ちょっと怪しい黒猫のウィズ用語集

　一般的にオーパーツとは、それらが発見、発掘された場所の年代からは全くそぐわない物品のことを示す。
　英語の「out of place artifacts(アウト オブ ピース アーティファクト)」を略してoopartsとしたのが由来とされる。
　工芸品に限定されるべきで建造物はオーパーツとして認めず別の区分にすべき！という学者も居るが現在はどっちでもええわということで一緒くたにされているような感じである。
　具体的に例えると例えば、紀元前の遺跡からガンダムやエヴァのような超技術の兵器が発見されればオーパーツであると言える。

　しかし、現代では科学技術の向上やその他の理由でオーパーツは減少傾向にあると言われている。
　例えば有名な水晶髑髏はウィズでもネタにされたがあれはマヤだとかアステカ文明(1500年代とかそこら)の遺跡から発掘されたのに製作は1900年代、しかもドイツで作られた物だというお粗末なことがバレてしまっている。
　こういった事例のようにオーパーツには偽物が多いというのは問題となっており、多くのオーパーツが「本当に？」とどこぞのアルさんのように疑問を持たれている。

　ただし、すべてが偽物か？というとそういうわけでもないというのがオーパーツの面白いところである。
　一例として有名なのは「アンティキティラ島の機械」(アンティキティラデバイス)であろうか。
　これは一種のカレンダーのような物であり3種のカレンダーが付いておりそれに付随して、時間の経過とそれに伴う天体の動き、カレンダーのズレの修正、主なお祭りの開催日、月の満ち欠けから蝕の色まで書いてあるというシロモノである。
　こんなものが約2000年前に作られたとされたため宇宙人が作ったオーパーツ？とまで一時期は言われたり言われなかったりした。
　しかし、実際のところは2000年前の技術が単純に当時我々の予想を上回っていただけであり、内部に使われていた歯車は1800年代に始めて開発されたような物を2000年前には既に作っていただけという逆にナニソレ怖いという超技術の集大成であったという代物もある。
　この場合は歴史認識が誤っていたということで決着が付いており、現在ではロストテクノロジーの一種ではあるのだがオーパーツではない(この場合は技術水準的に異常という定義から外れてしまっている)とされている。
　似たような物だと日本刀の作成方法なんかもやり方は分かっているがロストテクノロジーという一種の広義のオーパーツに含まれる。

　まあ、実際に聖ヨゼフの階段のようになんであんなの作れるんだ？といったような現在技術では可能だが当時の技術水準では意味不明な現状オーパーツ扱いされており今後も解明されることがまずないような、よく分からない物も多数あるので調べてみると楽しいかもしれない。
　※補足すると誰が作ったか、どうやって作ったかまでは一応推論ではあるが分かっているのだが、なんでそんな技術を持っているのかなどに関してはおそらく今後も解明されない…と思う。