体を、あなたの好きにしてみたいとは思いませんか?」



その一言は新入りの青年の理性を吹き飛ばすには十分すぎるものだった。その乳房に目を奪われた彼は、わずかに残った善性で身動きをとることが出来ないでいた。

だが、青年から手を出さないのであれば、その無防備な身体をルーナに差し出しているのと変わらない。

彼の首元にルーナは顔を近づけ、その首元に口付けを落とす。まるで全身の神経が過敏になったように、彼は全身を震わせて声を漏らす。



「ふふっ…そんな女性のような声を上げていては、相手の思うつぼ……ですよ?ほら、私を見てください」



ルーナはそう言うと、新入りの顔を抱き寄せる。乳房に挟まれるように顔を押し付けられた新入りは、その柔らかさと匂いに思わず悶える。

必死に意識しないようにと努める彼だが、こうして彼女の胸に包まれるだけで下半身に血液が集中してしまうのは、きっとマスカレーナ達との情事で、その身体に快楽を刻み込まれたからなのだろう。



「ほら……もうこんなになってしまっていますね。こうして弱点を晒してしまうと、そこを狙わないわけにはいきませんよ」



ルーナの手が、彼の下半身へと伸びる。ズボンの上からでも分かるほどに勃起した肉竿を撫でながら、彼女は履いていたショートパンツのずりおろす。

その褐色肌を強調するような白いレースの下着が彼の前に露わになる。そのままクロッチの部分を青年の下半身へと押し付ける。柔らかな感触が、布地越しとはいえ彼の下半身に刺激を与える。これでもまた青年は弱弱しい声を漏らし、その反応を見たルーナも、徐々にスイッチが入りつつあるようで、その行動もさらに大胆になっていく。



「ほら、抵抗しなくてはいけませんよ?このまま私の好きにされていいのですか?それとも、私に好き放題身体を弄られることに興奮してしまうマゾなのでしょうか?」



腰をこすりつけてくるルーナの言葉に青年は思わず反論しようと、その手を動かしてルーナの身体に腕を伸ばす。反撃と言わんばかりに彼女の胸に触れて優しく揉みしだく。だが、それでもルーナは動じない。それどころかそれを受け入れるように、彼の好きなように触らせ、自らの乳房をその手に押し付ける。



「なるほど、逆に私を籠絡させてしまう、というのも一つの手でしょうね。ですが、それを行うには少々あなたでは力不足ではありませんか?…ちゅっ♡」



ルーナの唇が、彼の唇と重なる。そのまま舌を口内に滑り込ませると、その舌で彼の舌に絡みつくように舐め回す。



「んちゅ♡れろぉ♡……ぷはぁ♡失礼、余りに無防備だったのでつい…」



唇を離すと二人の間には唾液の糸が伸びる。青年のキスはマスカレーナ達に鍛えられていたこともあって、決して悪いものではなかったが、それでもルーナには遠く及ばない。

ただキスをされたというだけで、彼はすっかり蕩けた表情になり、先ほどまで熱心に動いていた手はすっかり止まってしまっている。



「かわいいお顔ですね……もっと私に見せてください」



そう言うとルーナはキスをし直して、彼の服をたくし上げていく。そして露になった彼の上半身を、ゆっくりと撫でまわす。その優しい手つきは愛撫というには少々物足りないが、それでも彼は感じてしまうようで、声を我慢していたのも空しく悶えている。

そして限界にまで怒張した青年のそれは、彼の衣服の中で先走りの汁を垂らしている。その感触はルーナも気づいているようで、彼の上半身を撫でまわしながら、その腰の動きを抑える。



「このまま擦りつけ続けてしまうと、ズボンの中で射精してしまいますね。みっともなく、私の前で精液を漏らしてしまうことになっちゃいますが……私が脱がせて差し上げましょうか?」



青年の耳元で囁くように問うルーナ。その一言は、彼を堕落へと誘うもの。彼を籠絡するための、甘い罠。

しかし、彼にはその罠に嵌る以外の選択肢は残されていない。

「ルーナさんに脱がせてほしいです」と、目をそらしながらも、彼ははっきりと口にする。



「はい、よく言えましたね。それでは……失礼いたします」



ルーナの手が彼の下半身へと伸びる。ズボンのベルトを外すと、そのままチャックを下ろし、下着ごとずり下ろす。するとそこからは青年の先走り汁でドロドロになった肉棒が姿を現す。

あられもない姿を晒してしまい、彼は両手で顔を隠してしまう。その腕をルーナが優しく押さえて外し、彼の顔を真正面から見つめる。



「こんなに興奮されて……恥ずかしいんですか?だからって、隠してはいけません。あなたが我慢している姿も、私に見せてください。ほら、私の目を見て……」



彼の両頬に手を当てて、その顔を自分のほうに向けるルーナ。腰を前後させる動きを再開し、一気に絶頂へと向かわせる。

歯を食いしばってそれに耐えようとする青年だが、すでに顔は蕩け、目じりに涙がたまり、口元から涎が垂れている。



「もう我慢の限界みたいですね。それでは……このまま出してしまいましょうか」



ルーナはラストスパートをかけるように、さらに激しく腰を動かす。素股で責められるだけでなく、乳首まで指で転がされ、青年はさらにうめくような喘ぎ声を漏らす。

そして、彼の身体が大きく跳ねたと同時に、彼の肉棒から大量の白濁液が吐き出される。彼の腹部に吐き出されたそれを、ルーナは指で掬って舐め取る。



「ふむ…普段からたくさん射精しているでしょうから、薄いかと思いましたが……そうでもないようですね。それに、まだまだ元気いっぱいです」



ルーナの言うとおり、その射精は一回では終わらず、肉棒の硬さも保たれたままだった。



「さすがはマスカレーナ様とハンディーレディ様のパートナー……というところでしょうか?絶倫…とまではいかないでしょうが、あのお二人に相当鍛えられているのでしょうね」



ルーナは彼に跨ったまま、彼の肉棒に手を触れる。一度の射精では硬さを失わないそれを扱きながら、彼女は青年に囁きかける。



「先ほどのマンズリよりも気持ちよくなれる方法があるのですが…いかがでしょう?興味はございませんか?」



下着をめくって、その髪と同じ銀色の陰毛に覆われた割れ目を広げながら、ルーナは青年に問いかける。

一度絶頂を迎えて、冷静になりつつあった青年はその誘惑に耐えようとする。しかし、その目は彼女の至高の裸体に釘付けで、彼の下半身は理性とは裏腹に元気にいきり立っている。



「それとも……一度ここで止めておきましょうか?お辛いでしょうが、あなたとしても情けない姿をこれ以上晒したくはないでしょうし、私もそれで構いません」



腰を上げて、彼から離そうとするルーナ。このまま終われば彼女が言うように、青年は恥辱に塗れずに済む。

だが彼の下半身は、さらなる快楽を求めており、その理性は限界を迎えつつあった。



「おや…どうされました?そのご様子だと、まだ物足りないと見えますが……」



ルーナはあえて彼を挑発するように、下半身のそれに触れる。小さく彼の身体が跳ね、その肉棒が反応を見せる。



「さあ、どうされますか?まだ続きをお望みですか?であれば、しっかりと言葉にしてもらわねばなりませんね」



青年は震える口で、その望みを言葉にする。

小さい声ではあったが、はっきりとルーナの耳に届いたその言葉。それは、彼が望むさらなる快楽を求めるものだった。



「はい、よくおねだりできましたね。では…この私のオマンコで、たっぷり可愛がって差し上げます♡」



ルーナはその純白のショーツをずり下し、青年の肉棒を割れ目へと当てる。すでにその先端は彼女の愛液に塗れ、挿入を待ちわびているかのようだった。



「では……入れますね?…んぁ♡……あぁん♡」



ゆっくりと腰を落とすルーナ。その膣肉が青年の肉棒に絡みつき、彼は思わず情けない声を上げる。

彼女も挿入する際に小さく嬌声を上げていたが、それでもすぐにいつものすました顔に戻り、淡々と腰を打ち付ける。



「わかりますか?あなたのカリの部分が私の膣ヒダをゾリゾリと、えぐっているのが…。と言っても、あなたの様子を見る限り、ちんぽに膣ヒダが絡みついていることの方が、感じてしまっているようですね♡」



余裕そうな様子で青年に語りかけるルーナ。その言葉通り、彼の肉棒には無数のヒダが絡みつき、膣の奥まで突き入れる度に愛液を分泌し、それが潤滑油となってよりスムーズに挿入が行われる。

その快楽は極上の物であり、このままでは一分を経たずして絶頂を迎えてしまうだろう。だが、青年はそれを必死にこらえる。



「ほら、もっと膣ヒダの感触を味わってください♡あなたの顔を見るに、あなたの弱点はここでしょう?」



ルーナの腰の動きが変わり、肉棒を膣奥まで突き入れた後、腰をくねらせるように動かす。その刺激に思わず青年は情けない声を漏らしてしまう。弱点を晒され、重点的に責め立てられては、青年も嬌声を抑えることが出来ない。



「ふふっ♡かわいらしい声を出して…声を抑えたいのであれば、私も協力して差し上げます♡…むちゅ♡」



ルーナの唇が、青年の唇を奪う。そのまま舌を彼の口内に滑り込ませると、その舌は彼の舌に絡みつき、その感触を味わわせる。

声こそ出さなくなったものの、上の口からも快楽を刻み込まれ、青年の絶頂感はどんどん高められていく。



「んちゅ♡……むぁ♡ぷはぁ♡…おや、どうされました?先ほどよりも、顔が蕩けていませんか?まったく、私が協力してあげているというのに、なぜ逆にイキそうになっているのですかね?」



にんまりとした笑みで、咎めるような言葉を投げかけるルーナ。さらにお仕置きと言わんばかりに、彼の乳首を爪で軽くひっかくように刺激する。



「このまま、一番気持ちのいいマゾ射精を決めたくはありませんか?私に全身を愛撫され、この柔らかい唇で責められ、私の身体に溺れてしまうような快楽の中で、思いっきりお漏らししてしまう……そんなマゾ射精を……」



耳元で甘く囁くルーナ。その言葉は麻薬のように彼の脳髄を犯していく。そして青年の肉棒に絡みついた膣肉が収縮し、その動きがさらに彼を追い詰める。

しかし、彼もせめてもの抵抗として、彼女の乳房に手を伸ばし、その乳首を舌で転がすように刺激する。



「んっ♡…随分愛撫がこなれていますね…マスカレーナ様たちと普段どんなプレイに勤しんでいるのかがうかがるというものです」



そんなルーナの言葉を他所に、青年は彼女の乳首を責め続ける。彼女の褐色肌の中でも、そこは特に色素が濃く、彼が普段堪能している乳首とはまた違う魅力がある。



「ただのマゾではなく、甘えマゾでしたか……であれは、私もそれに合わせた責め方にした方がよろしいでしょうか?」



ピストンを止めることなく、ルーナは青年に問う。それはさすがに恥ずかしいのか、青年は首だけを小さく横に振る。

その反応に少しつまらないといった顔をするが、すぐにいつものすました顔に戻ると、小さくため息を吐く。



「まあ良いでしょう……そちらの方はあのおふたりにおまかせするということで。その分しっかりと快楽漬けにして差し上げます…♡」



そう言ってルーナは腰を打付ける速度を速める。乱暴に、しかし的確に彼の弱点を甘く刺激し、青年の肉棒に射精を促す。

思わず乳首から舌を離し、青年の喘ぎ声が大きくなる。マスカレーナ達との情事である程度テクニックを磨いていたつもりでいた彼だったが、ルーナにただ一方的に喘がされているこの状況に、完全にその自信を失ってしまっていた。

とはいえ、ルーナとマスカレーナ達に性経験の数に大きな差はない。もし彼女にマスカレーナ達と違いがあるとするならば、青年との情事に対するスタンスの違いだろう。

マスカレーナもハンディーレディも、初めは彼を篭絡させるために肌を重ねていたが、今となってはお互いを感じさせ合いながら、その想いを確かめ合うために行為に及んでいる。

対するルーナは彼を快楽漬けにすることしか考えていない。情事を楽しむための遠慮が一切なく、その腰の動きはただ彼を篭絡させるために洗練されたものになっていた。

上半身に一切のブレがなく、ただ腰のみを上下させる。セックスにのみ特化させた動きに、彼は一切の抵抗を許されなかった。



「本当に、女性のような声を出して……あまりそんな声を出されると、んちゅ♡私ももっと喘がせたくなるでしょう♡」



ルーナの腰の動きが変わり、彼に跨ったまま、腰をくねらせる。その刺激に青年はまた情けない声を漏らし、彼の肉棒はさらに一回り大きく膨れ上がる。

絶頂が近づいている青年の肉棒に、ルーナは膣ヒダを絡ませて扱き上げる。まるで精液を搾り取るかのようなその動きに、青年は悶絶することしかできない。



「これ以上みっともない声を出したくないのであれば、何をすべきかは…先ほど」



ルーナの言葉に、青年は彼女の唇の自身の唇を寄せて、口をふさぐように触れ合わせる。キスでその嬌声を抑えようという魂胆らしいが、あまりの快楽に脳が働いていないのか、それが彼女の思うつぼであることに気づくことができなかった。



「んちゅ♡…んっ♡じゅるぅ♡」



ルーナは青年の舌を自身の舌で絡めとり、そのまま彼の口内に侵入する。そして彼女の舌は歯茎から上顎をなぞり、さらにその奥の舌へと伸びていく。

声が漏れない代わりに青年の鼻息は荒く、必死に酸素を取り込もうとするたびにルーナの甘い体臭が鼻腔をくすぐる。

香水のような人工的な匂いではなく、自然なフェロモンの香りが彼の興奮をさらに煽る。そしてまたルーナも、青年の舌を弄びながらその膣肉で肉棒を責め立て、彼を追い詰めていく。

そしてついに、劣情を吐き出す準備を肉棒が始める。亀頭が膨らみ、膣ヒダの絡みつきが激しくなる。



「んちゅ♡……れろぉ♡ぷはっ♡おや、そろそろイキそうになっていますね…♡いいですよ、その無様にとろけた顔を私に見せてください♡」



青年の唇を解放して、ルーナは彼の顔を改めて見つめる。口の端からは涎が垂れ、目の焦点も合っていないように見える。

そんな青年の姿に満足すると、ルーナはさらに腰のピストンを加速させる。肉棒全体を扱き上げ、膣ヒダで亀頭を擦り上げる。

そして彼女の腰の動きが止まったかと思うと、膣内が一気に狭まり、彼の肉棒から精液を搾り取るように蠢いた。



「全身に快楽を感じて、無様に射精いたしましょう…♡ほら、私の子宮口にあなたの亀頭を密着させて……しっかりと私を孕ませようとするのです♡ハニートラップに負けて浮気中出ししてしまうクズマゾに堕ちてしまいましょう♡」



ルーナの腰の動きが止まり、肉棒が膣奥で震える。その瞬間、彼女の子宮口が亀頭に吸い付き、その刺激が最後の一押しとなって青年は彼女の膣内で盛大に絶頂に達した。



「んっ♡……あぁん♡」



ルーナの口から嬌声が漏れ、その身体が小さく震える。肉棒を包み込む膣肉が収縮し、精液の一滴も残さないと言わんばかりに搾り取る動きを見せる。

そして、青年もまた無様に腰を浮かせながら射精を続ける。涙や涎で散々なまでに汚れた顔を歪ませながら、その肉棒から精液が吐き出されていく。



「はぁ……ふぅ♡……なかなか気持ちよかったですよ、マスカレーナ様とハンディーレディ様がご執心なだけはありますね…♡」



絶頂の余韻に浸りながら、ルーナは青年に微笑みかける。一方の青年は息絶え絶えといった様子で、ベッドのその身を預けて放心している。

射精する直前にルーナに言われた「浮気」という言葉が、彼の心に深く刺さっていた。

自分のことを愛してくれているマスカレーナたちを裏切ってしまった。そんな罪悪感が彼の心に渦巻き、そんな彼の後悔などお見通しだと言わんばかりにルーナはクスリと笑みを浮かべる。



「ご安心を。あなたが私のハニートラップに引っかかってしまったことは、決して他言致しませんよ。でなければ、大切なあなたとの交渉材料の価値が失われてしまいますからね♡」



ルーナは手にしていたスマートフォンを青年に見せつける。毎日目にしているので、見間違えようもない。それは彼が普段から使用しているものだった。

当然のようにロックは解除されており、その画面にはつい先程の青年の痴態が映し出されていた。



「これでハニートラップの恐ろしさはその身で味わうことができましたね。ちなみにこの写真は私のPCにコピーしてありますので、このスマホに保存した分は削除していただいて構いませんよ?」



そう言って、ルーナはそのスマートフォンを青年に投げて渡す。もはや全ては彼女の掌の上といったところだろうか。



「ん?どう致しました?よもや私が裏社会の人間であることを忘れていたわけではありませんよね?人に信頼を寄せることは美徳ですが、この世界ではそれは命取りになりますよ」



青年の心を見透かすように、ルーナはそのエメラルドグリーンの瞳で彼の心を覗き込む。



「まあ、ご安心ください。私としても、この写真を無闇矢鱈に使う予定はございませんので。今夜のことは当分、私とあなたの2人だけの秘密にすると約束いたしましょう」



最後に彼の頬に口づけをして、ルーナはベッドから立ち上がる。



「今後もハニートラップに耐える練習は定期的に行いましょう。本当に取り返しがつかなくなる前に…ね?」



そんなルーナの言葉に、青年は小さく頷く。もはや今更抗おうにも抗いきれないと悟った彼は、素直に彼女の言葉に従うことにする。

そして、普段と同じ淡々とした表情に戻ったルーナは青年にシャワーを浴びさせるように指示すると、彼の背中を見送る。



ルーナは物を盗むという行為に性的快感を覚えるクレプトフィリアであった。そんな彼女にとって怪盗という生業はまさに天職とも言えただろう。成金がまるで我が子のように大切に守る宝を、そして裏社会で活躍する女性が何より愛する男を、華麗に盗み出すことに何より興奮を覚えてしまう。

今夜のことも、そんな彼女の生き方によるものであった。しかし、ただそれだけではない。あのマスカレーナとハンディーレディが入れ込む男がどんなものであるのか、どうしても気になってしまったのだ。

彼と出会ったときは、あの二人に魅了され、裏社会に足を踏み入れてしまった哀れな若者という印象だった。しかし蓋を開けてみると、あの二人も彼に強く入れ込んでいる様子だった。お世辞にもあの青年はあの二人に釣り合っているとは言えない。

それゆえ、彼と肌を重ねることで彼の何に魅了されたのかを探ろうとしたのだが…



「可愛らしいことは認めますが…ただそれだけの事で……?」



彼が特段セックスのテクニックが優れているという訳でもなく、ルーナが一方的に犯すことになっていた。

彼に魅力があるとするなら、その純粋さだろうか。本人にも言っていた裏社会では致命的なまでの純粋さが、あの二人を魅了させたとても言うのだろうか。



「確かに、彼に信頼を寄せられること自体悪いものではありませんでしたが……」



そうボヤいたところでルーナはその浅慮を振り払う。

時間などこれからいくらでもある。今すぐに結論を出すには時期尚早というものだ。



「ひとまず、思慮をめぐらせるのは彼が帰ってからでも遅くないでしょう」



そう独り言ちると、ルーナは寝室に散らばった衣服を片付け始める。するとその片付けの手が止まり、彼女はクスリと笑みを浮かべる。

視線の先には彼のスマートフォン。ロックをし忘れていたのか、例の写真が表示されたままベッドに放置されていた。



「こういう放っておけないところも、魅力の一つなのかもしれませんね……」



ルーナはそのスマホを拾い上げると、慣れた手つきでその写真を削除するのだった。
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