幻闘戦>獣化ノ書


 獣化ノ書は第7回幻闘戦のサブタイトル。
 開催期間は2023年10月20日(金)16:00〜2023年11月14日(金)15:59開催。

 ストーリーはシュガバン関連である。

イベント内容

  • 2023年10月20日(金)16:00〜2023年11月9日(木)14日(火)15:59?開催。
    • 1戦目:10月20日〜ルディニア「ラヒルメ」
    • 2戦目:10月23日〜喰牙RIZE4「ユウェル・サクラリッジ」
    • 3戦目:10月27日〜眠れる遺跡のアウトランダー「トシュカトル」
    • 4戦目:10月30日〜SUGARLESS BAMBINA「カティア・イムプレ」
 全体的に元クエストの難易度が一気に上がったような...*1

 バグが色々有った結果その対応として5日間の開催延長が行われた。

概要

 第6回の幻闘戦の最中に特に予告なく「次回の幻闘戦のスケジュール」が発表され次回は10月20日〜11月9日であるということが発表された。
 あまりの唐突&追記位置がわかりにくすぎたことで、記載者が気づいたのは9月5日頃だが、9月3日にはスケジュールが公開されていたという情報もある。

 そんなことがありつつ黒ウィズ Newチャレンジやノーガード杯、アルタリア2空戦のシュヴァルツ2を挟んだ10月17日にヴィタと「おい、余計なことをするなよ」というセリフの画像と幻闘戦名が獣化ノ書であると判明。
 また、変更点としてポイント獲得選択機能とチュートリアルスキップ機能が実装されることが判明した。
 ちなみにポイント獲得選択機能のサンプル画像をよく見ると獣化ノ書の「深き高みへ ユウェル・サクラリッジ」というクエストで画像をスクショしたことがわかる。
 翌日の18日にはカティアと「お前ごちゃごちゃうるせえよ」というセリフの画像が公開された。
 幻闘戦は今までタッグなのでこの2人がタッグか…とかなり騒然としつつ、またセリフもカティアが余計なことをと言っており、ヴィタがごちゃごちゃと言っていたのでは?等といった予想もされた。
 翌日は誰だお前状態のネーヴェが公開され、ストーリーは一体どんなことになるんだ…と一部界隈は賑わい開催となった。
 なお、開催日はちょうど感謝祭キャラプレ最終日で引き忘れた人が叫んだりしていたため、人によっては阿鼻叫喚なスタートとなった。

 第4回目からあまりの難解すぎる幻闘戦のポイント計算に有志の方がツールを作成し公開している。一応リンク(問題があるようならば連絡していただければリンクは削除します)。
永遠の子供 ヴィタ&カティア
 雷/闇 AS:回復・複属性封印強化 SS:撃破強化/反転解除特殊効果 EX-AS:EX強化・パネルリザーブ
 AS、SSはLtoL後のラーシャの闇版。EX-ASは割と定番になってきた神んぐ型パネリザ。
 ラーシャとの差異としては、EX-AS以外にもL時恐怖のSP封印のみ無効(ASは封印される)という潜在がある。反転解除というスキルも相まって何か悪さできそう。
→早速4戦目で大活躍しそうな模様。
 EXASは1t目から発動可能なリザーブというだけで評価は高め。
 SSは基本は雷闇の反転デッキで使うのがメインだろうが、単純に反転解除役として融合デッキなどにピン差しするのもあり。
 ASが回復でSS1が撃破強化なので融合デッキで腐ることもそこまでない。
 
 因縁のあるカティアとヴィタのタッグカード。

 ストーリーはよくわかんないカティアが更によくわからないことになるシュガバンストーリー・ゼロ的な補足クエスト。
 ネーヴェは記憶喪失のフリの結果誰だお前状態化していただけだったようだ。 
1戦目:ラヒルメ
 いつものAbCd・Blader枠だが、今回はなんとルディニアからの登場。いつか零機構も来るのだろうか
 ルディニアではラディウスの真名パネルで消していた多層バリア(100)を自力でどうにかする必要があるため、ノーガードか効果解除がほぼ必須。
 また、刻印に同じ属性を5体編成不可刻印(2)がある上に、1戦目の敵の死亡時行動で属性反転を食らうため、複属性統一で組むには属性反転無効を素で持つ元ローやルカ、トリエテリス、1枚しかない属性反転無効結晶、ヴィルジリオの金剛刻印等を駆使して反転後に属性が揃うように上手く誘導しなくてはならない。
 一応、獅子奮迅ヴィルジリオで属性反転を吸い取って雷水化させてみたり、反転解除を使ってみたり、状態異常無効化を使ってみたりと抜け道自体は結構ある。
 ルディニアが幻闘戦の元クエストとしてはかなり難易度が高く、真名パネルも無い関係で刻印無しでも対処しないといけないギミックが多い。
 そのためか、HP倍率の刻印はボスのみ3倍(強化後6000万)と比較的緩め。ただし他の刻印はしっかりといつも通り厳しい。
 変わり種としては、今回新たに「クイズ難易度を(僅かにor大きく)下げ、味方全体の基礎攻撃力をダウン(最大7500)」(1~3)という刻印が登場。クイズ難易度を難しい(クイズレベル30相当)にする刻印(1)もあるが、これで7500ダウンでクイズレベルは15下がると思われるので、実質的にほぼ帳消しにできる。足りない分は適当にクロードでも持ってくるか気合で攻略しよう。
 クエスト自体はパネル刻印でスキチャ+3パネルを設置したりと遊びやすくする工夫はされてないわけではないが、ノーガード抜きでもクリアは不可能ではないがかなり厳しい点、道中のランダム要素などから評価は低い。
 剣聖眼があれば、ボス戦で耐久しながらの敵の処理は不可能ではないが最低でも9tは増加する。
 これは難易度の向上に文句を言っているのではなく、刻印レベル15以下のカジュアル層プレイヤーがノーガードを所持していない場合どうすりゃいいんだ問題が発生する点などが問題である。
 マイナス刻印10でボス戦突入時ボス以外が怒りでステリセでも突っ込めばよかっただけなので運営の怠慢ともいえる。
 また、全体攻撃ASを使用している場合、ノーガード使用中に敵が死亡した際に存在しない敵を殴ってしまう修正されたはずのバグがまた発生している。
 あと道中で何故かレクトラが幻闘戦の刻印の説明をしている。ここでやる!?
2戦目:ユウェル
 開催から3日後の10月23日(月)に開放。
 喰牙4より。
 1戦目も喰牙だったし実質これ喰牙の書だろ…続編はよ! …冗談はさておき、クエストはエウブレナの超接待となっている。
 鈍化2倍(1)により、ターン数が短いスキル以外使用が厳しくなっており、また戦闘開始時にAS封印が付与される刻印(2)やユウェル自体がもとから状態異常スキルの使用が多い問題からAS特殊変化の状態異常回復を使用したい。
 一応デメリットに見せかけたメリット刻印に先制リザーブ闇、弱化50とスキチャ3を付与(1)という刻印があるのでこれを使えば鈍化影響下でも2tまでの、通常のSSならば4tまでのSSなら毎ターン使用できる。
 しかし、弱化とユウェルの火力1.5倍の影響で3倍の火力で殴ってくるユウェルのためできれば軽減も…とするとエウブレナが非常に有利な接待となっている。
 ただし、リザーブのスキチャ+3がかなりの無法刻印であり、鈍化さえ外せば割と色々な方法でクリアが確認されている。
 丑ヶ崎でもなんとか代用できる範囲で頑張れば反転ヤーシャラージャさえあれば刻印30も目指せる範囲となっている。ワルシラだとユウェルの火力が厳しいのでもう少し色々欲しくなる。
 接待精霊以外で活躍した精霊としてはディアクリ2のフォカロルが見破り要員として活躍したり、アクィラ(覇クア)あたりが活躍していたりした。
 クイズ難易度地獄(3)だけはどう頑張っても擁護できない。実質見破りor時間停止必須はゲーム性を狭める要素にしかなっていないように思えるが…。
 今回初の刻印としてはパネル3色ならASダメージ倍率0.5倍刻印。3色パネル自体がスキルorかなりの難問を解けたご褒美として存在していたので正直どうかと思う。
3戦目:トシュカトル
 開催から7日後の10月27日(金)に開放。
 ユウェルから4日空いており、最速クリア組はここで1日休暇ができた。
 従来ならあまり問題にならないのだが、今回はこの休暇はなかったほうが良かったかもしれない(後述)
 元は2018年開催の眠れる遺跡のアウトランダーの超高難度クエストだが、幻闘戦としては珍しくダメージ倍率刻印は無い。その上元クエストの関係でバーニング形式なので楽勝! …なんてことはもちろん無い。
 このクエストは元々1ターン目から残滅1万、怒り時反動攻撃5万と火力がぶっ飛んでおり、わざわざ刻印で盛るまでもないだけのことである。
 当時の攻略法としては、起死回生を張った上でボスの残滅が飛んでくる前に割合削りで怒らせ、反動攻撃を受けきってから戦うのだが、今回は火/水精霊縛り刻印(1)があるのでほぼ不可能*2
 幸い残滅1万に関しては「かつては食らったら終わりのデスコンボとされていた──だが、今は違う!インフレにより対処法が確立されたのだ!」(ギュッ)というわけでGAディオニソスの統一強化と攻撃SP封印強化でステータスを上げれば残滅の毎ターン2万ダメージ程度の火力も耐えられる。
 反動5万は流石に軽減のほぼない火水では耐えきれないがトリペロかウィジェッタ、魔道杯ウィズで起死回生を張った上で、普通にHPを削って怒らせれば良い。
 怒りステアップと右の死亡時ステアップでボスのHPは驚異の12.32億。剣聖眼で処理可能とはいえ左雑魚もHP1億増えるので洒落にならないHPとなっている。
 その上味方全体のAS倍率が0.3倍に低下する刻印(3)、パネルに回復と-1500%の攻撃ダウン付与刻印(3)まで付いてくる。
 ただし反動で火属性が6倍になったりPT全体に基礎HPダウンの代わりに1.1倍になる刻印があるなど思ったよりはマシ。
 刻印レベル30における正攻法はハルの会心刻印、GA兄弟のパネリザ連結で一気に10億以上のダメージを出して押し切るパターン(もっと早くしたければキワムも使おう)。
 ただし、刻印レベル30にこだわりさえしなければ、火水と無属性ガードを外して割合削りを入れてやればいいし、限界突破などの耐久力で耐えることも可能である。
 さらに刻印を落として右の自殺を防げば、難易度は格段に落ちる。
 また、クリスマストリエテリス+限定1枚で30t前後の攻略や、限定1枚での30攻略も確認されており(要100t以上の長期戦、クイズ難易度は5なのでクロードで全問単色可)、ギミックにさえ対応できればダメージや敵のHPのインパクトほどの難易度ではない。
4戦目:カティア
 開催から10日後の10月30日(月)に開放。
 トシュカトルから3日後である。
 実装時点(10/20)で刻印30クリア不可能クエスト(多分)→やや運ゲーではあるがクリアデッキが確認された。安定クリアするならヴィタ&カティアが必須のようだが…

開催初日頃のはなし

 しかしそんな中でまさかの一部プレイヤーはテネブった。テネブル起動までの7ターン+再始動のための更に10ターン程度の間の合計で約100回程度の攻撃を耐える必要があったので99%の100乗…つまり3割くらいでしか初戦すら突破できないが3割で攻略できるテネブルもテネブルだと思うの。
 その後はセリーヌ(クオン)あたりの精霊強化ガードを利用し100%ガードをすれば乱数抜きで既存精霊のみでも突破できることなどが判明した。
 他にも純属性or100%なら恐怖対象外になるのでラーシャ+ステアップ回復キヌを利用してHP100%にするなどの攻略法もあることが判明。
 ヴィタ&カティア無しでもまあ割といけると判明した(ちなみにテネブル以外は判明までに数日要している)。
 ところで、わざわざ接待されているヴィタカティアを使わないというのも変な話で、ヴィタカティアを使うと更に難易度は低下し、最速2tでクリアしだしたり、6t程度で安定クリアができるなど接待精霊の貫禄を見せつけた。
 しかし、その接待精霊のヴィタカティアを入手するには総合等級28以上が必須で、これは最速でやっても開催9日目までヴィタカティアでの攻略ができない為、カティア戦の難易度向上に一役買ってしまった。
 ユウェル戦~トシュカトル戦までの1日の休暇がなければ開催8日目でヴィタカティアが入手できていたのでトシュカトルのところに記載した休暇がなかったほうが…というのはそういうことである。
 更には人によってはカティア戦を多少やってようやく28達成してカティアが楽になるというかなり矛盾した設計となっているのもどうかと感じる。
 クエスト難易度自体もギミックさえ理解すれば刻印25~28程度まで下げれば配布もかなり多めで行ける。
 余談とはなるが、実装以来ずっと使い道はあるかもしれないと思われ続けて今まで全く使われなかったゴッドナンバーズとリフィル&ルリアゲハが今回のカティア戦でアタッカーとして活躍することになった。
 ゴッドナンバーズに至っては実装後3年間出番がなかったのでかなり朗報ではある。
総括
 第1回からずっと言われ続けてきたポイント獲得選択機能がようやく追加された。しかし、ポイントは獲得しないと最大点数を保存できない上にかなり誤解しやすい位置に獲得しないボタンがあったため、事故の多発原因としかならなかった。
 機能としてはかなりいいものではあるので、もう少し(獲得しなくても最大ポイントは保存されるなど)改善がほしいところ。

 クエスト難易度としては全体的に前回より難化したものの、第4回までの調整が全くできてなかった頃を考えるとまあ問題ないだろうレベルの範囲となっている。
 当初はほぼ無理だろ!と思われていたカティア戦ですら割と抜け道が多かった、トシュカトルも刻印を多少落とせば抜け道が多いことなどは難易度調整がかなり行き届いていたと思わなくもない。
 しかし、今回は特定精霊の接待に重視を置きすぎてしまい、ノーガードがいないと刻印レベル0や1のクリア方法すら分かりづらいラヒルメや接待精霊のヴィタカティアが入手できるのが最速でも開催9日目以降になるカティアは弁解の余地がないレベルで酷いと思われる。
 一部の狂人はクリアだけに飽き足らず、最速クリアを目指した結果、ラヒルメが理論上4t?、ユウェルが4t?、トシュカトルが6t、カティアが2tなどという異常なタイムアタックなども行われていた。これそういうゲームじゃねえから!
 今回の難易度でも結構きつい人も多かったので運営が一部の狂人だけ見て難易度低かったかな?と勘違いしそうで怖い…。

 ストーリーとレクトラの扱いに関しては賛否が別れている。
 そもそも3きょうだいがかなりヘイトを買っているキャラではあるので出なかったことを喜ぶようなプレイヤーも結構多かったそうな。
 しかし、今回のストーリーは誰から見たものなのかも、なんでこんなのを見たのかもわからない謎ストーリー化してしまっている。
 ストーリーが悪いというわけではなく、幻書庫の設定と致命的に相性が悪く矛盾していない?というかこれ魔道杯ストーリーやんけ!といった感じで。

 悪かった点は前回と変わらずクイズ難易度地獄、ミッションクリスタル、Sランク2.5秒と刻印レベル29あたり。
 特に刻印レベル29に関しては、今回接待がひどすぎたため、接待精霊を持っていないと30は達成できないが29ならいけるというプレイヤーは多かったものの別に29の意味ないじゃん…と落胆するプレイヤーが多かった。
 解決策としては刻印レベル29のポイントをあと1万程度上昇させてやると個別刻印30までが4日で突破できるようになる。
 こうすれば30で行けないけど29ならというプレイヤーのモチベが上がるので改善してほしいが…。
 また、バグが多かったというのもかなり問題である。
 この幻闘戦の間に全体化とノーガードを使うと攻撃が外れるバグ(10/27修正)、複属性封印と無属性変化と属性反転が発生するとターゲットがブレるバグ(10/29頃修正)、無属性変化状態の精霊のターゲティングができなくなるバグ(10/29~11/1まで発生)と立て続けに3つもバグが発生している。
 結果的に5日間の開催延長を行った。開催延長は悪くないのだが開催延長日時の判明に至るまで結構時間がかかったため、追加で回れば上位報酬もらえるかも的な人には先の見えない負担を敷いた点は少々問題ではある。まあコロプラの連絡できない病は今に始まったことではないから…。
その他 

クリスタル数

第7回に挙げられた問題点と改善された点

余談
 初の期間延長が行われた幻闘戦となる。

どなたでも編集できます