2.2 改修準備中

概要

「アトラス」地対空ミサイルシステムは、大米帝国が運用する超広域防空システム。開発名称は「先進超広域迎撃システム(Advanced Super wide area Interceptor、省略してASIと呼称されることもある)」で、大米帝国の各軍で運用が行われている。弾道ミサイル迎撃に特化した専用システムの「地上配備型弾道ミサイル迎撃システム(Ground based Ballistic missile Intercepter、省略してGBIと呼称されることもある)」こと「ピースキーパー」地対空ミサイルシステムを除けば、大米帝国が運用する防空システムとしては最大規模のものであり、野戦防空においては最も広い範囲をカバーする。

構成

高射師団構成

統合管制車両1両
AN/MLQ-45用電子戦車両12両
高射大隊6大隊

高射大隊構成

戦闘指揮車両1両
AN/MPQ-69用レーダー車両1両
AN/MPQ-70用レーダー車両1両
4連装発射機搭載車両8両
300kW級発電車両4両

能力

統合管制車両・戦闘指揮車両

統合管制車両は、高射師団全体を管制する。最大で6基の戦闘指揮車両を指揮する。IT-1Cデータリンク用端末を搭載する。早期警戒管制機や他の部隊のレーダー、上級司令部との通信・データリンク、高射師団内での情報共有を担当する。
「アトラス」の高射大隊の戦闘指揮車両は2名のオペレーターによって運用される。IT-1Cデータリンク用端末を搭載する。師団内の複数のレーダーをリアルタイムでデータリンクすることで、師団内のいずれかの大隊のレーダーが撃破されたり、ジャミングによって機能を停止した場合でも、他の大隊のレーダーの情報を基に攻撃することが可能である。

AN/MPQ-69

AN/MPQ-69は「アトラス」地対空ミサイルシステムが広域監視に使用するSバンドレーダーである。前任者である「パトリオット」のレーダー、AN/MPQ-65のSバンドレーダーと比較して、消費電力は2倍、最大出力は30倍になっている。送受信モジュールは、従来のヒ化ガリウムではなく、より新しい窒化ガリウムを用いる。従来の2.4倍にあたる720kmもの探知距離を持ち、15倍にあたる3000の目標を同時に探知することができる。Sバンドを使用しているため、Xバンドへの低被探知に特化した目標に対しても有効である。また、0.2〜20GHz帯に対してジャマーとして動作することができる。

AN/MPQ-70

AN/MPQ-70は「アトラス」地対空ミサイルシステムが広域監視に使用するXバンドレーダーである。より精密な監視と、迎撃ミサイルの終末誘導におけるイルミネーターの役割も担う。また、AN/MPQ-69よりも低空の目標に対する探知能力が高いとされる。AN/MPQ-69と同様に、送受信モジュールは従来のヒ化ガリウムではなく、より新しい窒化ガリウムを用いる。レーダーは320kmの探知距離を持ち、2000目標を同時に探知することができる。また、0.2〜20GHz帯に対してジャマーとして動作することができる。

AN/MLQ-45

AN/MLQ-45は「アトラス」地対空ミサイルシステムが自衛のために使用する電子戦システムである。高射師団に配備され、敵のミサイル、航空機、低軌道衛星などへ最大300kmの範囲でスタンドオフ電子妨害を行うことを目的にしている。0.5~40GHz帯に対してジャマーとして使用可能である。機能としては、純粋なノイズ・ジャミングの他、衛星測位システム座標の書き換えと遮断、レーダーに対する距離・方位・速度欺瞞妨害、複数の車両のアンテナによってビームを集中させることによる電子機器の損傷などがある。

使用ミサイル

「インペリアルガード」長距離地対空ミサイル
「インペリアルガード」長距離地対空ミサイル、開発名称「軽量長距離地対空ミサイル(Light Long Range Surface-to-Air Missile、省略してLLRSAMと呼称されることもある)」は、「アトラス」向けに開発された長距離地対空ミサイルである。データリンクによって超水平線攻撃が可能で、およそ600kmの射程を有している。「インペリアルガード」は中間誘導ではGPSと指令誘導と慣性誘導を併用、終末誘導においては、Kaバンドのアクティブレーダーシーカーを使用する。「インペリアルガード」の迎撃範囲は、発射母機のAN/MPQ-70をイルミネーターとして運用できる範囲を超えているが、他の「アトラス」のAN/MPQ-70または艦艇のAN/SPY-6によるセミアクティブレーダー誘導にも対応する。ミッドコース飛行段階またはターミナルコース飛行段階の中距離弾道ミサイル以下の弾道ミサイル、巡航ミサイル、航空機などの各種空中目標を攻撃可能で、大陸間弾道ミサイルについても限定的な対処能力を有する。スラスターと推力偏向の組み合わせによって高高度や大気圏外においても高機動が可能である。1つの発射機に1つの発射コンテナが取り付けられる。
「ブラックホーク」中距離地対空ミサイル
「ブラックホーク」中距離地対空ミサイル、開発名称「先進中距離迎撃地対空ミサイル(Advanced Middle Range Surface-to-Air Missile、省略してAMRSAMと呼称されることもある)」は、「アトラス」向けに開発された中距離地対空ミサイルである。「インペリアルガード」よりも小型で、150kmの射程を有している。「ブラックホーク」は中間誘導ではGPSと指令誘導と慣性誘導を併用、終末誘導においては、Kaバンドのアクティブレーダーシーカーと赤外線画像シーカーを使用する。これにより、各種妨害に対しても高い対応能力を持つ。また、AN/MPQ-70によるセミアクティブレーダー誘導にも対応する。ターミナルコース飛行段階の中距離弾道ミサイル以下の弾道ミサイル、巡航ミサイル、航空機などの各種空中目標を攻撃可能である。スラスターと推力偏向の組み合わせによって高高度や大気圏外においても高機動が可能である。1つの発射機に4つの発射コンテナが取り付けられる。
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