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「Insert」シリーズ#4 「見ろよ」 伊織編  34-871(2) 7/21



「見ろよ」

抱えていた小柄な体をベッドにおろし、しがみつこうとする腕を引き離すと
顎に手を添えそっぽを向こうとする顔を無理やりこちらに向けさせる。
「い、いやよ変態……」
「いいから見ろって」
「やだ……絶対いやだから」

拒絶の言葉とは裏腹に、体の方は正直に反応しているくせに。
体面座位で繋がっているだけの状態だから、その気があれば簡単に抜けるはずだが
狭いあそこは俺のモノを程よく締めあげたまま離そうとする気配はないし
ヴィーナスの丘から見え隠れする結合部は、ぬめぬめと淫靡な光沢を放っている。
「無理するなよ。本当は見たいんだろ?」
「い、イヤだから……見たくないから離してよ、この変態」
「掴んでいるのはお前だって。そんなに嫌なら自分で抜けばいいだろ」
「うるさい……あ、あとちょっとなの……ちゃんと最後まで……」

体を交えるたび繰り返す会話だが、定番のプレーというつもりではない。
見ることを頑なに拒否するくせ、決して逃げようとはしない伊織。
彼女がこのときにだけ浮かべる表情が俺のツボを妙に刺激していることと
拒否しながら逃げない理由をどうしても知りたい、それが俺の本音である。
「そうだな、お前からエロいキスでもしてくれたら続けてやってもいいぞ」

潤んだ瞳で俺を睨みつけてから、ためらいがちに触れるだけの軽いキス。
一度離れた唇はすぐ思いなおしたようにしっかりと押し付けられる。
舌を絡めあう深いキスになった頃を見計らい、小ぶりな尻に足を回すと
今度は逃げられないようしっかりと抱え込んでやる。
だが伊織はそんなことには頓着せず、自分から股間をもぞもぞと押し付けながら
蕩けきった顔を俺に向けて行為の催促をする。

「いい子の伊織にご褒美をあげないとな」
伊織の頬を両手で包み込むと、ゆっくりと顔を離してやる。
「上になる? それとも俺に押し倒されたいか?」
「ば、バカぁ……あんたの好きにすればいいでしょ……」

デレて油断した伊織の頭を押さえ込んで、無理やり下を向かせてやった。
産毛すら生えていない、赤ん坊のようにつるりと綺麗なふくらみのすぐ下を。
内側の鮮紅までもが暴露された可憐な花弁が、黒紫に猛った男根の蹂躙を受け
張り裂けんばかりに押し広げられたグロテスクで生々しい男女の交わりの部分を。

「ほら、しっかりと見てくれ」
「ううっ、あぁ…いやだ、やめて」
「いいのか、やめて?」
「ち、違うわよ、見るのがヤなのに……この変態、de変態、変態大人……」

だがいつもの罵倒に力はない。
そして伊織の目は魅入られたように結合部に固定されている。
反応はそれだけではなかった。
控えめな喘ぎ声の抑制が解かれ、せわしない呼吸のたびに漏れ出る切ない吐息。
そして快感を得るたびにきゅんきゅんと締め付けてくる結合部。
そうなると俺もそうそう余裕をこいてはいられなかった。
あとはただぶち撒けることだけ考え、抱え込んだ華奢な体を貪るように動かし続ける……


「なぁ伊織、そろそろ教えてくれないか?」
「…………なによぉ」

終わったあと、仰向けの俺にのっかかるお気に入りの体勢のまま
伊織はまだ小さく口を開いたままの膣から精液が零れ出るのも気にせず
俺の顔をクニクニと弄るのに余念がない。

「だからさ、なんで見るのをあんな嫌がるかって話」
「それマジで聞いてるの? ていうかアンタ、覚えてないことに呆れてしまうわ」



初めてアレを見たときは、予想外の大きさとグロさに泣きそうになったものだけど
なんとか最後まで頑張ったと思う。
だけど本当に裂けたと思うくらい痛かった。
ていうか痛すぎて、本当に入ったのかどうかも分らないくらい。
だからその……思い切ってこの目で確かめることにしたわけ。
ビジュアル的にはもっとエグイと覚悟はしたけど、いざ目で見たときには
ちゃんと繋がっているのが分って、知らないうちに涙が出ちゃってたくらい。
えっと、まあ……感動ってやつ?
あと、これで私はあいつの女になれたんだって……訳の分らない実感。
嘘、嬉しかったの。
だから本当は繋がっているところを見るのは嫌じゃない。
だけど、あいつとのエッチに慣れてきたらそうもいかなくなったの。
繋がっているとこみるだけで、変なスイッチがはいっちゃうから。
自分でも止まらなくなって、自分が変態になっちゃったみたいで怖くて。
だからそうならないよう、行き過ぎてしまわないよう見るのを我慢してたのに。
あの変態、毎回毎回しつこく見せようとするんだもの。
まったくいい加減、乙女心ってものを理解してほしいものだわ。
そういうことを自覚できるまで、絶対に私から教えてなんてあげないんだから。



「やっぱりだめ。あんたなんかに教えてあげない」
「意地悪だなぁ、いおりんは……」
「意地悪はどっちよ、全く。それより今夜はもうおしまいなの?」
「まさか。でもいいの? また無理やり見せるかもよ?」
「御託はいいから! ちゃんと満足させてくれなきゃだめなんだから」
「はいはい、かしこまりましたよお嬢様」
「分ればいいのよ。でも残念ね、今度は私が上になるから見えないの。
だから変わりにあんたがしっかり見てちょうだい」

そういうと伊織は、まだ半分しか硬化していない俺のナニを器用に捕まえると
まだトロトロのままのアソコに無理やりこすりつけながら飲み込もうとする。
小ぶりの花びらが目いっぱいその口を広げてナニを咥えこんでいく姿、
その壮絶なまでにエロい光景を見つめながら、ふと視線を感じて目を上げると
満足げな、そして慈愛に満ちた微笑を浮かべた伊織が俺を見つめていた。

「ねえ……入ってるでしょ、あんたの太いのが……私のあそこ、いっぱいにひろげて」
「そうだ。小さくて可愛いオマンコがこんな大きなおちんちんをしっかりと咥えこんでな」
「そう、嬉しい……」
「今夜はめちゃくちゃになるまで止めないからな、覚悟しておけよ?」
「き、期待してるわよ、……あっ、ああっ! 奥、当たってる……」

おしまい。


#5 「はめどり」 春香へ

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