まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

432 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/10/02(日) 23:52:56.68 0

「だーれだ?」
「きゃーっ!?」
突然後ろから胸を手で覆われ、桃子は叫び声を上げる。

「きゃーっ、だって。カワイー」
声色を真似て、からかうように笑う声が耳元をくすぐる。
「ちょっと、みや!?完全にセクハラだよ!?」
振りむいた桃子が抗議の声を上げるも、抱きついた犯人はといえば、くすくすと笑うばかりで反省の色はない。

「ごめんごめん、手がすべっちゃった」
「すべるってレベルじゃ、っていうかオッサンか!」
「あはは」
「笑ってごまかさない!」
「ごめんって。じゃあやりなおしね?」
「いや、意味わかんないよ」
「ほら後ろ向いて!」
「え、あ、はい」
勢いに押されて、桃子はつい素直に後ろを向いてしまう。

「だーれだ?」
元気のよい声とはうらはらに、そおっと目元を覆う手。
「…みや」
いったい何なの!?と、内心混乱しつつも、一応乗ってしまう桃子。

「残念!愛理でしたー」
雅の声に振りかえってみると、いつの間にか雅と桃子の間に、雅に手を取られた愛理がいた。
「でしたー!って、え?もういいの?」
「うん、ありがと愛理。おつかれ!」
見事に目隠し役を果たした愛理は、雅に肩をたたかれ困惑気味に任務を終えたようだ。
「愛理、なんかごめんね…」
思わず謝ってしまう桃子に対し、雅は満足そうに笑っている。

「やーい、ひっかかった!」
「みや…なんなの?さっきから変だよ」
「楽しくなかった?」
「楽しいとか楽しくないとかじゃなくて、意味がわからない」
「そっかぁ。なんか、もも元気ないなぁって思って…笑ってほしくてさ」
「え。…心配してくれたんだ。ごめんね」
しゅんとする雅に、つい慌てる桃子。
「じゃ、三度目のしょーじきね。やりなおし!」
「え、え?うん。え?」
けろっとして笑う雅の勢いに負け、桃子は再び後ろを向かされてしまう。

「だーれだ?」
「ちょっと、セクハラ!!」
「いいじゃん、減るもんじゃなし」
「みや、発言が完全にオッサンだよ!?」
顔を赤くして怒る桃子。
雅はそんな桃子をじっとみつめる。
「みやはね、ももに笑っててほしいの。何か辛いことがあったら言って?」
「みや…ありがとう…って、いい話風にまとめようとしてもダメー!」
「ばれたか!ほんとは触りたかっただけー」
あはは、といたずらが成功した子供のように笑う雅に、つられて桃子も思わず笑う。
「もう、みやったら!」
桃子の抱えていたもやもやした気分は、いつの間にか消えてしまっていた。
めでたしめでたし。

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