食通ずんだもん Menu1 絶倫虫妖精
最終更新：
spacezunda581 2023年02月14日(火) 00:44:00履歴
作者 スペースずんだ 捕獲依頼編 
少し先の未来...人々はずんだ虫を食用とし、ずんだ虫による食文化が開拓された...
都内某所 五ツ星ホテル『ずんだ屋』
二人の人型ずんだもんが重要な会議を行う。
支配ずん「うーむ...わかってはいると思うが...料理長。今度のグルメパーティーには各社の重役を始め、我が社の会長も出席するのだ。」
「メインディッシュが『デブ妖精の活け作り』では些かインパクトに欠ける...」
料理長『ですが...一応うちで用意できる最高級の食材ですが...』
支配ずん『「ヘコずん」は出せるか？』
料理長『ヘコずん！？「天然物」は世界最高ランクの食材になっていると噂の！？』
「お言葉ですが支配人、それは無理な話です...調理ではなく『調達』がです...」
支配ずん「...では、『食通』に依頼しましょう」
料理長「『食通』...あらゆるずんだ虫の味を知るずんだもん...ですか！」
[補足説明]
ずんだ虫の食材としての価値が増えていくにつれて、天然のずんだ虫を捕獲、加工する業者も増加した。そういった業者は『美食ハンター』と呼ばれている。
また『美食ハンター』の中でもトップクラスの存在の事を一部では『食通』と呼ぶ。
料理長は『食通』に依頼を行うため、山奥の豆打村へと向かった。
豆打村 妖精岬
食通「ほう...『天然物のヘコずん』か...」
「街ずんの増加による生息域の縮小、それによりヘコずん個体数が減少し、そのうち絶滅危惧種に指定されるのも時間の問題だろう...」
「そんな希少食材の捕獲依頼とは、さては依頼主は普通のずんだもんでは無いな？」
料理長『は、はい...（どうしてわかったのだ？）』
食通『まあいいのだ、多分行きつけの所だから...』
『それで捕獲に関してだが、結論から言うのだ。まず『生け捕り』は困難！相当根気が居る仕事になるのだ。』
『そういうわけで......お、仕掛けが掛かったのだ！』
食通の近くの草むらに網のような物がある
何かの罠のようだ。
（だちぇ〜！ここからだすのだ！）
料理長「これが天然のずんだ虫...生で見るのは初めてだ...」
食通『この辺りの土地は栄養が豊富でね、身がしっかり詰まったずんだ虫が捕獲できるのだ』
食通が捕獲したずんだ虫を手で掴む
（ぼくたちをこんなめにあわせて！ゆるさないのだ！ぶっころちてやるのだ！）
食通『おぉ、天然物はやはり活きがいいな。アレを使うとするか』
小さい箱から何やら針の様なものを取り出した
料理長『それは...?』
食通『こいつか？こいつは「妖精針」ずんだ虫を「締める」為に使うのさ。ほら、こんな風に』
（な、なにをするきなのだ？）
針がずんだ虫の首筋に少しずつ、ゆっくりと刺さる
（ｱ...ｱ...ﾅﾆｶﾞﾄﾞｳﾅﾙﾉﾀﾞ...）
ずんだ虫の動きが鈍くなり、やがて痙攣するだけになった。
食通『ずんだ虫の首には飛行器官を含め沢山神経が集まっているのだ、そこを丁度いい感じに針で突くとこんな風に仮死状態にできるのだ』
料理長『は...はあ...（この人の手際、すごい...）』
食通『ところで、さっき「ヘコずん」の生け捕りは難しいと話したのだけれど...』
『奴らは生きている限り自分の子孫をどんどん増やす、捕獲された後も...まさに産む機械といっても過言ではない。しかし去勢しても無駄だ、暫くすれば局部も再生する。』
『更に交尾中は体内の栄養が減少する為味が大幅に劣化する。これらが食材としての「ヘコずん」の希少価値を上げる要因となっている。』
『これらの問題を解決する方法は一つ、妖精針を使い神経締めして生かさず殺さずの状態で捕獲する。理解できたのだ？』
料理長『はい...』
食通『よし！んじゃ！ご飯にするのだ！』
料理長『え！？』
食通『こんな遠い所に来るまで腹減ったでしょ？ヘコずん以外にもここら辺のずんだ虫は絶品なのだ、折角だしご馳走するのだ！』
料理長『やった！採れたてほやほやのずんだ虫！』
食通は車のトランクから七輪と串を取り出した
金網を上に乗せ、七輪に火をつけた、そして...
（ｱ...ｱ...）ｸﾞｻｯ!（ﾊﾟﾁ...ﾊﾟﾁ...）
串を刺したずんだ虫だったものに焦げ目がつくほど焼き上げる...
食通『完成なのだ！ずんだ虫の丸焼き！』
料理長『いただきます...』
『もちもちした食感にパリッとした歯応えがあって...まるで焼きたての餅みたいなのだ！』
『また枝豆耳や手足も塩気が効いててこれは何個でも食べれそうなのだ...!!』
『ごちそうさまでした...』
食通『お味はどうなのだ？』
料理長『最高でした！レストランの賄いで食べるモノとは一味も二味も違うのだ！』
食通『それは良かったのだ、取り敢えず今日は遅いしこの村の民宿に泊まるといいのだ』
食通『明日、私はヘコずんの捕獲に向かうのだ』
続く...
ヘコずん捕獲編
〜豆打村周辺の森〜
早朝、一人の美食ハンターと料理人が森を歩く
食通『...まさか君も同行するのだ？』
料理長『はいなのだ！食材が生きている姿を生で見てみたいのだ！』
食通『わかった...だがこれだけは忠告させてもらおう。』
『ヘコずんに出会ったら大きな音を出してはいけない』
『やつらは通常のずんだ虫と比較して触覚がやや退化している。そいつらが何を持ってメスのずんだ虫を見分けているのか...それは『音』だ』
『交尾中のメスずんの『矯声』...それを探知すると繁殖の為周囲のヘコずん達が群がり、犯す...よく出来た生命のプログラムなのだ。』
『だが、ヘコずん...もといずんだ虫と我々人型ずんだもんは祖先を同一とする近縁種。故に声帯もずんだ虫に近い。それ故に『悲鳴』を『矯声』と勘違いされ襲われるケースも後を絶たないそうだ...』
料理長『ひぇ...』
『前までは人ずんの声真似で誘き寄せていたからそう言う事故もあったが...今は素晴らしい技術があるのだ。』
食通がかばんからずんだ虫の人形を取り出す
『ずんだ虫用捕獲トラップ"ツツモタセ"なのだ。コイツを使ってヘコずんを誘き寄せるのだ。そいじゃ...スイッチオン！』
トラップからメスずんの矯声が辺りに響く...
暫くすると何処からともなくヘコずんの群れがやってきた。
（ヘコヘコ...ヘコヘコ...）
（ｽﾞﾝﾎﾟ！ｽﾞﾝﾎﾟ！）
（イレルノダ！イレルノダ！）
（メスナノダ！メスナノダ！）
料理長（凄い...どれだけの数居るんだ...!?）
食通（目測でも最低2〜30体以上は居るのだ。さて、ここからがこのトラップの本領発揮なのだ）
1匹のヘコずんがツツモタセに挿入しようと性器を怒張させる。
（あにゃる！いれるのだ！あかずん！うむの
だ！）
（下腹部に存在する凹部分の穴にヘコずんの性器が触れた瞬間...とつぜん穴の入り口が閉まった！）
（ｱｶﾞｱｱｱｱｱｱ!!!ｽﾞﾝﾎﾟガ！！ﾇｹﾅｲﾉﾀﾞ！！）
（このトラップ...いつ見ても恐ろしいな...さてさて...少し失礼）ﾊﾟﾁｯ
食通がヘコずんの神経を『締める』
そのままヘコずんは痙攣し続けた。
（あいつだけひとりじめしてゆるさないのだ！）
（あいつのあにゃるもおかしてやるのだ！）
（あいつをはがすのだ！）
他のヘコずん達が一斉にトラップに襲いかかる
食通はそれを見計らい、1匹1匹を素手で捉え、捕獲し、締める。
（ヘコずんは動きが直線的なのだ...故に捕獲するのは容易い...ん？）
捕獲したヘコずんが10匹を超えた時、辺りに異変が起こる。群れの『ボス』が現れた。どうやら騒ぎを聞きつけて飛んできたようだ。
食通（デブ妖精...?いや違う、図体はデカいが間違いなくヘコずん！依頼人さん！早く離れるのだ！）
まるまると肥えた姿、まるで空飛ぶバスケットボールの様な姿のボスヘコずんは、隠れていた食通ずんだもんを見つけ襲いかかる
ボス（ぼくのなかまたちをはなすのだ！ぼくはこのむれでいちばんつよいのだ！いうこときかないとぶっころちてやるのだ！）
食通（まいったな、これだけデカいと『普通』の妖精針じゃあ神経まで到達しないぞ...そうなると、『コイツ』の出番か...）
食通『『妖精針』ロングタイプだ』
（なにをいってやがるのだ！なかまのうらみをはらしてやるの...だ？）
食通はボスずんの目の前から姿を消した
（あれ！？ど、どこへいったのだ？すがたをみせるの...だ...）ﾌﾞｽｯ
食通『ここだぜ』
瞬間、食通はボスヘコずんの後ろに回り込み、飛行器官の神経に妖精針を深々と突き刺した！
（ｱ....ｶﾞ....）
食通『確かにお前達はこの森では最強だが、それは非力なずんだ虫（妖精ずん）の中だけの話なのだ。挑む相手を間違えた様だな』
ボスヘコずんを特製のケージに入れる
食通『依頼人さん、もう出てきて大丈夫なのだ』
料理長『お、終わったのだ？』
食通『ああ、バッチリ依頼完了なのだ！』
二人は豆打村に戻った。
食通『ええ！？もうここを離れるのだ？もう少しゆっくりしてもいいのに？』
料理長『はい、支配人やホテルの皆が心配してますし...何よりお客様にこの食材を使った料理で喜んでいただきたいので...』
食通『そうなのだ...なら今度、依頼人さんのホテルにご飯を食べに行くのだ！』
『依頼があれば、いつでもこの村にくるのだ！』
料理長は食材を持ち、豆打村を後にした
『ふう、さて、一仕事終えたことだし、こちらも昼ご飯にするとしますかねえ』
ねえ？ヘコずんくん？
（ｱ...ｱ...）
終わり？
早朝、一人の美食ハンターと料理人が森を歩く
食通『...まさか君も同行するのだ？』
料理長『はいなのだ！食材が生きている姿を生で見てみたいのだ！』
食通『わかった...だがこれだけは忠告させてもらおう。』
『ヘコずんに出会ったら大きな音を出してはいけない』
『やつらは通常のずんだ虫と比較して触覚がやや退化している。そいつらが何を持ってメスのずんだ虫を見分けているのか...それは『音』だ』
『交尾中のメスずんの『矯声』...それを探知すると繁殖の為周囲のヘコずん達が群がり、犯す...よく出来た生命のプログラムなのだ。』
『だが、ヘコずん...もといずんだ虫と我々人型ずんだもんは祖先を同一とする近縁種。故に声帯もずんだ虫に近い。それ故に『悲鳴』を『矯声』と勘違いされ襲われるケースも後を絶たないそうだ...』
料理長『ひぇ...』
『前までは人ずんの声真似で誘き寄せていたからそう言う事故もあったが...今は素晴らしい技術があるのだ。』
食通がかばんからずんだ虫の人形を取り出す
『ずんだ虫用捕獲トラップ"ツツモタセ"なのだ。コイツを使ってヘコずんを誘き寄せるのだ。そいじゃ...スイッチオン！』
トラップからメスずんの矯声が辺りに響く...
暫くすると何処からともなくヘコずんの群れがやってきた。
（ヘコヘコ...ヘコヘコ...）
（ｽﾞﾝﾎﾟ！ｽﾞﾝﾎﾟ！）
（イレルノダ！イレルノダ！）
（メスナノダ！メスナノダ！）
料理長（凄い...どれだけの数居るんだ...!?）
食通（目測でも最低2〜30体以上は居るのだ。さて、ここからがこのトラップの本領発揮なのだ）
1匹のヘコずんがツツモタセに挿入しようと性器を怒張させる。
（あにゃる！いれるのだ！あかずん！うむの
だ！）
（下腹部に存在する凹部分の穴にヘコずんの性器が触れた瞬間...とつぜん穴の入り口が閉まった！）
（ｱｶﾞｱｱｱｱｱｱ!!!ｽﾞﾝﾎﾟガ！！ﾇｹﾅｲﾉﾀﾞ！！）
（このトラップ...いつ見ても恐ろしいな...さてさて...少し失礼）ﾊﾟﾁｯ
食通がヘコずんの神経を『締める』
そのままヘコずんは痙攣し続けた。
（あいつだけひとりじめしてゆるさないのだ！）
（あいつのあにゃるもおかしてやるのだ！）
（あいつをはがすのだ！）
他のヘコずん達が一斉にトラップに襲いかかる
食通はそれを見計らい、1匹1匹を素手で捉え、捕獲し、締める。
（ヘコずんは動きが直線的なのだ...故に捕獲するのは容易い...ん？）
捕獲したヘコずんが10匹を超えた時、辺りに異変が起こる。群れの『ボス』が現れた。どうやら騒ぎを聞きつけて飛んできたようだ。
食通（デブ妖精...?いや違う、図体はデカいが間違いなくヘコずん！依頼人さん！早く離れるのだ！）
まるまると肥えた姿、まるで空飛ぶバスケットボールの様な姿のボスヘコずんは、隠れていた食通ずんだもんを見つけ襲いかかる
ボス（ぼくのなかまたちをはなすのだ！ぼくはこのむれでいちばんつよいのだ！いうこときかないとぶっころちてやるのだ！）
食通（まいったな、これだけデカいと『普通』の妖精針じゃあ神経まで到達しないぞ...そうなると、『コイツ』の出番か...）
食通『『妖精針』ロングタイプだ』
（なにをいってやがるのだ！なかまのうらみをはらしてやるの...だ？）
食通はボスずんの目の前から姿を消した
（あれ！？ど、どこへいったのだ？すがたをみせるの...だ...）ﾌﾞｽｯ
食通『ここだぜ』
瞬間、食通はボスヘコずんの後ろに回り込み、飛行器官の神経に妖精針を深々と突き刺した！
（ｱ....ｶﾞ....）
食通『確かにお前達はこの森では最強だが、それは非力なずんだ虫（妖精ずん）の中だけの話なのだ。挑む相手を間違えた様だな』
ボスヘコずんを特製のケージに入れる
食通『依頼人さん、もう出てきて大丈夫なのだ』
料理長『お、終わったのだ？』
食通『ああ、バッチリ依頼完了なのだ！』
二人は豆打村に戻った。
食通『ええ！？もうここを離れるのだ？もう少しゆっくりしてもいいのに？』
料理長『はい、支配人やホテルの皆が心配してますし...何よりお客様にこの食材を使った料理で喜んでいただきたいので...』
食通『そうなのだ...なら今度、依頼人さんのホテルにご飯を食べに行くのだ！』
『依頼があれば、いつでもこの村にくるのだ！』
料理長は食材を持ち、豆打村を後にした
『ふう、さて、一仕事終えたことだし、こちらも昼ご飯にするとしますかねえ』
ねえ？ヘコずんくん？
（ｱ...ｱ...）
終わり？
このページへのコメント
トリコの1話か！
ずんだもんVS伊藤誠VSクロちゃんVSダークライも見たいです
ダークライ「何もしてないのに他3人が刺されて死んだ…」
ゼブラ＆ネオＶＳ無限繁殖ずんだもん
勝つのはどっちだ！
流石のゼブラもネオも時間かけてでもずんだもんが絶滅するまで喰い尽くすだろ……
(ゼブラは｢気に入った食材やムカつく獲物を絶滅するまで喰い尽くす｣し、ネオは｢恐怖や絶望で旨味を増幅させてから喰らうを繰り返して星々を食い潰してきた｣んだし)
ムカつくという意味ではゼブラ。
恐怖と絶望ならネオ。
まさか、ずんだもんは二人の適応食材！？
最終回で暴走した人型ずんだもんの調理してくれそう。期待してます
ずんだ虫なの？妖精なの？
どっっっっっちなんだい？
ずーーーーーーんだ、虫！