まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

28 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/10(土) 14:05:06.85 0





なんだかんだで夜になると少し肌寒い。
パステルカラーのカーディガンを羽織りながら会社から出た。
適当に鞄に突っ込んだ携帯を手探りで探して、時間を確認しようと画面を見たらLINEの通知が1件来ていた。

『満月出てる』

そんな何気ない言葉をわざわざ送ってきたのは予想外にもみやだった。
卒業にむけて日々多忙。
みやとはただでさえ顔を合わせる機会が減って、こんなやり取りできるだけでも若干ニヤける。
しかし急に何故こんなLINEを送ったのだろうか。

いきなりどーしたの?

思わずそう返す。
可愛げない自分の返事に自己嫌悪になる暇もなく既読がついた。

『いや別に。そっちから見えてるのかなってただ気になっただけ』

みやの返事も可愛げないじゃん。

そう思って少し笑いながら駅に向かってゆっくり歩き出した。
そしてよくわからないままお目当てのものを探す。

「お、あれか」

思わず声に出してしまい、恥ずかしくなって歩く速度を早める。
少しだけ背伸びをしたら確かに見えた。
ビルとビルの狭間に大きな満月。

見えたよー!おっきいね‼

って若干テンション高めに返事したのに。

『なら良かった』

何それ。
ももちとのテンションのギャップ凄いんだけど。

そもそも久しぶりに個人的な連絡が来たと思ったら満月見てほしいってさ。
確かに誰かに教えたくなるような、少しピンクがかった綺麗な満月だった。
教えたくなるような誰かが自分だったことは正直嬉しかったけど。
余りにつれない返事にイタズラ心が働く。
ちょっとした本音を添えて。


月が綺麗ですね


歩みを止めて改めて見た月は、やっぱり綺麗だった。

29 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/10(土) 14:08:34.11 0





会いたい。
ほんとはそう言いたい。
Buono!の最後のライブが終わってめっきり会う機会が減った。
Buono!のグループLINEは動かなくなり、最近ではキッズグループLINEが盛り上がりを見せている。
仕方ない。わかってるんだけど。
こういう大人数になると影を潜めるももが、ただでさえ卒業前で忙しくてもっと影を潜めてるのを知っている。
その上で連絡を直接取るのはなんだか気が引けて。

どーしたものかね。

よくわからないもどかしさを感じながら、携帯を手に寝転んだベッドから何気なく窓を見上げる。

まんまると光るお月さま。

これだ。
今日にへが言ってたやつだ。

逸る気持ちを抑えながら出来るだけ素っ気なくももへLINEを送る。

満月出てる

その一言。
あ、でも今日確か会社で何か仕事あるって前言ってたかも。
こりゃ気付かれないわと諦めて携帯を手から離した途端、通知音がした。

『いきなりどーしたの?』

うん。そうなるよね。
急にこんなこと言われても困るよね。
でもどうしてもももにもこの満月を見てほしかった。

いや別に。そっちから見えてるのかなってただ気になっただけ

そう送って、ももが月を探す姿を想像する。

『見えたよー!おっきいね‼』

いつも仕事帰りはせかせか帰るももがちょっとでも歩くスピードを緩めて月を探したと思うと愛おしい。
でもここで素直になるのは悔しくって。

なら良かった

なんてあっさりとした返事をしてしまった。

30 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/10(土) 14:09:00.86 0

だってさ。
今夜の月はいつもと違うんだって。


ストロベリームーン。
別名、恋を叶えてくれる月。

好きな人と見ると結ばれるらしいですよ。


そうにへが教えてくれた。
ももは知ってるかな。
出来れば知らないでほしい。
いつもは馬鹿にするくせに自分だって十分乙女なことしてるってわかってるから。
バレたら、恥ずかしいから。


『月が綺麗ですね』


もものかしこまった返事を横目にもう一度、夜空を照らす月を見上げた。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

どなたでも編集できます