架空の世界で創作活動及びロールプレイを楽しむ場所です。

概要

外交方針

シャジャススタンは歴史的に隣国のアルタイ帝国ソビエト連邦との結び付きが強く、独立して以来両国の緩衝国としての役割を担ってきた国である。近年のシャジャススタンは、従来どおり隣国との友好関係とそのバランスを維持しつつも、それらへの過度な依存体制からの脱却を目指した外交方針を展開しており、直近での成果としては小協商への加盟をはじめとした西カーリスト諸国との関係強化が挙げられる。
このような全方位外交は、シャジャススタンの国際的、経済的な面での独立性をより強めたとして一定の評価を得ている一方で、各方面の陣営への配慮や忖度から国防においては他国との連携に消極的であると指摘されている。中央共同体加盟の見送りやアルタイ帝国軍への駐屯地提供拒否といった事例も、第三国との関係悪化を危惧しての判断であるとされるものの、結果として何れの勢力とも緊密な安全保障体制を構築できずにいる現状を危惧する声も少なくない。

マスティフ外交


ゴトロスへ寄贈されたトゥグリル・マスティフのワンパくん(2歳)

近年における外交手段の特徴として、シャジャススタンの国獣であるトゥグリル・マスティフを他国へ送るマスティフ外交が挙げられる。トゥグリル・マスティフは個体数が非常に少ないことから、シャジャススタンでは特級重点保護動物としてグォルォ自然保護区にて種の保全と研究が行われており、他国への移送には厳格な規制が設けられているが、ゴトロス連邦へ1頭の雄(ワンパくん)が寄贈されたのを皮切りに、小協商加盟国を中心とした他の友好国へもトゥグリル・マスティフを寄贈するケースが増えてきている。

二国間関係


サンダーガールズのツアーライブ「咲き誇れカツゥジャ!」

両国ともに国際社会における表だったプレイヤーとしての台頭が遅かったため、正式な国家間交流が始まったのは比較的近年になってからではあるが、ここ10年間で御黠関係は急速に緊密になりつつある。ゴトロスは、シャジャススタンが現在の全方位外交政策を打ち出してからの最初の友好国であり、オビエストアルトゥン間で交換留学制度を設けている他、両国が小協商に加盟して以降は軍事を除いたあらゆる分野での関係強化が進んでいる。
シャジャススタンからは石油をはじめとした有機鉱物資源や畜産物、農作物を輸出する一方で、ゴトロスからは精密機器や半導体を輸入しており、シャジャススタンにとってゴトロスは第5位の輸出国、第2位の輸入国となっている。その他、近年では自動車の輸入数量も増加傾向にあり、シャジャススタンの街中で見かける自動車の大半はコストパフォーマンスに優れたビーバー自動車製のものである。小協商加盟後は企業間での連携も活発化しており、1985年に建設されたアカイブ工業園区では、シャジャススタンのバッテリーメーカーであるイスカンデル・エナジーテック?や電子回路基盤材料メーカーのチャルガフ・プリンテッドサーキットに加え、ゴトロスのGOKIAの製造拠点が集約されたことで、GOKIAスマートフォンの地域一括製造が可能となっている。
カルチャー方面においても、ゴトロスの存在感は若者を中心に増大している。シャジャススタンのニャムノロヴ大統領?は、オビエストにてマリジャウ大統領との首脳会談を開いた際に「若い国民は一度もゴトロスへ行ったことがなくてもドラマを観ながらゴトロス語を学んでおり、ゴットックも人気が高い。G-POPに至っては何を隠そう私自身が大ファンである。」と語りゴトロスのポップカルチャーを絶讚した。また、サンダーガールズによるシャジャススタン初のツアーライブとなった「咲き誇れカツゥジャ!」のアルトゥン公演では、19,000席のキャパシティを有する国内最大のスタジアムであるアルトゥン・ダイナマイトアリーナ?を会場に選んだにもかかわらず、チケットの当選倍率は7倍近くにまで達するという、シャジャススタンのエンタメ史上異例の記録を叩き出した。

地理的には比較的離れた位置関係にある両国であるものの、国民間での交流においては断続的ながら非常に長い歴史を誇る。
両国の関係は13世紀にまで遡り、その最初期の接触はアルタイ・カツゥジャ連合軍による西カーリスト侵攻であるとされる。???の戦い?においてフリンカの首都サイユ?を占領したテュルク連合軍は、本国の政変に伴う帰還命令を受け半年足らずで西カーリストから撤退したが、その過程でフリンカには一部のテュルク系語彙が流入したとされる。中でも馬術や武具に関連する語彙が多く、サーベルを意味する"Kurruch"などが挙げられる。18世紀にはフリンカ王国とイーニン・ハン国?の間に外交関係が樹立されており、イーニン・ハン国への軍事支援の見返りとして、フリンカ商人はイーニン・ハン領内において現地商人と遜色のない商業活動を行うことができる特権を有していた。シャジャススタン国内では、歴史書の「カツゥジャ・ハン国興亡記」やそれをモデルとした歴史小説の「亡国の将星?」などを通して、この時代のフリンカ商人の活躍ぶりを知ることができる。
イーニン・ハン国をはじめとしたカツゥジャ系諸王朝が列強の支配下に入ると直接的な国交は途絶えたものの、シャジャススタンが再び独立を果たした20世紀末には国交を回復。近年では小協商加盟国として経済や産業など多角的な分野での協力体制を強化している。特にスポーツを通した文化交流が盛んであり、フリンカの国技であるシュマリンは1990年以降のシャジャススタンでも非常にメジャーなスポーツとなりつつある。また、両国ともに格闘技大国であることから、シャジャススタン側では親善試合としてマカシコレッタ?による異種マッチを企画している。



アルタイとシャジャススタンは古来から民族間での交流が確認されており、言語や文化など非常に多くの共通点を有する。現在では両国ともに世界テュルク協会の正式加盟国であり、共通する遊牧文化や言語の保全活動に留まらず、産業や治安維持においても強固な協力関係を築いている。
また、共和国軍アルタイ帝国軍から軍用機や火器などの軍事物資に加え情報、資金などの供与を受けている他、ピオニ海沿岸での海難救助に関する協力協定を結んでいる。親アルタイ派の正義党?が連立与党となってからは、領土問題においてもアルタイとの協調路線が強化されつつあり、西レーネ帝国との係争地となっているピリシュ地方について、シャジャススタンはアルタイ側の全面支持を表明している。このような関係は、軍事面における他国との協力に消極的なシャジャススタンとしては極めて稀なケースであると言える。

鉱業と並んで、シャジャススタンの経済を支えているのは国外での出稼ぎ労働者からの送金である。非公式ルートからの送金を含めると、シャジャススタンのGDPの10%近くが出稼ぎ労働者からの送金と見積もられており、その最大の出稼ぎ先はソビエト連邦である。



ウィルターブリッジが建設を手掛けたイェニ・イニンダルバザ橋

周辺の大国や小協商をはじめとした西カーリスト諸国との結び付きが強いシャジャススタンではあるが、東カーリスト諸国で最も貿易額の大きな国がニスカリマ共和国である。特に建設分野での交流が活発で、シャジャススタン初の地下鉄であるアルトゥン・メトロイェニ・イニンダルバザ橋を含めた多くの主要建築物の建設に、ニスカリマ資本の企業が携わっている。
また、国民の身近なところではローズ・コーラカラドペンスなどの企業が有名であり、都心部のビジネスマンのなかでは、高級ブランドであるカラドペンスの万年筆を所有することが一種のステータスとなっている。

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