まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

850名無し募集中。。。2017/10/24(火) 22:00:38.670

桃を送り届けたらそのまま帰るつもりだった。
だけど桃の同棲相手がみやだというんだからそうはならない。当然、「上がっていけば?」みたいな話になるし、もちろんそれに乗った。

みやが淹れてくれたのはホットのルイボスティー。なんとなく落ち着かなくて飲みながら部屋の中を見渡した。
リビングの家具は白で統一されていて、小物はパステルカラー。可愛い。桃とみやの部屋って感じがする。
「オシャレだねぇ。それにめっちゃ可愛い」
「全部みやのチョイスだよ。私は予算内に収まるかのジャッジ係」
「へぇ。部屋の中もなんかいい匂いするね」
「それもみや。アロマなんだって」
柑橘系の爽やかな香り。桃のためなのかもしれない。

 
みやはクッキーやビスケットを乗せたお皿をテーブル の中央に置いて、桃の隣に座った。
今はただそれだけでもドキドキしてしまう。二人が恋人同士だなんて同じメンバーでも信じられない。いつも通りの二人に見える。
一体いつから桃とみやはそういう関係になってたんだろう。気づかなかったうちが鈍感なのか。

「そうだ。茉麻、鹿肉バーガー買えなくてごめんね」
お詫びにこれ食べて、とビスケットを差し出してくる。本当に申し訳なさそうな顔。そんな顔しなくていいのに。
「そんなこと気にしなくていいよ。桃は?気分どう?」
「うん。もう大丈夫」
「よかった。でも正直すごいびっくりした。桃とみやが、って考えたことなかったからね」
みやが「だって頑張って隠してたもん」と悪戯っぽく笑った。

Berryzの頃は毎日一緒にいたから、誰かと誰かが仲良くしてても喧嘩しててもそれは日常だった。
活動停止してからは会う機会がかなり減った。会わない期間が長いと、逆に「変わってるだろうな」なんて構えができたりして多少変化があっても当たり前にそれを受け入れていた。
「それっぽいこともあったのかもしれないけど、うちは気付かなかった」
「だって」
桃が嬉しそうにみやを見た。
「え、いつから?」
「逆に茉麻はいつからだと思うの?」
やられた。桃はこういう質問返しが好きな人だった。案の定桃はニヤニヤしている。
「ホントに全然わかんない。前か後か教えてよ」
「前か後か?うーん…それは難しい質問だね」
「みや的には前だけど…後といえば後なんだよね」
それはつまり、どういうこと?
「多分、茉麻が思ってるよりは前だと思うよ」 始まりはね、と桃は付け足した。
言葉を濁すのはあまり他人には言いたくないということか 。
と思ったらみやが意味ありげにチラリと桃の方を見た。
「まぁ詳しいことはさ、披露宴とかでちゃんとやるから」
「そうそう。それまでのお楽しみってことにしといてよ」
・・・披露宴?そんなところまで話がいってるのか。要は公開おのろけの場を自ら作ってくれるって話だ。
ていうか、披露宴までしちゃうなんてこの二人どこまで行くつもりなの。

851名無し募集中。。。2017/10/24(火) 22:02:25.870
 
とはいえ、梨沙子のことがあったばかり。他のメンバーの反応が気になった。
けど、訊くと二人とも首を横に振った。
「みやが事務所と何回か話ししてくれて、もう少し時間おいた方がいいねって」
「ゆーても桃まだ安定期じゃないしね。まず桃の体調を優先しようって話になったわけ」
そんな動きがあったとは。まぁうちも毎日事務所に行ってるわけじゃないから、気付かなくても当然なんだけど。
「じゃあPINK CRES.のみんなとかカントリーの子たちもまだ?」
「まだだけど、みやに相手がいるって部分では、にへが怪しんでるっぽい」
「あの子さすがだね」
「カントリーはね……冬ハローがあるでしょ。あの子達が集まれる時間が多い時の方がいいかなって思ってる」
集まれる時間。メンバーなんだから時間なんて毎日のようにあるでしょ、と言えない現状が辛い。

「それでね、もしあの子達が仕事の面でこのことに振り回されてたら、フォローしてあげてほしいの」
こんなこと頼んでごめん、と二人に謝られた。みやだと桃との距離が近すぎるから、ということらしい。
まだ殆どの人が知らないことをうちが知ってしまっていいのかな、と思ったりもしたけど。そういうことならと思えた。頼りにしてくれてることが単純に嬉しかった。
「わかった。大丈夫。まかせて」
「ありがと」と言ってはにかんだ桃の耳は少し赤く染まっていた。

なんでも、何回でも言ってよ。だってうちら気安い関係でしょ。

そう返したらさらに赤くなった。
可愛いとこあるよね。
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