あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

言い訳になるかもしれないが、一応自分は善良な人間だったと思っている。
財布を拾った時は必ず交番に届けていたし、電車では可能な限り席を譲っていた。

道に飛び出した子供を助けようとしてトラックに轢かれた事も、後悔はない。
……だから『その後』なんて想像すらしていなかった。

「……良かった、成功です!」

身体の輪郭は曖昧で、感覚が曖昧だった。

なんだ?
死後の世界って本当にあったんだなとか思っていると、先程も聞こえた女性の声が語りかけてくる。

「違います!貴方は生きてますから!!」

生きている?
そう認識すると、ゆっくりと感覚が戻ってくる。

「……ごほっ、……なんだここ?」

どうやら自分は水の中に居たらしい。
なんとか目を開けると、そこには青い髪をした少女が立っていた。

「大丈夫ですか?」

整った顔立ちに青い長い髪。
それと、尖った耳……?

「混乱してても無理はありません。
……貴方はこの世界を救うために招かれた伝説の勇者様です!」

周囲を見渡すと、石造りの神殿の様な場所にいることがわかった。
目の前の少女に周囲の建造物。
ここが現代日本ではないのは明白である。

「勇者様。この世界は危機的な状況です。民衆は魔物に怯え、それを統べる魔王に支配されようとしています。」

説明を聞くと、異世界とやらに喚ばれてしまったらしい。

「……図々しいのは百も承知です。どうか私達を、救っていただけませんか……?」

真剣な眼差しで手を差し出してくる少女に見惚れてしまって反応が遅れてしまったが、頷いてその手を握る。

「良かった!では行きましょう勇者様。まずは各地に散った伝説の武器を手に入れ、仲間を集めましょう。」

笑顔の少女に導かれ、神殿から出る。
ここから、希望に満ちた新たな物語が始まる。


……と、最初は思っていた。

異文化の物珍しさで許容出来ていたのは最初の数日のみだった。
現代日本に慣れた自分には、この世界は不便過ぎた。

おまけに旅の道中、街にたどり着けない場合は野宿になる。
しかも男女での2人旅、様々な問題は段々とストレスとなり、やがて限界が来た。

繰り返しになるが、自分は善良な人間だった。
……だから、こうなったのは俺のせいじゃない。

ある日、森の中の湖で水浴びしている彼女を偶然目撃してしまい、咄嗟に視線を逸らした。
が、それが良くなかったのだと思う。
なんで、なんで俺が気を使わなくちゃいけないんだろうか。
そんな思考をかき消せない程、ストレスが溜まっていた。

「え、勇者様!?……すみません、私……えっ、まって、きゃっ!!」

服が濡れるのも構わず湖に入り、身体を隠す彼女の腕を掴んで引く。
湖を出て地面がある場所まで行き、投げるように腕を離す。

「いたっ、……勇者様、何を……、やっ、待って、まってください!」

全裸で地面に転がり、怯えた目でこちらを見る彼女に覆いかぶさる。
しかし彼女は口で言う程の抵抗はしてこない。

「その……、大丈夫です。なので、出来れば優しくしていただきたいなと……」

顔を赤らめ、視線を逸らす彼女に更に苛立ちを覚えた。
俺が不自由な生活を送っている原因は、優雅に水浴びなんてした挙げ句、こちらに配慮まで求めてくる。
こっちはトイレにすら不便しているというのに。
……そう思い、そして、思いついてしまう。
丁度良いモノが目の前にあるな、なんて。

立ち上がって少し呼吸を整え、彼女に正座するように促す。
彼女はもじもじしながら姿勢を正し、腕で胸を隠す。

「……あの、勇者様?……それは?」

俺はポケットから、元々身に付けていたネクタイを取り出し、彼女の目を覆う。
ベルトを外し、腕を頭の上で縛り、それによって隠されていた形の良い胸が露わになる。

「勇者様……、ひっ……いえ、大丈夫で……んっ……え、えへへ……いっ、痛っ、痛いです!」

胸を揉まれ、引き攣ったような笑みを浮かべていた彼女も、その先端と抓まれ、上に引っ張られると、流石に悲鳴を上げる。
指先に力を込め、形の歪んでいくそれを手放すと、重力に従い元の位置に戻り、彼女は呼吸を粗くして前屈みに蹲る。

「はーっ、ひ、酷いです……。優しくって……ひっぐ……」

そんな彼女の鼻を抓み、上を向かせて口を開けるように命令する。

「んがっ、……はひ……こ、ほうれふは……?……あ、あお?……んっ!?」

全部飲めよと言い、彼女の口にそれを注ぎ込む。

「んーっ、あっ、ごほっ、んくっ、んっ……がはっ」

喉を鳴らしながら、咽ながらも律儀に従う彼女を見下す。
見下し、満足感とともに僅かな罪悪感が芽生える。

……俺は、何をした?
咽ながら横たわる彼女の拘束を解き、少し虚ろな目が俺を捉える。

「……ゆ、ゆうしゃ……さま……?」

後退り、叫びながら野営の拠点に戻って、丸くなりガタガタと震える。
しばらくすると足音が近づき、その主が声をかけてくる。

「勇者様、その……」

少し顔を上げ、縮こまる俺の前に屈む彼女を見る。
身形は整えられているが、その目の端は少し赤くなっている。
その姿に罪悪感が込み上げ、泣きながら謝る俺を、彼女は抱きしめながら慰めてくる。

「大丈夫、大丈夫です……。私は大丈夫ですから、落ち着いてください。」

ゆっくりと呼吸を整える俺を待ち、微笑みを向けて来る彼女。

「……私も、配慮が足りませんでしたね。勇者様も環境が変わって大変だと言うのに、思い至らなかったです。」

彼女は立ち上がり、無理して元気な声を出す。

「さて、じゃあこの話はおしまいですね。……今日は私が用意をするので、勇者様は休んでいてください!」

パタパタと野営の支度をする彼女を見送り、その姿と先程の姿を重ねてしまう。
……これが、最初だった。

―――

「……んっ……くっ……、」

もう、何度目になるのだろうか。
初回は、無理矢理だった。
2回目は、彼女から言い出した。
自身の排泄行為に他人を巻き込む罪悪感は、様々な欲望の前には建前にもならなかった。

「……?……勇者様?」

終わった後、彼女を見つめていると、別の欲求が湧き上がってくる。
不思議そうに首をかしげる彼女に、舐めてくれないかと尋ねる。
少し間を置き、意図を理解して一気に赤くなる彼女。

「……それって、あの、はい。ですが、その……」

なにか言いたげに顔を手で覆い、指の隙間からこちらを見てくる。
どうしたのかと問うと、彼女は更に赤くなる。

「はい……。あの、その……私、まだキスってしたこと無いんです。……その、初めては、勇者様が……、えっ」

座り込む彼女の肩を押し、仰向けになる彼女に目を閉じるように言う。

「……えへへ、はい。……でも、そのままだと汚いのでは……ん、もがっ……え?」

何も疑わずに目を閉じて、嬉しそうに話す彼女の顔の上に跨り、腰を落として座る。
混乱し、押し退けようと手足をジタバタと動かす彼女の胸を抓りながら、舌を挿れて舐めろと命令する。

「……いはっ、……んんっ、れろっ……お゙え゙っ、……じゅっ……んくっ……がはっ……いひゃっ、やへへ、……んっ……」

胸を弄ばれながら、命じられるままに舌を動かす彼女に、かつて無いほど征服欲を満たされる。
……俺は本当に善良な人間だったんだ。
だから、この世界と、そんな世界に喚んだこの女が悪いんだと。
虚ろな目でえづきながら、失禁する彼女を見下す。

旅は、まだ続く。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

小説一覧

シチュエーション

【メニュー編集】

どなたでも編集できます