架空国家を作ろう2.2

第二次世界大戦に枢軸国側で参戦したルーマニア王国は、1945年5月8日の敗戦によって解体され、ソビエト連邦に占領された。ソビエト連邦軍の占領下で、1947年12月30日に共産党政府が成立。君主制は廃止され、ルーマニア共産党の一党独裁を布く寡頭共和制によるルーマニア人民共和国が成立した。敗戦処理としてベッサラビアとブコヴィナをソビエト連邦に割譲させられ、政治的にもソビエト連邦共産党の強い影響下に置かれた。

1965年8月21日には国号をルーマニア社会主義共和国に改称した。

1965年に成立したニコラエ・チャウシェスク政権は、次第にソビエト連邦との距離を取るようになり、西側諸国や中ソ対立以降の中華人民共和国に接近し提携も行うなど、「東欧の異端児」と呼ばれる独自の路線を進んだ。ルーマニアは豊富な資源を基盤に政権運営を行い、西側からの巨額な借款を行った。

結果、国内では対外債務返済の為に国民の生活が犠牲になる一方で、チャウシェスクが「国民の館」と称する豪奢な宮殿を建設するなどの奢侈に走り、1980年代にはルーマニアの経済は失速。その後、経済の改革に成功し、政権を維持している。

チャウシェスク政権以降、東欧の異端児と呼ばれるほどの独自外交を展開している。
なお、国内にハンガリー人がおり、民族問題となっていることから、ハンガリー王国とは関係が悪い。

衣類、電気機械、鉄鋼が主な輸出品である。