まえがき 
下品な表現があるので注意して下さい。
本文
「人間さん、お腹さんが空いているのだ。ごはんさんを下さいのだ。」
新しいおもちゃを探しに、公園に来たのだがおもちゃの方から俺に来た。善良なずんだもんの様だし、連れて帰る事にしよう。
「今は食べ物を持っていないんだ。この箱に入ってくれるなら、家で何か食べさせてあげるよ。どうするかい？」
「わかったのだ！入るのだ！早くお家に連れて行って欲しいのだ！」
そうして簡単に自ら虫カゴに入り、新しいおもちゃを手に入れる事が出来たので帰る事にした。
家に帰りとりあえず空になっていた水槽に、おもちゃを入れた。冷蔵庫を漁ったらネギがあったので、青くて硬い部分と適当な容器に水を入れて与えた。
「野菜さんなのだ！おいしいのだ！」
「お前、俺の飼いずんになるか？」
「えっ！僕を飼いずんにしてくれるのだ？」
「そうだよ、お前がいやならやめるけど。」
「僕は飼いずんになるのだ！人間さん、ありがとうなのだ！」
これから、俺のおもちゃとして扱われるのに馬鹿なずんだもんはとても喜んでいた。
このおもちゃでどうやって楽しもう。
夜、実家から来た枝豆と自作の唐揚げをメインで晩酌をしているとおもちゃが騒ぎ出した。
「枝豆さんなのだ！僕も食べたいのだ！」
さっき晩飯として野菜クズを与えたのに騒ぎ始めた。五月蝿いから枝豆の鞘を恵んでやった。
「ちがうのだ！お豆さんがいいのだ！人間さんはお馬鹿さんなのだ？」
「なんだと？人が恵んでやったのに礼ではなくケチをつけるのか？」
そんなに食いたいなら食わせてやる事にした。水槽を開けて体を掴んでケツを向けた。
「なにするのだ！そこはあなるさんなのだ！」
「そんなに喰いたければ、好きなだけ食わせてやるよ。」
そうして枝豆を肛門に押し付けて無理矢理入れ始めた。
「やめてのだ！そんなのはいらなぁ、おっほぉ〜！」
「なんだ入るじゃん。」
抵抗はあるもの、力を込めれば簡単に入飲み込まれていった。どれだけ入るか試して見る事にした。
「出すなよ、せっかく食わせてるんだ。」
「いやなのだ！もうやめてのだぁー！あなるさんがおかしくなるのだ！」
やめてと懇願するが無視して入れ続けた。
無理矢理入れ続けて8個目で入らなくなり、入り口からも豆が見えて腹が大きく膨れている。
「ふーん、こんなもんか。」
「苦しいのだぁ…。お腹さんが変なのだ…。」
「汚いの触ったから手を洗ってこよう。」
そうして水槽に戻された。腹が膨らんで苦しんでいて、その場から動けない様だ。
「苦しいのだぁ…もうダメなのだ…出ちゃうのだ…。」
そうすると肛門からずんちまみれの枝豆が飛んでいく様に出て来た。水槽の中が一気にずんちと枝豆まみれになってしまった。
「ハァハァ、助かったのだ。あなるさんが痛いし変なのだ。」
無理矢理に豆を入れたので、肛門の締まりが緩くなって所々が裂けてしまい、痔の様になっていた。
洗面所から戻って来たら、水槽内がえらい事になっていた。
「何だこれ汚ねぇなぁ！豆を無駄にしやがかって、全部食えよ！」
「この、枝豆さんたべるのだ…？ずんちがついて食べれないのだ…。」
「はぁ？何食べないの？いやなら、お前のずんたまを潰すぞ？」
「それは嫌なのだ、全部食べるのだ…。」
「なら、早く食え！掃除も忘れるなよ！全部綺麗に舌で舐め取れよ！」
そうして嗚咽しながらも自身が散らかした豆を食べ始めた。
「おぇ…とても臭し不味いのだ…食べれそうにないのだ。」
「タラタラしてんじゃねーよ！豆を食わせてやってんだ不味そうに食うな！喜んで食え！ずんぽも引きちぎるぞ！」
「とっても美味しいのだ！最高の枝豆さんなのだ！人間さんありがとうなのだ！」
そうしてずんち塗れの枝豆を喜びながら食べ始めて、途中吐きそうになりながらも全ての豆を食べ終えた。
「全部食べたのだｳｯ…とても美味しかったのだ。ｳｯ」
「それは良かった。後は俺が手伝ってやるぞ。」
「えっ？何をする…」
手にビニール手袋をしておもちゃの頭を掴み飛び散ったずんちの処理を手伝ってやる事にした。
「のだぁぁぁ、やめてなのだ！痛いのだ！苦しいのだ！」
「早く舐めろよ。手伝ってやってるんだから。」
顔をずんちに擦り付ける様にして、早く綺麗になる様にしてやってると少しずつだが綺麗になっていった。
「いや…やめてのだ…死んじゃうのだ…。」
「泣き言言ってないで早く舐めろよクソ妖精。」
「僕は…クソ妖精じゃ…ないのだ…。」
「なんだ、まだ余裕あるじゃん。ほら早く舐めろクソ妖精。」
そうして全てのずんちを舐めさせて綺麗したが、おもちゃ自身もずんち塗れのクソ妖精になっていた。
「ハァハァ…助けてのだ…ハァハァ…助けてのだ。」
「ある程度は綺麗になったがコイツが汚くなったな、しかもなんか弱ってるし。明日はゴミの日だしついでに捨てちまうか。」
「やめてのだ…捨てないでのだ…。」
小さなビニール袋にクソ妖精と使った手袋を入れて軽く縛り、そのまま燃えるゴミのゴミ箱に入れた。
「ここから出してのだ…僕はまだ死にたくないのだ…。」
翌朝、そのままゴミ置き場に出された。収集車が来てゴミ袋のクソ妖精は回収された。
あとがき
ふと思いついたネタなので短めでした。
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このページへのコメント
命だけは助けてあげる聖人鬼威惨
殺したのはゴミ収集車だからずんだ虫はお兄さんは恨まないように
一つ一つが短い文章で、淡々としていて読みやすく、そこにずんだ虫に対する冷徹さを感じる。
そんなソドム氏の作品が大好きなのだ！
燃えるゴミ。まさに。一貫して「おもちゃ」呼びなのもいいですね！！
人間さん、そいつの言うとおりクソ妖精じゃないのだ。
そいつはクソ虫なのだ！
大変すばらしい…！