まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

254名無し募集中。。。2018/05/01(火) 23:18:49.860

もうすぐお昼ご飯、という時に宅配便が届いた。

「ん?なんだこれ。何か頼んだっけ?」

自分宛のその箱は、ZOZOTOWNからだった。
開けてみると、ZOZOSUITなるものが入っている。
最近テレビで見た。けれど、注文した覚えはない。

「みやだな」

とりあえず、入っていたまま箱に戻した。

「みやー」

呼ぶとキッチンから機嫌の良い声が返ってくる。

「なんか届いたんだけど」
「あ、もう来たんだ」
「もも宛になってるよ?」

みやは深く息を吐いたあと、さも当たり前のように「そうだけど?」と言った。

「ね、もも。着てみてよ」
「えー。なんでももが?恥ずかしいよー」
「これ着たらももにピッタリのサイズの服が見つかるのに?」
「ももちゃん自分にピッタリのサイズは自分で把握してるもん」

着てくれないとお昼のパスタ減らすよ、と半分脅されて、渋々スーツを着ることにした。
みやが着ればいいじゃんか。インスタとかでPRになるんだし。
あーもう。体のラインがはっきりくっきり丸見えじゃないか。

255名無し募集中。。。2018/05/01(火) 23:19:09.410

「みやー」

部屋に入ってきたみやは、頭のてっぺんから足の爪先までくまなく見回した。

「やっぱり、ももって胸とお尻が大きいよね」
「そんなこと…これ着なくたって知ってるよね」
「でもほら、具体的な数字とか知らないし?」
「そんなん知ってどーすんの」

お腹が空いてちょっと不機嫌になってしまう。

「だってやっぱジャストサイズの作りたいじゃん?」
「だからそれならわかってるって、」
「ウエディングドレス」

え? う、うえでぃんぐどれす…?

「えっと、だ、誰の?」
「ももだよ。決まってんでしょ」
「え、みや、それって、もしかして。…プロポーズ?」

みやは顔をそらして、「言わせんな」とぶっきらぼうに言った。顔が真っ赤!!

「……で、返事は?」

あ、そうか。返事、返事しなきゃ。

「あの、…よろしくお願いします」

よかった、と呟いた。嬉しくてスーツのままみやに飛びついた。

「ねえ、みやもZOZOSUIT着るんでしょ?」
「そりゃまーねー。でも今日は着ないかな」
「なんで」
「ちょっとダイエットしてからにする」

ずるい。この人、自分だけ痩せようとしている。
しかもさっきからお尻揉んでくるし。

「それズルくなーい?」
「ぜんっぜんズルくない」
「じゃあももちゃんも、ダイエットしてからもっかい着るもんね」
「そう……じゃあデザートにミルフィーユ用意してたけど、食べられないね」

みやは心底悲しそうな顔をした。
ほんっとイジワルなんだから。
でも、ももは知ってる。このイジワルも照れ隠しだってこと。

そんなとこが可愛くて好き。
今日はプロポーズ記念にあとでいっぱいチューしてあげるからね。


おわり

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