『魔法大全』の「技術系呪文」の下位分類「機械系呪文」pp.39-42より。

　　このゲームで言う「機械」とは動力を使ったり蓄えたり変換することにより、仕事を行なう道具のことです。したがって、ハンドドリルは「機械」ではありませんが、電動ドリルは「機械」です。ゼンマイ式の懐中時計は「機械」ですが、日時計は違います。曖昧なものについては、GMが決定してください。
　呪文の抵抗判定での目標値を決めるために、機械になんらかの能力値を与える必要が出ることがあります。このような場合は、機械に生命力を定めるのがよいでしょう。注記がない限り、機械の生命力は10です。

エラッタ修正：【誤】属性　【正】能力値

　機械系呪文は知性や自由意志のない機械を操作するための呪文です。ルール的に言えば、普通にキャラクターとして作られた生き物には影響を与えません。知力5以下の機械のほとんどや共通性質「オートマトン」を備えた機械の一部に影響を与えるでしょう。「AI」などの知性を備えた機械は、情報伝達系呪文か精神操作系呪文によって操作しなければなりません（ただし、GMが希望するなら“未知の”精神を支配するのに-4の修正を与えてもかまいません）。GM裁量によって、《誤作動/TL》や《機能停止/TL》など、より物理的な機械系呪文は知性のある機械に働くことにしてもかまいません。

機械系呪文は「魔法大全」（旧版）の時点では12種だが原書・修正版では13種。*は至難の呪文で5種。文明レベル技能は13種すべて（内至難は5種）。

1. Seek Machine《機械探知/TL》p.39
2. Reveal Function《機能看破/TL》p.39-40
3. Machine Control《機械制御/TL》p.40
4. Machine Summoning《機械寄せ/TL》p.40　旧名：《機械召喚/TL》
5. Machine Speech《機械会話/TL》p.40
6. Glitch《誤作動/TL》p.40
7. Malfunction《機能停止/TL》p.41
8. Schematic《設計図/TL》*　p.41
9. Rebuild《再構築/TL》*　p.41
10. Animate Machine《動く機械/TL》*　p.41
11. Machine Possession《機械憑依/TL》p.41-42
12. Permanent Machine Possession《完全機械憑依/TL》*　p.42
13. Awaken Computer《電算機覚醒/TL》*　エラッタ。初期日本語版では丸々抜けている。旧名《コンピュータ覚醒/TL》

『魔法大全』、『第4版呪文一覧』、魔法用語の読み替え

• 「技術系呪文」（Technological Spells）pp.39-46
  • 「機械系呪文」（Machine Spells）pp.39-42
  • 「動力系呪文」（Energy Spells）pp.42-44
  • 「放射線系呪文」（Radiation Spells）pp.44-45
  • 「金属・プラ系呪文」（Metal and Plastic Spells）pp.45-46
    • 「プラスチックの体」[125CP]　p.46