マイソフの創作と資料とチラシの置き場です。

敵はボンノー寺にあり

 2021年の移転再編に当たり、もう消しちゃおうかと思いましたが、古いゲームなんで初心者向けコンテンツをいまさら作る人も少ないだろうし、古狸から最近の若殿へのメッセージになりそうなところだけ残します。新機軸も次々加わっていますから私もよくわからんところがあります。



計略と戦術〜初心者向けコンテンツ


 REの開始からすでに1年を過ぎ、基本的なことは古い殿には今さらです。内容も古くなってきたので、チェックも兼ねて新規殿向けに再整理することにしました。(2017/7/30)
とっかえひっかえ

 前作と違って、退いた城、撃破された城の再配置が可能になりました。「巨大化」のたびにHPが半分回復しますが、それでも追い付かないときは一度引っ込め、回復を待って出し直すことも可能になりました。

「巨大化」を序盤でやりすぎると、再配置のコストが上がって肝心な時に肝心な場所へ戻せなくなる時があります。逆に退かせるとき配置コストの半分が戻ってくるので、ラスボスが殿に迫ったときすでに射程を外れた巨大化済の城を退かせると、計略や再配置のコストをねん出できることがあります。投剣の城は特に、出したり戻したりする運用が前提になるでしょう。
レアリティの影響

 すっかり☆2未満は使わなくなりましたし、よく使う☆3も一部の特殊な城に限られます。イベントで取れる☆5にも優秀なものが多く、無課金で続けても☆4以下は愛がないと育たないのが普通……といっていいかと思います。

 課金殿になると、高難易度コンテンツにあまり積極的でなくても絶壱絶弐は避けて通れないので、☆5改築を含む☆6以上だけで戦っていくことになるかと思います。逆に無課金で楽しみ続けるなら、コンテンツの上半分を自分で見切らないといけません。
城の使い分け

 もう「昔は遠距離攻撃の中で銃が圧倒的に強い時期があったんだよ」と昔話になるくらい、RE出発時とは様子が変わっています。弓、弩、歌舞がそれぞれ強化を受け、杖や法術と相性の良い「堅い敵」が増えました。非常に硬い敵になると、トークンを捨て石にして被害を担当させるか、足を遅くする・後退させる手段を使って遠距離から煮沸するか、他の敵とは違った手立てが必要になります。また、一斉に向かってくる多数の敵に対しては本による広域制圧射撃なども必要になってきます。
  • 刀は最も基本的なタイプ。
  • 敵の攻撃を浴びやすい青枠には、比較的防御に優れた弩を。
  • 飛行する敵に対しては弓が強い。攻撃速度に優れ一撃の威力が低いので弱い多数の敵に有効。
  • 法術と杖は、防御の堅い強敵の通り道を射程に収めるように。法術攻撃は敵の移動を遅くする。杖は遅くできない分だけ攻撃力が法術より高め。
  • 鉄砲は攻撃した相手を少し後退させる。攻撃速度を計略などで高くすると強敵への時間稼ぎにもなる。比較的射程が長く、広範囲を1城でカバーする使い方が多い。
  • 大砲は密集した敵に強いが攻撃速度に難。
  • 歌舞は、激しい攻撃を受ける近距離城を射程に収めるように。ばらけたマップでは2城同時編成することも。
  • 鈴は前過ぎず、後ろ過ぎない位置取りが大事。攻撃力や攻撃範囲を広げる計略と相性がよい。
  • 弱い敵が集団で来るところには槍、鞭、鎌。自分の防御力が低いことと、一部を除いて足止め能力はないことに注意。
  • 槌は最後の抑えに(攻撃速度が低く、多くの敵に遭うとあっけなく敗れることも)。現在のバランスでは計略目当ての起用が多い。
  • 盾は敵を通したくないところに。ただし遠距離攻撃の支援がある場所で。自分の攻撃力はあまりない。
  • 拳は「3連攻撃」、つまり攻撃力が上がる計略などがよく効くので仲間を考えて。歌舞で保護できるとベター。
  • 投剣は便利だが防御が弱い。歌舞で保護できる場所を中心に使い、危なくなったら引っ込める。わざと巨大化させず、弱くて多い敵を狙って出したり引っ込めたりすると有効なことも。
  • 巨大化できないコラボキャラは、出したり引っ込めたりしていまピンチの場所を火消しする。


伏兵の配置場所

「伏兵」(通称トークン)は城の「計略」でマップに置けるものの総称です。

 弓・鉄砲など青系の長射程兵器でまず削ってから、青射程内に控えた赤系の最初の一撃で倒すのが理想かと思います。ですから防御力の高い伏兵は青系射程の交差するところに置き、そこに敵を長いこと留まらせれば有効です。「足止め効果」がないものでも、攻撃をすれば敵ユニットは速度を落とします。

 時間が過ぎて気がたまることはこちらに有利ですから、純粋に時間を稼ぐために伏兵を使うこともあります。敵は射程内で、最後に置かれたものから順に攻撃するのが原則ですから、捨て石にして強敵の攻撃をそらす使い方もよくあゝります。

 盾城はこうした時間稼ぎ任務の主力になります。盾城の持つ「足止め」は基本的に、兜が2体までは足を止めて城を攻撃し続けるという能力で、3体目は素通りしてしまいます。その「足止め」能力を計略で城に与えたり、「特技」で巨大化しきると自分が得たりする城(盾以外もある)もありますし、このときは「2体まで」とは限りません。

 気生産にかかわる伏兵、遠距離射撃武器の伏兵はだいたい青ですし、広範囲の敵・味方に影響する伏兵も青で、REになったころの殿は「青の置き場所が足りない」とよく感じました。最近は☆6広島城の「八八式速射砲台」のように、ある程度の射程がある伏兵で「赤/青」どちらにも置けるものも出てきました。

 ☆5清州城は配置場所を「赤/青」に変更する計略を持っています。特定のマップで自分や伏兵のいい置き場所がない城が、清州城といっしょに使うことで真価を発揮することがあります。

ウェーブの数と伏兵

 マップクリアまでの時間が長いほど、気生産に関わる伏兵(トークン)の数がプレイに影響を与えます。伏兵のほとんどは攻撃の波(ウェーブ)終了で消えてしまいますが、逆に言えばクリアまでにウェーブが1つしかないマップは伏兵に使う気が少なくて済むわけで、気生産ができる城が少なくても、あるいはいなくても良いと言うことになります。曜日出兵は今のところ全1波(部隊数1とも表現する)のものばかりなので、最初のうちはとくに神娘の巻が天下統一より楽でいいと感じるかもしれません。

 ☆3鹿野城と、☆3柳川城(こちらは改築して☆4になってから)は築城でも出てくる気生産城で(☆5春日山城は出るけど幻なみ確率。取りやすくなるイベントに注意)、最初はお世話になるでしょう。
回復ユニット

 鶴ヶ岡城、窪田城など武器アイコンが音符(歌舞)、武器が扇系の城は、攻撃の代わりに自分や射程内の城のHPを回復させることができます。合わせて、攻撃力などのパラメータを高める事が多いので、他のゲームでよく使われる表現で言えば「バフ城」でもあります。逆に範囲内の敵への「デバフ城」なのが、いまのところみんなレア城ですが「鈴」です。

 こうしたユニットが生きるかどうかは、自軍ユニット配置の真ん中に青(射撃)のいい配置場所があるかどうかに依存します。守るべきものがばらけているとだいなしです。

 また、巨大化しきった城のHPを急速に回復させるにはいったん退かせるか計略を使うかしないといけませんが、回復ユニットがあるなら下げなくても突っ張れます。ですから鹿野城など、気を生む城と一緒に使うといいでしょう。回復ユニット自身も巨大化によって効果範囲が広がります。

 回復範囲も坂本城など「攻撃範囲」を広げる計略・能力の影響を受けます。

最初は何をすれば

リセマラその他(出陣前にみんな考えること)
  • ときどき壊れ性能のレア城が登場するのは事実ですが、「取らなきゃ詰む」いわゆる人権キャラはいません。イベント産の☆4、☆5は☆に見合った強さがあり、☆5を改築した☆6が(限界突破のコストも低いため)課金殿でも長く主力になるでしょう。
  • ☆3かそれ以下で、愛なしで長く使って行ける城はあまり多くありません。☆4以上から強化メンバーを増やしていき、4つの地形適性に合わせてそれぞれ8人チームが組めるようになったら中級に入った殿でしょう。気生産トークンを出す鹿野城、柳川城(改築後)は例外で、☆3ですが相当に長くお世話になるでしょう。
  • 天下統一第23話、第49話突破で「七星の招城符(城プロ三名城)」がもらえます。昔から取れなくて嘆かれやすい彦根、大阪、名古屋のどれかを選んでもらえるのですが、彦根と大阪はあらゆる状況で強いのでまずひとり取りましょう。名古屋のダメージ計略は、今では代わりもいるしダメージ計略自体があまり流行でもないので、後回しで構いません。
  • ☆4以上の城は、同じ☆の城を集めて「改築」することで☆が上がり、レア城の改築に重宝されます。改築が設定されていない城から順に、他の城の改築に使って行くと無駄がありません。☆3から下は改築に必要な城の数が多いので、そうまでして☆4を作るか微妙なところです(引退させて金にします)。
出陣場所の選択
  • ときどき「武神降臨」イベントがあり、高レベル(80〜)に育てたレア城がないと突破困難です。不可欠な報酬が賭けられているわけでもないので、最初のうちは見なかったことに。
  • 天下統一(普通)は進めれば進めるほど霊力当たりの報酬効率が上がっていく傾向があるので、進められるだけ進めましょう。
  • 天下統一(難しい)の委任解放(大破城なしで全蔵防衛)は、短プレイ時間で楽にレベルを上げられるので、可能な限り開放しましょう。土日はすべてのステージ、それ以外は日替わりに5つおきのステージが「城娘経験値2倍」になるので、通常は「2倍」でいちばん後ろ(必要霊力高い)のステージを使います。時間やリアル気力を消耗しますが、「神娘・烈」が利用できる曜日なら、そちらがお得かも。
  • 曜日任務のなかで「神娘」は多くの殿が一番お世話になるでしょう。神娘は合成で城娘経験値になるので、とくに特定の城娘を育てたいとき便利です。だんだん天下統一の効率が相対的に上がっていきますし、委任もありますが、天下統一が進むとヌルい構成でも戦える曜日任務が恋しくなることもあります。ただし城娘合成には金がかかるので、金がたまる天下統一とのバランスを考えて。2018年1月から「神娘・烈」任務が追加され、得られる経験値の高い「ツバサ&白泉」がときどき落ちるようになりました。
  • ある程度戦力が整うまで、武器・施設の違いはそれほど問題にならないと考えたほうがいいでしょう。逆に、最初のうちは☆2以下の武器をあまり強化していると金不足に陥るかもしれませんし、武器の曜日任務に霊力を費やすのは戦力アップ効果が薄いでしょう。2018年1月以降、「武器・極」の普通を突破すると、☆3武器(まれに☆4武器)の多く出る「武器・烈」をプレイできるようになりました。
  • イベントでもらえる城は、ガチャ限定で☆が同じ城と比べても見劣りしない性能です。また、改築材料としても貴重な存在です。ただ天下統一の方が経験値/霊力の効率は良いので、最初の数週間に出会うイベントへの霊力投入はほどほどにしたほうがいいでしょう。「神娘・烈」の曜日任務がクリアできるにはある程度のレベリングが必要です。
  • 「贈り物」は最初は不足感がありますが、いずれ余ってきます。
  • 2018年8月「売店」が新設され、金が余っている殿はそれを「掘り出し物」で色々なものに変えられるようになりました。余ると言っても、とくに最初のうちは大した額ではないので、好きなように使えばいいと思います。思い悩むほどゲームに差は出ません。
築城と城のレアリティ
  • 「築城」は旧城プロから引き継いだシステムで、今では他のゲームの「ノーマルガチャ」に当たる位置づけです。いくつか便利な城も出ますし、ごくまれに「招城限定」のレア城も出ます。
  • 特殊築城イベントがときどき行われ、要石を多くつぎ込んで築城するとレア城がいつもより多く出ますし、そのイベントで指定された城の出る率が特に高くなります。鹿野城、柳川城、春日山城をまだ持っていなくて、イベントでピックアップされていたら回しましょう。しかし半年、1年とプレイしていくなら、☆4以上の城が自然に多数手に入るので、入ってきた要石で無理なく回す程度でかまいません。特殊築城イベントでは、低い確率で期間限定の招城限定城娘が出たこともあります。☆3・☆4の数をそろえる、初心者殿向けの底上げイベントと考えるといいでしょう。


その次は何をすれば(2018年8月追加、2019年8月加筆)


 もう半分隠居のようになってしまいました。☆7〜8が33城、Lv90以上が16城(最高はLv100)という状況から見えるものを書きます。
武神降臨こわいよ

 いや、最近は挑戦する気もなくなってきました。レベルが高いことも大切ですが、あれは城を何度も置き直す創意工夫がいるのだと思います。もう老兵ですんでそういうのは諦めます。
でも天下統一は何とかなるよ

 武神降臨に比べれば、90代まで突入すれば天下統一の委任解放は置き直しをしなくても何とかなります。
いまさらレアもらってもね

 とことんレベリングした少数の城で戦う傾向が強くなります。レア城を思わず改築餌に使うこともあったりなかったり。ただ、あとで来た城でも強い奴は強いです。当家で言うと長篠、姫路あたりがそれで、思わず応援セットで取った彦根城を、まだ凸2なのに姫路改の餌にしてしまいました。

 だからレアや珠より羅紗改零、改壱のために課金しよかやめよか音頭を毎回踊ることになります。月次任務のコマネも魅力です。

 このゲームは、無課金でも中くらいのところまで行けます。「人権キャラ」がいないということは、特定のレア城を引けないままでも、つぎ込んだ時間と課金に見合ったところまで行けるということです。

 では無課金と課金殿の差はどこに出るかというと、限界突破です。レア城のレベルキャップを緩める(限界突破)には、羅紗系の課金神娘か、何度もガチャを回して出る同じ城を合成する必要があります。もちろん城を出したり引っ込めたり、再配置が上手い殿は限られた戦力でもきついステージを抜けていくのですが、多くの殿はきついステージをクリアするために、高レベルのレア城が欲しくなるのです。さあどうしますか。

 逆に言うと、コレクション的にたくさんの招城限定レア城を集めようとすると、同じ時間や課金で少数精鋭を鍛えるより、勝てないステージが増えてしまうということです。次々に追加され、イベントで手に入る城の方は、集めて改築に使ってしまえばいいのですが。


ツバサ&白泉は圧倒的だけどね

 霊力効率で言えば曜日出兵で神娘を狩るほうがレベリングにはいいのでしょうが、もう天下統一委任の楽さに体が慣れてしまいました。犬山城がいるので余計にね。Lv100に一番乗りしたのは委任部隊に入れっぱなしの犬山城です。
贈り物は適当にね

 改になった娘は200%まで絆を伸ばせるルールになりました。該当が多すぎて☆5の一部までしか200%になってません。(2019年8月追記:今では☆2くらいまでは上限まで贈り物ができています)
強い城は強く、それなりの城はそれなりに(2019年8月追加)

 レア城の「強い・それなり」は、大きく分けて4種類の観点で決まります。
  • 特技や計略に「全敵・全味方」「全味方前衛」といった広い範囲を対象とするものがあるかどうか。代表的なのは全味方の攻撃力を大きく上げる彦根城。歌舞や鈴はすべて「範囲内に」様々な追加効果を与えますが、その追加効果が強力な大阪城やモンサンミッシェルはゲームチェンジャーです。大阪城は敵弱体化トークンの方を重宝する人もいますが。
  • 特技や計略に「自分だけ・狭い範囲だけ超強化」「大ダメージ」なものがある城は用心棒のような存在です。代表的なのは安土城、名古屋城、プラハ城です。狭い範囲や、どれでも1城を強化する城としては姫路城、岡豊城などがあります。盾が要るところで地形がどうあれノイシュヴァンシュタイン城を使いたくなるのも、これですね。こうした城は、他の城の能力と重なることで壊れ性能を得るチャンスもあります。
  • 強力なトークンを出せる城は、8城という部隊枠を乗り越えられる存在です。安平城、長篠城が代表です。宇都宮城も「鉄狛が本体でおババはトークン」とか言われつつ、☆の数を超えた力を発揮します。強敵への時間稼ぎとしてコストが安いトークンを何度も置くことも有効で、こういうときは改築☆4くらいの城も役に立つことがあります。
  • 他の城の能力とのコンボ技が成立したり、特定の敵や状況に対して強い城は、オンリーな城として不得意な地形にも投入されます。代表的なのは岩殿山城、清洲城、浜松城です。私は移動速度低下計略目当てで大垣城をよく使いますが、遠距離のダメージディーラーと、計略をかける歌舞か鈴、場合によっては小田原城など射程の長い城も必要です。

 熊本城はどれにも当てはまりませんが、攻撃にも防御にも☆7の強さがあるので、生放送などで運営が示す「使われている城ベストテン」などによく入っています。キャメロット城は最大化までのコストが重いのですが、私は☆なりに強い側面のふさぎ役としてよく使います。

 
まだ完全には引退してないよ(2019年4月)

 ☆7〜8が49城、Lv90以上が35城(最高はLv110)、殿レベルはもうすぐ211になります。なんというか連続無料10連ガチャとか出玉率アップとかすごい延命策ですね。預ける城が増えてきました。


FAQ:数表

連続ハズレ確率表

当たり確率10回連続ハズレ確率30回50回
50%0.1%
30%2.8%0.002%
10%34.9%4.2%0.5%
5%59.9%21.4%7.7%
1%90.4%74.0%60.5%
0.5%95.1%86.1%77.8%

霊力回復表

5分1日7日
霊力回復12882016

 
殿Lv10殿Lv30殿Lv50
霊力上限78136216
自然回復量に対し0.27日分0.47日分0.75日分


施設レベルを上げるのに必要な金

現在の施設レベル必要経験値城あたり必要金額白泉(経験値1000)で
満たす場合の必要数
必要金額
5370005003718500
6900006009054000
7150000700150105000
8230000800230184000
9400000900400360000

FAQ:部隊編成


 個々のおすすめ城については、御城プロジェクトRE 城プロRE 攻略 Wikiの「初心者ガイド」に付け加えることは何もありません。今日引いた有力な城を、やっぱりみんな使いたいでしょう? 引いてない城はいくらおすすめでも使えないわけですし。ここでは編成の考え方に絞ってお話しします。

いろいろな考え方


 私は第5部隊をレベリング部隊として委任に出していますが、残り4つはたいてい、4つの地形に合わせた部隊になっています。ですからその「実際の」編成を見て頂いても、始めたばかりの皆さんの参考にはならないでしょう。ですからここでは、部隊を組む時に何を考えているかをお話しします。


 まず、中央の青スペースの数と位置です。例えば1-15(摂津)のマップには、殿の前に2つの青いスペースがあり、城娘たちは基本的にこれを取り囲みます。つまり歌舞の城がそれをひとつ占めてしまったら、今治城の旗と岐阜城の傘はどちらかしか置けなくなるということです。もちろん青いスペースは他にもありますが、すぐ敵に接近されたり、一部の城しか効果範囲に入らないのでは価値半減です。多くのステージでは青のいいスペースはせいぜい2つしかないので、それを誰に使わせるかを考えます。

 遠隔の城でも、敵の進路に近いところに置いたほうがいいものがあります。敵の進路を大きくカバーしたい鈴や、攻撃範囲の狭い法術・杖です。しかし遠距離の城は赤スペースに置く近接の城に比べると、防御・耐久が弱いので、通る敵の性質によっては先にやられてしまいます。皆さんの家中で例えば岡豊城や駿府城が育ってくれば、攻撃速度で多少の敵はすりつぶしてしまうでしょう。弩は遠隔の城では防御・耐久が高めですから、最初は敵に近いところを任せるといいでしょう。

 兜は、攻撃が届く範囲で、プレイヤーが最後に置いた城やトークンから順に攻撃してきます。これを利用して、近接の城は遠隔の城より後から置き、それによって遠隔の城を守るのが基本になっています。トークンを置いて攻撃をそらし、急場をしのぐのもよくあることです。

 もちろん、いい位置にいなくてもそれなりに有用な城はあります。直接ダメージを与える計略を持つ城は、どこにいても計略は使えます。

Wikiの「計略」でいう「伏兵」と「範囲攻撃系」はそれぞれひとつはあったほうがいいでしょう。前者は主に時間稼ぎであり、HPや気の回復を図る手段ですし、後者は直接的にピンチを防ぐ手段です。

 歌舞の回復やバフを互いに最大限に利用するため、殿の周りに城娘を固めることを将棋の戦法になぞらえて「穴熊」と呼ぶことがあります。有効なマップが多いのですが、敵に範囲攻撃があると犠牲が大きくなってしまうこともあります。


 いきなり敵が一斉に出てきて、何をしたらいいかわからなくなって敗けることはありませんか。「特定城の攻撃速度を〜」といった計略は「計略にあった攻撃手段を持っている城」「脅威の近くにいる城」にすぐ計略をドロップしないといけないので、何かを「置く」計略や範囲攻撃の計略よりとっさの判断が大変です。そういう人は「範囲攻撃系」の城を3〜4つ部隊に入れてみると、楽になるかもしれません。

 同じマップで何度も勝ったり負けたりを繰り返すと、敵の種類や出てくる位置をだんだん覚えてきます。例えば弓は飛行敵に攻撃力1.5倍ですから、いつも敵が飛んでくるところは弓の射程でカバーすればいいでしょう。最初からマップにいる敵には近くに遠隔の城を置いて、巨大化させて攻撃範囲に入れれば一方的に攻撃できます。置き場所の都合でそれが難しければダメージ計略を使う手もあります。強敵の通り道のために法術を別の場所からいったん退却させるのはいい作戦ですが、そのまま置くだけだと「最後に置いた城」になって攻撃が集中します。その直後に別のものを置いてオトリにするところまで考えないと作戦失敗です。

 そうした「実際の使い道、使うマップ上の場所」を少しずつ考えながら、部隊編成を決めていきます。

赤青バランス


 気を生産できる4つの城がすべて赤であるため(現在は柳川城改に気生産トークンがつき、青のレア城で様々な気生産能力を持つものがありますが)、赤がいない部隊というのはあまり組まれないだろうと思います。しかし槍の攻撃範囲はかなり広いので、レベルが十分に高ければ赤に大きく偏った構成でも、その逆でもクリアはできるのでしょう。ただしステージにより、蔵の周囲のスペースが赤か青に偏っているものがあり、蔵を全部守るならステージごとの適正比率はあるでしょうね。

 また、摂津では右側で止まった敵を銃などで減らしておかないと苦しい戦いになるはずです。逆に備後の右側は、青のスペースが道に近すぎ、ちょうど青を置きたい場所は蔵にふさがれているので、赤がないと守りにくいでしょう。多くの地形にひとつの部隊で対応するなら、3:5から5:3のあいだでバランスを考えるのが実際的だと思います。もちろん城が育ってヌルくなってくるまでの間……ということですが。

☆3の有力な城


 例えば当家には和歌山城がおりません。引いてない城のことはわからないし引いてない読者のお役にも立ちませんが、当家も殿レベル64に達し(2016/6/17)、そろそろ☆3の城くらいなら語ってもいいかなと思います。

 鉄砲では能島城・雑賀城のデバフ2城が抜きんでていて、同じトークン城である根来城・津和野城がかすんでしまっています。前橋城はトークンのないデバフ鉄砲で、たまたま当家では引くのが遅く育っていませんが優秀だと思います。札の大宝寺城(改壱)は軽量大火力。平戸城はトークンの分だけ基本消費気が重く、大宝寺城が育つと微妙な立場。当家は弩では☆4水戸城を重用しているため、三原城と柳川城の影は相対的に薄くなっています。弓では深志城が多くの殿方のもとで期待の新星だと思いますが、当家でもぐんぐん育っています。速い弓と強い鉄砲に挟まれて、軽い弩である三原城が割を食っていますね。深志城に立場を奪われたのは同じ弓である島原城がより深刻ですが。多聞山城はその点、基本消費気が軽い範囲攻撃持ちとして重宝したためかなりのレベルになっています。

 槍では絶対的な存在の鹿野城がおり、新府城(改壱)、大多喜城、北ノ庄城、備中高松城、岩櫃城、八王子城、石垣山城と☆3槍は多すぎます。当家では計略の便利な石垣山城と岩櫃城のレベルが比較的高くなっています。トークンをよく使うので足止めの北ノ庄城は当家では不遇です。刀で鹿野城並みに圧倒的な存在になったのは与板城でしょう。当初は苗木城のお世話になりましたが、計略の火力が低いため最近は仕事を取られがちです。稲葉山城、坂戸城(改壱)、備中高松城、佐賀城はどれも放置に近い状態。

[2017/1/4付記]改☆4と☆3で、現在のレベル順位は深志、与板、鹿野、雑賀、山科本願寺(ここまでLv50以上)、安平古堡、能島、忍(ここまでLv45以上)です。デバフ銃はだいぶ頑張って育てたのですが、結局ぶっ壊れたレアを引く速度が勝ったという印象です。

[2017/9/4付記]柳川城(改壱)は気生産トークンをもらって一歩ぬきんでましたね。

引き下げ編成


 最近は、安芸など追加された「天下統一」3マップの「難しい」攻略に備え、主力第3部隊を固定していますし、まずそれでイベントマップを試します。それで「普通」が楽に行けるとわかったら、第1部隊に似た編成を作り、少しずつ戦力を下げていきます。小田原に代えて宇土、宇都宮に代えて大宝寺といった具合に。そうやっていろいろな部隊を使いながら経験値を回しています。新参城や、レベル40に足らない城は第5部隊において時々委任長門を回します。

[2017/1/8付記]今は地形属性の問題があり、第1〜第4部隊はそれぞれ特定のマップに対する編成をしています。属性の合う城を中心とした赤4青4の編成を立て、クリアできたらレベルなどを引き下げていきます。

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