GURPSよろず - 地形移動
魔法大全』のpp.126-127参照。

呪文《地形移動》(至難)(Move Terrain ) M126-127P

■《地形移動》(至難) 範囲呪文/抵抗呪文_特殊、地霊系呪文28
《[[地形移動]]》
 目標は範囲内にある地形全体を、その上にある建物、動物、植物、人々をすべて含めて、遠く離れた場所へ移動させることができます。この呪文が唱えられたら、対象となった地形は“消滅”して、何もない地面(湖や海なら開けた水地)になります。術者目標となった地形を、目に見えない実体のない状態で “ 持ち運んでいる ” と見なします(この状態は《魔法感知》などで見破られます)。効果範囲内に生き物がいる場合、その中で最も高い意志力抵抗判定を1回行ないます。効果範囲の半径が1メートル大きくなるごとに-1の修正がかかります(半径2メートルの《地形移動》に抵抗するなら、意志力-1で判定します)。この抵抗に成功すると呪文は無効化されます。
 一旦呪文が完成すると、目標となった場所は毎ターン半径1メートルの割合で“縮み"、同じ速さで術者に近づきます。縮んでいる範囲から急いで飛び出そうと判断したキャラクターは(なかなか劇的なシーンです)、敏捷力知力の判定を行ないます! GMは、さらに恐怖判定が必要なことにしてもいいでしょう。
 効果範囲内に捕われたキャラクターは、頭上で空が渦巻き、物理的に通過できない障壁に囲まれていることに気づきます。範囲内の空気は呼吸するには充分で快適です(したがって、誰かを窒息させるためにこの呪文を使うことはできません!)。効果範囲内から範囲外を目標とした呪文は、自動的に《地形移動》を唱えた術者に適用されます――中にいる魔術師が範囲の端まで歩いていって、見えない壁に手をつけて《死の手》を唱えた場合、《地形移動》の術者にダメージが与えられます! また、捕われた魔術師は《呪文除去》や《対抗呪文》を効果範囲に唱えて成功すれば、《地形移動》の効果を終わらせることができます。
 術者がこの呪文維持を止めると、地形が再出現します。術者はその地形上のどこかか、地形の端に立つことになります。その後、《地形移動》の効果範囲は、縮んだときと同じ速さで元の大きさまで“広がり”ます。もし適当な空間がない場合、元の場所にあったものは《土変化》を使った場合と同じように脇にどけられます。
 術者は、丸一日経過しなければ再度この呪文を使うことはできません。すでに《地形移動》の対象になった場所(およびその一部)も、丸一日が経過するまで、この呪文の効果を受けません(術者魔法の品物に関係なく)。
 充分に広い範囲にこの呪文を使えば、平原の真ん中に山を移し、砂漠に水地(深さは効果半径の半分です。海や広い湖から移動させます)を出現させ、あるいは小島を内陸に移動させて丘を作ることができます!
エラッタ修正:【誤】《石変化》 【正】《土変化
呪文の解説

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その他