目次
- 年間行事 (2009年)
- 1月の行事 (元旦会 成人式 寒修行)
- 2月の行事 (節分会 真如立教記念の日 涅槃会)
- 3月の行事 (春季彼岸会 常住祭)
- 4月の行事 (降誕会 ごうたんえ お釈迦様の誕生日)
- 5月の行事 (応現祭 ハワイ灯籠流し)
- 6月の行事 (得度受戒式 教導院様定心法要 ていしん)
- 7月の行事 (真導院様成行法要じょうぎょう 盂蘭盆会うらぼん 真如開祖恒明法要こうみょう)
- 8月の行事 (真如霊祖湧祥法要ゆうしょう 水施餓鬼廻向法要 みずせがきえこう)
- 9月の行事 (敬老のお祝い 秋季彼岸会)
- 10月の行事 (斉燈護摩法要 さいとうごま)
- 11月の行事 (一如まつり 済摂護摩法要 さいしょうごま)
- 12月の行事 (得度受戒式 成道会 星供開白護摩法要 ほしくかいびゃく 納めの法前供)
- 参考サイト
〈2009.01.01〉
1月1日、好天に恵まれる中、苑主・伊藤真聰が導師をつとめて応現院で初めてとなる「元旦会」が行われ、衛星中継を通じて全国の参座教徒にむけ、苑主より新年の挨拶とともに本年の精進の指針が発表されました。
1月1日、好天に恵まれる中、苑主・伊藤真聰が導師をつとめて応現院で初めてとなる「元旦会」が行われ、衛星中継を通じて全国の参座教徒にむけ、苑主より新年の挨拶とともに本年の精進の指針が発表されました。
〈2009.01.04〉
4日、応現院で初めてとなる「初廻向」が、苑主・伊藤真聰の導師により執行されました。
初廻向とは、毎年、年の初めに行われる廻向の法要で、敵味方の区別なく全ての亡き方々に供養を巡らす意から正式には、怨親平等初廻向法要といいます。参座した教徒は、先祖や懐かしい人、世界の災害犠牲者、戦災犠牲者に廻向の祈りを捧げ、新しい年を迎えられた感謝と今年の精進の気持ちを新たにしました。
4日、応現院で初めてとなる「初廻向」が、苑主・伊藤真聰の導師により執行されました。
初廻向とは、毎年、年の初めに行われる廻向の法要で、敵味方の区別なく全ての亡き方々に供養を巡らす意から正式には、怨親平等初廻向法要といいます。参座した教徒は、先祖や懐かしい人、世界の災害犠牲者、戦災犠牲者に廻向の祈りを捧げ、新しい年を迎えられた感謝と今年の精進の気持ちを新たにしました。
〈2009.01.11〉
1月11日、応現院において正輪会の法要に併せて「成人式」が行われました。衛星中継を結んだ全国の本部支部にはスーツや晴れ着に身を包んだ多くの新成人が集いました。
式典では、苑主・伊藤真聰より新成人代表に記念品が手渡された後、「(成人となって)まずは身近な親や育ててくれた方にここまで育ててもらった感謝を『ありがとうございます』と言葉であらわしましょう。そして、信心を心身に備えて、それぞれの立場や環境で社会に貢献していかれますように願っております」とのメッセージがありました。
1月11日、応現院において正輪会の法要に併せて「成人式」が行われました。衛星中継を結んだ全国の本部支部にはスーツや晴れ着に身を包んだ多くの新成人が集いました。
式典では、苑主・伊藤真聰より新成人代表に記念品が手渡された後、「(成人となって)まずは身近な親や育ててくれた方にここまで育ててもらった感謝を『ありがとうございます』と言葉であらわしましょう。そして、信心を心身に備えて、それぞれの立場や環境で社会に貢献していかれますように願っております」とのメッセージがありました。
〈2009.01.20〉
暦の上で最も寒さが厳しいとされる「大寒」の1月20日、総本部、応現院をはじめとする全国海外の実施場所で今年も寒修行が始まりました。昭和10年12月28日、運慶作と伝わる大日大聖不動明王を自宅に迎えた開祖夫妻は、翌年正月早々から行った寒三十日の修行の後、仏意を感得して宗教専従の道を決意、2月8日に立教しました。真如苑では、この寒修行を、道開きの原点を深める大切な修行として尊び、立教以来一度も欠かすことなく続けています。
寒修行は、心身を浄める「開白」、浄めた心身で大乗利他の実践に努める「中願」、実践で得たことをさらに深める「結願」の期間を経て、満願となる2月3日の節分会までの15日間行われます。今年も社会生活の多様化や高齢者の方々、子育て世代に配慮し、様々な時間や場所で参座できるように工夫されています。
暦の上で最も寒さが厳しいとされる「大寒」の1月20日、総本部、応現院をはじめとする全国海外の実施場所で今年も寒修行が始まりました。昭和10年12月28日、運慶作と伝わる大日大聖不動明王を自宅に迎えた開祖夫妻は、翌年正月早々から行った寒三十日の修行の後、仏意を感得して宗教専従の道を決意、2月8日に立教しました。真如苑では、この寒修行を、道開きの原点を深める大切な修行として尊び、立教以来一度も欠かすことなく続けています。
寒修行は、心身を浄める「開白」、浄めた心身で大乗利他の実践に努める「中願」、実践で得たことをさらに深める「結願」の期間を経て、満願となる2月3日の節分会までの15日間行われます。今年も社会生活の多様化や高齢者の方々、子育て世代に配慮し、様々な時間や場所で参座できるように工夫されています。
〈2009.02.03〉
節分はせつぶん・せちぶんとも言い、本来、節分は季節を分ける立春、立夏、立秋、立冬の日をさしますが、現在では節分というと立春の前の日をさすようになりました。全国的に行われるようになった節分の行事は、平安時代から行われている追儺(ついな)という宮中行事で、中国古来の風習に由来します。真如苑でも、立春の前日にあたる2月3日、苑主・伊藤真聰の導師のもと応現院において節分会が行われ、一年の無病息災を祈願しました。この日は、1月20日から行われた寒修行の満願を迎えました。また、昨年の冬至から祈念重ねられた星供養が成満し、星札の下附が始まりました。法要後、苑主の先唱に続いて年男による恒例の豆まきが盛大に行われ、精舎各所は大きな歓声が響きました。
節分はせつぶん・せちぶんとも言い、本来、節分は季節を分ける立春、立夏、立秋、立冬の日をさしますが、現在では節分というと立春の前の日をさすようになりました。全国的に行われるようになった節分の行事は、平安時代から行われている追儺(ついな)という宮中行事で、中国古来の風習に由来します。真如苑でも、立春の前日にあたる2月3日、苑主・伊藤真聰の導師のもと応現院において節分会が行われ、一年の無病息災を祈願しました。この日は、1月20日から行われた寒修行の満願を迎えました。また、昨年の冬至から祈念重ねられた星供養が成満し、星札の下附が始まりました。法要後、苑主の先唱に続いて年男による恒例の豆まきが盛大に行われ、精舎各所は大きな歓声が響きました。
真如立教記念の日・弁才尊天供
〈2009.02.08〉
2月8日、苑主・伊藤真聰が導師をつとめ、応現院において真如立教記念の日・弁才尊天供が厳修されました。73年前の1936年、その前年に迎えた不動明王の勧請を契機に、開祖・伊藤真乗が、航空技術者として勤務し子供にも恵まれ、妻・友司と送っていた何不自由ない生活の一切を捨てて、仏道の道へと進んだこの日を、真如苑では「立教の日」として尊んでいます。法要後、代表者が精進の誓いと感謝の言葉を言上。全国の依処で参座した教徒は立教の原点に心を運び、融和の行いを誓いました。
〈2009.03.15〉
3月15日、応現院において全国の本部支部を中継で結び、苑主・伊藤真聰導師のもと常楽会が執行され、併せて智流学院卒行式と教師補受任式が行われました。仏教伝道の円満なる指導者「教師」育成を目的とする「智流学院」を卒行し、本年は5,606名が「教師補」を受任。更に教学と大乗行に務め、行学一致の「教師」を目指します。
3月15日、応現院において全国の本部支部を中継で結び、苑主・伊藤真聰導師のもと常楽会が執行され、併せて智流学院卒行式と教師補受任式が行われました。仏教伝道の円満なる指導者「教師」育成を目的とする「智流学院」を卒行し、本年は5,606名が「教師補」を受任。更に教学と大乗行に務め、行学一致の「教師」を目指します。
〈2009.03.20〉
春の彼岸の中日にあたる春分の日、各仏教寺院では先祖に心を運ぶ法要が営まれます。真如苑でも3月20日、応現院において春季彼岸会が奉修されました。法要では導師を務める苑主・伊藤真聰により、各家先祖をはじめ災害・戦争犠牲者、有縁無縁の諸精霊、一切万霊に怨親平等の廻向が手向けられ、全国の本部支部に参座した教徒も共に祈りを運びました。
春の彼岸の中日にあたる春分の日、各仏教寺院では先祖に心を運ぶ法要が営まれます。真如苑でも3月20日、応現院において春季彼岸会が奉修されました。法要では導師を務める苑主・伊藤真聰により、各家先祖をはじめ災害・戦争犠牲者、有縁無縁の諸精霊、一切万霊に怨親平等の廻向が手向けられ、全国の本部支部に参座した教徒も共に祈りを運びました。
〈2009.04.08〉
釈尊誕生の日とされる4月8日は、花まつり、灌仏会、降誕会、仏生会などと呼ばれ、各仏教寺院において盛大に誕生がお祝いされます。真如苑でも、応現院において苑主・伊藤真聰導師のもと降誕会が弁才尊天供に併せて執行され、全国の本部支部に中継されました。今年は、来賓にロンドン大学東洋アフリカ研究所日本宗教研究センター長ルチア・ドルチェ先生、カリフォルニア大学バークレー校日本学研究所所長ダンカン隆賢ウィリアムス先生をお迎えし、参座した教徒とともに釈尊の誕生をお祝いしました。
釈尊の誕生を、自らの”心の誕生日”として開祖の願う、生きながらにしての成仏の世界=常楽我浄を体感できる一人ひとりを目指し、人間本位の心からみ仏本位の心に生まれ変わることを誓いました。また、釈尊誕生の折りに竜王が冷たい雨と温かい雨を降らせて釈尊の身を浄めたという故事にならい、花御堂の誕生仏への甘茶供養が各依処で行われました。
お釈迦様像に甘茶を掛けます。昔は、その場で甘茶が飲めたのですが、衛生面や混雑を考慮して、今は「甘茶ティーバッグ」がいただけます。おうちでゆっくりいただきましょう。
釈尊誕生の日とされる4月8日は、花まつり、灌仏会、降誕会、仏生会などと呼ばれ、各仏教寺院において盛大に誕生がお祝いされます。真如苑でも、応現院において苑主・伊藤真聰導師のもと降誕会が弁才尊天供に併せて執行され、全国の本部支部に中継されました。今年は、来賓にロンドン大学東洋アフリカ研究所日本宗教研究センター長ルチア・ドルチェ先生、カリフォルニア大学バークレー校日本学研究所所長ダンカン隆賢ウィリアムス先生をお迎えし、参座した教徒とともに釈尊の誕生をお祝いしました。
釈尊の誕生を、自らの”心の誕生日”として開祖の願う、生きながらにしての成仏の世界=常楽我浄を体感できる一人ひとりを目指し、人間本位の心からみ仏本位の心に生まれ変わることを誓いました。また、釈尊誕生の折りに竜王が冷たい雨と温かい雨を降らせて釈尊の身を浄めたという故事にならい、花御堂の誕生仏への甘茶供養が各依処で行われました。
お釈迦様像に甘茶を掛けます。昔は、その場で甘茶が飲めたのですが、衛生面や混雑を考慮して、今は「甘茶ティーバッグ」がいただけます。おうちでゆっくりいただきましょう。
〈2008.06.06〉
応現院において6月5、6日の両日、苑主・伊藤真聰が戒師を務め、得度受戒式が伝燈の法式に則って執り行われました。
一般に得度受戒とは、出家して僧侶となるための儀式でそれに伴い戒を授けられるものとされます。在家仏教教団である真如苑では、教学を修め、実践を積んで教師補となったのち受戒式に臨みます。心身を浄める前行に取り組んだ約2,100名の受法者は、一生に一度の機会である式に襟を正して臨み、大僧正である苑主より直々に聖戒を拝受しました。
応現院において6月5、6日の両日、苑主・伊藤真聰が戒師を務め、得度受戒式が伝燈の法式に則って執り行われました。
一般に得度受戒とは、出家して僧侶となるための儀式でそれに伴い戒を授けられるものとされます。在家仏教教団である真如苑では、教学を修め、実践を積んで教師補となったのち受戒式に臨みます。心身を浄める前行に取り組んだ約2,100名の受法者は、一生に一度の機会である式に襟を正して臨み、大僧正である苑主より直々に聖戒を拝受しました。
〈2009.07.04〉
ハンディキャップを持つ方々とその家族が集う「ふれあいさい」が、7月4日、応現院で開催されました。苑主を囲んでのこの「ふれあいさい」は本年で23回目を数え、全国の依所にも衛星中継されました。
ハンディキャップを持つ方々とその家族が集う「ふれあいさい」が、7月4日、応現院で開催されました。苑主を囲んでのこの「ふれあいさい」は本年で23回目を数え、全国の依所にも衛星中継されました。
〈2008.07.15〉
真如苑では毎年7月のお盆の時期にあわせて迎え盆、盂蘭盆会、送り盆が行われます。「盂蘭盆」とは、梵語のullambanaで、 倒懸(とうけん)=逆さ吊りの苦しみと訳されます。盂蘭盆経の目蓮説話に基づき、祖霊を死後の苦しみの世界から救済する為の仏事(引用:広辞苑)で、本年も7月15日、苑主・伊藤真聰の導師によって「盂蘭盆会」が修されました、13日の「迎え盆」でお迎えした各家先祖をはじめ諸精霊に懇ろに廻向が手向けられました。16日の「送り盆」には総本部境内にて送り火を焚き、諸精霊をお送りしました。
真如苑では毎年7月のお盆の時期にあわせて迎え盆、盂蘭盆会、送り盆が行われます。「盂蘭盆」とは、梵語のullambanaで、 倒懸(とうけん)=逆さ吊りの苦しみと訳されます。盂蘭盆経の目蓮説話に基づき、祖霊を死後の苦しみの世界から救済する為の仏事(引用:広辞苑)で、本年も7月15日、苑主・伊藤真聰の導師によって「盂蘭盆会」が修されました、13日の「迎え盆」でお迎えした各家先祖をはじめ諸精霊に懇ろに廻向が手向けられました。16日の「送り盆」には総本部境内にて送り火を焚き、諸精霊をお送りしました。
〈2008.08.16〉
8月16日午前、山梨県河口湖畔にある真澄寺別院で水施餓鬼廻向法要が行なわれ、苑主・伊藤真聰の導師により各家先祖をはじめ有縁無縁の一切万霊に廻向が手向けられました。同日夕刻には河口湖美術館芝生広場前において、地元・富士河口湖町と関係諸団体の主催で「河口湖灯籠流し」(主催:河口湖灯籠流し実行委員会、特別協賛:真如苑)が開催され、会場に設けられた灯籠流し受付では、多くの方が申し込まれていました。午後6時より、特設ステージでは、ボーカルデュオ「綺羅」や、人間国宝でもある都山流尺八の第一人者・山本邦山氏が所属する国宝ユニット「大吟醸」の演奏が行われ、やがて前後して、灯籠が次々と河口湖上に浮かべられた後、花火が打ち上げられると夕闇の湖上が美しく彩られ、来場者の歓声が響いていました。
8月16日午前、山梨県河口湖畔にある真澄寺別院で水施餓鬼廻向法要が行なわれ、苑主・伊藤真聰の導師により各家先祖をはじめ有縁無縁の一切万霊に廻向が手向けられました。同日夕刻には河口湖美術館芝生広場前において、地元・富士河口湖町と関係諸団体の主催で「河口湖灯籠流し」(主催:河口湖灯籠流し実行委員会、特別協賛:真如苑)が開催され、会場に設けられた灯籠流し受付では、多くの方が申し込まれていました。午後6時より、特設ステージでは、ボーカルデュオ「綺羅」や、人間国宝でもある都山流尺八の第一人者・山本邦山氏が所属する国宝ユニット「大吟醸」の演奏が行われ、やがて前後して、灯籠が次々と河口湖上に浮かべられた後、花火が打ち上げられると夕闇の湖上が美しく彩られ、来場者の歓声が響いていました。
〈2008.09.15〉
9月15日、常楽会に併せて「敬老のお祝い」が応現院と中継を結んで全国の本部・支部で行われました。法要後、応現院において美空ひばりの「リンゴ追分」、童謡「赤とんぼ」、北原白秋作の唱歌「この道」、歌謡曲では「涙そうそう」など高齢の方々の親しみやすい歌と、勇壮な真如太鼓、オーケストラによるミニコンサートが開催されました。
9月15日、常楽会に併せて「敬老のお祝い」が応現院と中継を結んで全国の本部・支部で行われました。法要後、応現院において美空ひばりの「リンゴ追分」、童謡「赤とんぼ」、北原白秋作の唱歌「この道」、歌謡曲では「涙そうそう」など高齢の方々の親しみやすい歌と、勇壮な真如太鼓、オーケストラによるミニコンサートが開催されました。
〈2008.10.04〉
秋晴れに恵まれた10月4日、5日の両日、山梨県河口湖畔の真澄寺別院において、苑主・伊藤真聰導師のもと斉燈護摩法要が伝燈の法式に則して厳修されました。
当苑の斉燈護摩は、修験の開祖・神変大菩薩によって創始、醍醐寺開山の聖宝理源大師が宇多天皇の勅令によって再興された千年以上にわたって伝承される秘法の護摩で、加えて開祖・伊藤真乗が大般涅槃経の功徳を顕す密教として独自に打ち立てた真如密に則って修されます。
真言(東密)の柴燈護摩、天台(台密)の採燈護摩に対して真如苑が「斉」の字を用いるには、開祖の願いが込められています。斉には、「きよめる」「ひとしい」という意があり、人々が持つ貪・瞋・痴の三毒、身・口・意の三業、一切の不浄を浄め尽くし、直ちに清らかな心の向上=菩提向上へと導き、一切をひとしく救う意が含まれています。
2日目は海外教徒が職衆・承仕を務め、道場の内外を結界する所作法などがそれぞれの母国語で行われました。
秋晴れに恵まれた10月4日、5日の両日、山梨県河口湖畔の真澄寺別院において、苑主・伊藤真聰導師のもと斉燈護摩法要が伝燈の法式に則して厳修されました。
当苑の斉燈護摩は、修験の開祖・神変大菩薩によって創始、醍醐寺開山の聖宝理源大師が宇多天皇の勅令によって再興された千年以上にわたって伝承される秘法の護摩で、加えて開祖・伊藤真乗が大般涅槃経の功徳を顕す密教として独自に打ち立てた真如密に則って修されます。
真言(東密)の柴燈護摩、天台(台密)の採燈護摩に対して真如苑が「斉」の字を用いるには、開祖の願いが込められています。斉には、「きよめる」「ひとしい」という意があり、人々が持つ貪・瞋・痴の三毒、身・口・意の三業、一切の不浄を浄め尽くし、直ちに清らかな心の向上=菩提向上へと導き、一切をひとしく救う意が含まれています。
2日目は海外教徒が職衆・承仕を務め、道場の内外を結界する所作法などがそれぞれの母国語で行われました。
〈2008.11.03〉
11月2日、3日の両日にわたり、一年の精進の稔りをみ仏に奉告する秋の大祭・一如まつりが行われました。この一如まつりは、初めてのお堂真澄寺の建立(開基)を記念して行っていた秋季大祭と青年会の文化祭を一つにした大祭で、真如苑三大祭の一つです。開基から70年にあたる本年は、応現院と全国の本部支部を中継で結び、両日共に苑主・伊藤真聰の導師により執行されました。3日には来日中の米国Shinnyo-en Foundationの渉外部長で、政府の福祉担当(元米国大統領副補佐官)でもあるヘンリー・ロザーノ氏が式典に臨席し、薬物乱用防止や健全な心の育成の援助などShinnyo-en Foundationの支援に対し感謝のスピーチを述べると共に現在、Shinnyo-en Foundationの大きな取り組みの一つである「平和への60億の道」の活動が報告されました。
11月2日、3日の両日にわたり、一年の精進の稔りをみ仏に奉告する秋の大祭・一如まつりが行われました。この一如まつりは、初めてのお堂真澄寺の建立(開基)を記念して行っていた秋季大祭と青年会の文化祭を一つにした大祭で、真如苑三大祭の一つです。開基から70年にあたる本年は、応現院と全国の本部支部を中継で結び、両日共に苑主・伊藤真聰の導師により執行されました。3日には来日中の米国Shinnyo-en Foundationの渉外部長で、政府の福祉担当(元米国大統領副補佐官)でもあるヘンリー・ロザーノ氏が式典に臨席し、薬物乱用防止や健全な心の育成の援助などShinnyo-en Foundationの支援に対し感謝のスピーチを述べると共に現在、Shinnyo-en Foundationの大きな取り組みの一つである「平和への60億の道」の活動が報告されました。
〈2008.11.03〉
一如まつりが行われた11月3日の午後、45回目となる青年会弁論大会が応現院で開催され、8名の代表弁士が熱弁を披露しました。
全国の予選会出場弁士351名・公募76名の中から選抜された代表弁士は、仕事、病気や両親への思いなど同世代の青年が同じように抱える悩みの中で、信仰をどのように日常に活かし表していくのか、その覚悟を披瀝。多種多様な体験がそれぞれ自分の言葉で個性豊かに語られ、多くの聴衆に感動と共感を与えていました。
済摂護摩法:中旬 近年は台湾で修されることが多い。
一如まつりが行われた11月3日の午後、45回目となる青年会弁論大会が応現院で開催され、8名の代表弁士が熱弁を披露しました。
全国の予選会出場弁士351名・公募76名の中から選抜された代表弁士は、仕事、病気や両親への思いなど同世代の青年が同じように抱える悩みの中で、信仰をどのように日常に活かし表していくのか、その覚悟を披瀝。多種多様な体験がそれぞれ自分の言葉で個性豊かに語られ、多くの聴衆に感動と共感を与えていました。
済摂護摩法:中旬 近年は台湾で修されることが多い。
得度受戒式:第一土曜日曜(年により変動)
成道会 :8日
星供開白護摩法要 :冬至21日
納めの法前供 :28日 (不動明王勧請の日)
成道会 :8日
星供開白護摩法要 :冬至21日
納めの法前供 :28日 (不動明王勧請の日)
〈2008.12.07〉
12月6日、7日の両日、応現院において苑主・伊藤真聰が戒師を務めるなか、得度受戒式が伝統の法式に則り執行されました。
一般に得度受戒とは、僧侶として守るべき戒律を受けて出家することをさしますが、出家を基盤とした在家仏教教団である真如苑では、真言密教に伝わる出家・在家の法を基盤とした「真如密」に則し在家のまま得度受戒に臨むことができます。この日、心身を浄める前行に取り組み、厳粛に式に臨んだ受法者は謹んで聖戒を拝受し、更なる精進を誓いました。
12月6日、7日の両日、応現院において苑主・伊藤真聰が戒師を務めるなか、得度受戒式が伝統の法式に則り執行されました。
一般に得度受戒とは、僧侶として守るべき戒律を受けて出家することをさしますが、出家を基盤とした在家仏教教団である真如苑では、真言密教に伝わる出家・在家の法を基盤とした「真如密」に則し在家のまま得度受戒に臨むことができます。この日、心身を浄める前行に取り組み、厳粛に式に臨んだ受法者は謹んで聖戒を拝受し、更なる精進を誓いました。
〈2008.12.08〉
12月8日、二千五百年の昔、釈尊が確固不動の決意で魔の軍勢を調伏しお悟りを開かれた(成道)日を寿ぐ「成道会」が苑主・伊藤真聰の導師のもと厳修されました。「成道会」は古来より「降誕会」(お釈迦様が誕生された日)、「涅槃会」(お釈迦様が入滅された日)とともに三大法会として各寺院でも修されています。
また、この日は、成道会に併せて北京・霊光寺住職をはじめとする中国仏教協会代表団の方々をお迎えして涅槃像奉呈法要も営まれました。
真如苑では伊藤国際教育交流財団などを通じて留学生支援、小学校建設、砂漠緑化対策の植林活動など、十数年に渡る中国への継続した社会貢献活動を行っています。昨年5月には政府の招聘により苑主が中国を訪問。中国仏教協会に涅槃像を贈呈しました。その答礼として昨年の成道会には中国仏教協会代表団55名が来苑。今回はそうした法縁の深まりが実を結び、仏歯舎利(ぶっししゃり=釈尊の歯)をまつる北京の名刹・霊光寺にも涅槃像が贈呈される運びとなりました。
12月8日、二千五百年の昔、釈尊が確固不動の決意で魔の軍勢を調伏しお悟りを開かれた(成道)日を寿ぐ「成道会」が苑主・伊藤真聰の導師のもと厳修されました。「成道会」は古来より「降誕会」(お釈迦様が誕生された日)、「涅槃会」(お釈迦様が入滅された日)とともに三大法会として各寺院でも修されています。
また、この日は、成道会に併せて北京・霊光寺住職をはじめとする中国仏教協会代表団の方々をお迎えして涅槃像奉呈法要も営まれました。
真如苑では伊藤国際教育交流財団などを通じて留学生支援、小学校建設、砂漠緑化対策の植林活動など、十数年に渡る中国への継続した社会貢献活動を行っています。昨年5月には政府の招聘により苑主が中国を訪問。中国仏教協会に涅槃像を贈呈しました。その答礼として昨年の成道会には中国仏教協会代表団55名が来苑。今回はそうした法縁の深まりが実を結び、仏歯舎利(ぶっししゃり=釈尊の歯)をまつる北京の名刹・霊光寺にも涅槃像が贈呈される運びとなりました。
〈2008.12.21〉
冬至にあたる12月21日、応現院において苑主・伊藤真聰の導師のもと、星供開白護摩法要が厳修されました。星供は星まつり、星供養とも呼ばれ、護摩供を修して各人の運命を司るといわれる生まれ持った星(本命星)と年ごとに巡ってくる星(当年星)を浄め、明年の隆盛を祈念する法要で、さらに、各人が大乗利他の精神に立ち、身近な家庭・地域・社会に信仰を生かす心の転生も願われます。
また星札には、この星供から満願を迎える2月3日の節分会まで祈念が重ねられます。
冬至にあたる12月21日、応現院において苑主・伊藤真聰の導師のもと、星供開白護摩法要が厳修されました。星供は星まつり、星供養とも呼ばれ、護摩供を修して各人の運命を司るといわれる生まれ持った星(本命星)と年ごとに巡ってくる星(当年星)を浄め、明年の隆盛を祈念する法要で、さらに、各人が大乗利他の精神に立ち、身近な家庭・地域・社会に信仰を生かす心の転生も願われます。
また星札には、この星供から満願を迎える2月3日の節分会まで祈念が重ねられます。
〈2008.12.28〉
12月28日、苑主・伊藤真聰の導師のもと応現院において、一年の修行の締めくくりとなる護摩が修されました。この日は、昭和10年同日に開祖伊藤真乗とその妻友司が運慶作と口伝される大日大聖不動明王を迎えた日で、翌年の正月早々から行った寒三十日の修行を通して立教に至ったことから、真如苑において「出発の日」として特別な意味を持ちます。
応現院をはじめ全国の本部支部に参集した教徒は、開祖夫妻が不動明王を迎えた73年前に思いを馳せ、明年の新たな精進を誓いました。
12月28日、苑主・伊藤真聰の導師のもと応現院において、一年の修行の締めくくりとなる護摩が修されました。この日は、昭和10年同日に開祖伊藤真乗とその妻友司が運慶作と口伝される大日大聖不動明王を迎えた日で、翌年の正月早々から行った寒三十日の修行を通して立教に至ったことから、真如苑において「出発の日」として特別な意味を持ちます。
応現院をはじめ全国の本部支部に参集した教徒は、開祖夫妻が不動明王を迎えた73年前に思いを馳せ、明年の新たな精進を誓いました。
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