真如苑 (関連用語・比較説明、行事予定等)



不動明王奉安法要(ほうあん)


奉安::[名]尊いものをつつしんで安置すること。「神璽を―する」

不動明王奉安とは  (公式的解説)

2010年12月20日:不動明王奉安
2010年12月28日:祈誓大護摩供

修築の伽藍に不動明王を奉安

〈2010.12.20〉

 平成22年12月20日(月)10時30分より、総本部の燈檠山真澄寺(とうけいざんしんちょうじ)(東京都立川市柴崎町)で「不動明王奉安法要」が苑主・伊藤真聰を導師に執り行われました。総本部には約1300名の代表教徒が参座し、その模様は全国93ヶ所の本部支部寺院に衛星中継されました。

 開祖の伊藤真乗が、伝運慶作の「大日大聖不動明王」を本尊として、初めての仏舎・真澄寺を現在の総本部の地に建立したのは昭和13年。以来、教信徒の増加とともに総本部の地には新しい道場が建立されてまいりましたが、現在の真澄寺が落慶したのは昭和43年でした。多くの教信徒が聖地親苑と親しみ参拝に訪れた総本部真澄寺でしたが、3年前に耐震修築工事を開始。工事が完了するまでの間、本尊として安置されていた開祖謹刻(昭和43年)の「涅槃法身(ねはんほっしん)不動明王」と、真澄寺奥の院に安置の「大日大聖(だいにちだいしょう)不動明王」の2体の不動尊像は、他の場所に遷座されていました。今年11月には修築工事が完了。そして12月に、長らく遷座されていた2体の不動尊像が再び真澄寺に奉安されることとなり、この度、奉安法要が行われました。

 法要当日、開式と同時に灯明の儀や香華の儀が行われると、続いて苑主・伊藤真聰と職衆が入堂。苑主の導師による修法が始まると、参座の教徒は祈り重ねながら読経に唱和しました。読経の後には、昭和43年の真澄寺落慶法要で開祖が誦えた表白(導師が法要の主旨を仏・菩薩にのべるもの)の音声が流され、参座の教徒は表白に込めた開祖の願いを受け継ぎ、大乗利他の実践にあらわしていくべく誓いをあらたにしました。

 再び開設された真澄寺では、今月28日に「祈誓大護摩供」が行われてまいります。また年が明けてよりは、信徒の方々の総本部・真澄寺参拝が予定されています。
 

不動明王とは  (WEB的解説)

奉安

真澄寺は昭和42年の建物であり、40年を経て老朽化傷みの修復と耐震改造が求められていた。
工事中は、ご本尊(大日大聖不動明王と三輪身様)はご移動もしくは御霊抜きが行われることとなりました。
今回の奉安法要は、無事工事を終え、不動明王さまの御霊をお迎えする法要といえます。

しかし、その意義意味は、開祖教主様が初めてお不動さまをお迎えしたことの教徒としての追体験を得るということになります。

大日大聖不動明王

簡単にいうと真澄寺のご本尊
カンマン

不動明王の種字 (感謝)
実相というのは、真実の相。真、悟りの真実を言います。(図に表したものが)不動明王の種字、教書476頁

「わけても慈悲のカン マン字、無量無辺の功徳あり」のこのカンマン字。
この二つを一つにしているのが、不動明王の種字。

 そして、真如教主様が、“感謝”二字をよき種字としていくこと
 双親様は、いつもいつも感謝でした。み仏にも、教えにも、真如教徒にも感謝だったと。
 教主様は、このようにして、この二文字を、感謝という二文字をよき種字として、大護摩の奥儀を捧げました。

 双親様の感謝の二字を種字にして大護摩の法要を捧げたように、私達も12月、不動明王の奉安から、祈誓大護摩供に向かって、この感謝をしてゆきましょうか。真如双親様、両童子様に感謝していきましょう。

涅槃法身不動明王

真如苑の三輪身であるご本尊


不動明王とは  (一般的解説) 辞典・ウィキペディア

不動明王 (ふどうみょうおう)、梵名アチャラ・ナータ (अचलनाथ [acala naatha])は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。また、五大明王の中心となる明王でもある。
不動明王wiki

大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)

密教の根本尊である大日如来の化身、あるいはその内証(内心の決意)を表現したものであると見なされている。「お不動さん」の名で親しまれ、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれる。アジアの仏教圏の中でも特に日本において根強い信仰を得ており、造像例も多い。

本尊

また、日蓮宗系各派の本尊(いわゆる十界曼荼羅)にも不動明王が書かれているが、愛染明王と同様、空海によって伝えられた密教の尊格であることから、日蓮以来代々種子で書かれている。なお日蓮の曼荼羅における不動明王は生死即涅槃を表し、これに対し愛染明王は煩悩即菩提を表しているとされる。

三昧耶形は利剣(倶利伽羅剣)、羂索。種子(種字)はカーン (haaM)、或いはカンマーン (hmmaaM)。真言は、一般には小咒(しょうしゅ)、一字咒(いちじしゅ)と呼ばれる「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」(namaH samanta vajraaNaaM haaM)が用いられる。

慈救咒 (じくしゅ)


また、真言には、大咒(たいしゅ)、火界咒(かかいしゅ)と呼ばれる「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン」(namaH sarvatathaagatebhyaH sarvamukhebhyaH, sarvathaa traT caNDamahaaroSaNa khaM khaahi khaahi sarvavighanaM huuM traT haaM maaM)、 中咒(ちゅうしゅ)、慈救咒 (じくしゅ)と呼ばれる「ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダヤ ソハタヤ ウンタラタ カンマン」 (namaH samanta vajraaNaaM, caNDamahaaroSaNa sphoTaya huuM traT haaM maaM)も知られる。大咒とは陀羅尼であり、不動明王の特性を詳しく述べたものである。中咒とは大咒の重要な部分だけを述べたものであり、不動明王の特徴を表したもの。重視される真言である。小咒とは不動明王そのものを示す、呼びかけのような真言。
縁日は毎月28日である。
尚、明王・如来・三十三天といった須弥山を守護する仏光群は全て帝釈天の化身である。

八大童子

矜羯羅童子(こんがらどうじ)
矜羯羅童子 こんがらどうじ

お不動様の使者のうち代表的な童子です。通常お不動様の右側で、制託迦童子と対になります。
緊迦羅きんからとも書きます。
本地仏は観世音菩薩です。

お不動様同様、蓮華の冠を乗せています。合掌した手には、独鈷杵を持っています。
制多迦童子(せいたかどうじ)
制託迦童子 せいたかどうじ

お不動様の使者のうち代表的な童子です。通常、矜羯羅童子と対になります。
紅蓮色の姿で、羯羅童子よりも怖い顔をしているのが一般的です。
左手に三鈷杵、右手に金剛棒を持ちます。

白馬に乗る場合もあります。
本地仏は弥勒菩薩です。
慧光童子(えこうどうじ)
慧光童子 えこうどうじ
本持仏は宝幢仏です。
右手に金剛杵、左手に月輪がちりんの載った蓮華を持ちます。
慧喜童子(えきどうじ)
慧喜童子 えきどうじ
本地仏は開敷華王仏=不空成就如来です。
左手に摩尼宝珠まにほうじゅ、右手に三叉戟さんさげきを持ちます。
戟 矛ほこと戈かを組み合わせた中国独特の武器。短剣状のものを組み合わせたもの。 
阿耨達童子(あのくたどうじ)
阿耨達童子 あのくたどうじ

本地仏は無量寿仏です。
頭に金翅鳥こんじちょうを載せています。
左手に蓮華、右手に独鈷杵を持ち、龍に乗っています。
指徳童子(しとくどうじ)
指徳童子 しとくどうじ

本地仏は不空成就菩薩です。
右手に三叉戟さんさげき、左手に輪宝を持ちます。
8人の中で唯一、鎧兜を身に付けています。
戟 矛ほこと戈かを組み合わせた中国独特の武器。短剣状のものを組み合わせたもの。 
烏倶婆伽童子(うぐばがどうじ)
烏倶婆我童子 うくばがどうじ

本地仏は普賢菩薩です。
右手に三鈷杵を持っています。
左手は金剛手=拳を固める、です。
清浄比丘(しょうじょうびく)
清浄比丘 しょうじょうびく

比丘とは修行僧のことです。
本地仏は文殊菩薩です。
左手に梵篋、右手に三鈷杵を持っています。

種子 (密教)


密教
仏教
金剛乗仏教
時代・地域
初期 中期 後期
インド チベット 中国 日本
主な宗派(日本)
東密
※は、「真言宗各山会」加入
  • 古義真言宗系 -
※高野山真言宗
※東寺真言宗
※真言宗善通寺派
※真言宗醍醐派
※真言宗御室派
※真言宗大覚寺派
※真言宗泉涌寺派
※真言宗山階派
※信貴山真言宗
※真言宗中山寺派
※真言三宝宗
※真言宗須磨寺派
真言宗東寺派
  • 新義真言宗系 -
※真言宗智山派
※真言宗豊山派
※新義真言宗
真言宗室生寺派
  • 真言律 -
※真言律宗
台密
(〈日本〉天台宗)
信仰対象
如来 菩薩 明王 天
経典
大日経 金剛頂経
蘇悉地経 理趣経
思想 基本教義
即身成仏 三密 入我我入
曼荼羅 護摩
東密
古義 (広沢流 小野流) 新義
関連人物
東密
金剛薩埵 龍樹
龍智 金剛智 不空 恵果
空海
真言律
叡尊 忍性 信空
台密
最澄 順暁 円仁 円珍
ウィキポータル 仏教
種子(しゅじ)とは
密教において、仏尊を象徴する一音節の呪文(真言)。種子真言(しゅじしんごん)ともいう。梵名はビージャークシャラ(बीजाक्षर [biijaakSara])。
また、これを梵字で表記したものは種子字(しゅじじ)と言う。また種字(しゅじ)とも略称し、一般にはこの「種字」という表記が多用される。これは通常一文字で表記されるが、極めて稀に閉音節の物があり、この場合は二文字で表記される。
種子の例を挙げると、वं(vaM)は金剛界大日如来、ह्रीः(hriiH)は阿弥陀如来、स(sa)は聖観音、हां(haaM)は不動明王、सु(su)は弁才天を象徴するものである。種子は梵字の神秘的解釈(悉曇五十字門)から作られるほか、その仏尊の真言から一文字取ったり、仏尊の梵名の頭文字を取って作ることも多い。
これら種子は、密教の修法において本尊となる仏を想起するためのシンボルとなるので、これを植物の種に譬えて種子という。
また護符や曼荼羅などに、仏尊の絵姿の代わりに種子を書くことも多い。 これには、絵姿を描くより梵字で済ませた方が手間がかからないという実用的な意味もある。
主な種子一覧

種子は同じ文字が複数の仏尊を表したり、逆に同じ仏尊が複数の種子を持っていたりする。ここでは代表的と思われるものを示す。
種子は、日本では普通悉曇文字(梵字)で書く(チベット仏教ではチベット文字) が、ここではデーヴァナーガリーで代用した。括弧内のラテン文字転写は京都・ハーバード方式による。
慣用音としたのは日本で行われている発音である。ここでは真言宗で伝承されている中天音(インド中部での発音と伝承されているもの)を示したが、他にも天台宗で伝承されている南天音(インド南部での発音と伝承されている)など何種類かの発音がある。また、長母音はしばしば短母音として発音される。例えば「キリーク」は「キリク」とも発音される。
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種字(転写) カタカナ転写 慣用音 仏尊
अ(a) ア ア 大日如来(胎蔵界) 宝幢如来 日光菩薩 大元帥明王 火天 日天
आ(aa) アー アー 開敷華王如来
अं(aM) アン アン 無量寿如来(胎蔵界阿弥陀如来) 普賢菩薩
अः(aH) アハ アク 天鼓雷音如来 不空成就如来 金剛薩埵(金剛界)
आः(aaH) アーハ アーク 大日如来(胎蔵界)
इ(i) イ イ 伊舎那天
ई(ii) イー イー 帝釈天
क(ka) カ キャ 十一面観音
ग(ga) ガ ギャ 仏眼仏母
गः(gaH) ガハ ギャク 歓喜天
च(ca) チャ シャ 月光菩薩 月天
त्राः(traaH) トラーハ タラーク 宝生如来 虚空蔵菩薩
धृ(dhR) ドリ ヂリ 持国天
नृ(nR) ンリ ニリ 羅刹天
पृ(pR) プリ ヒリ 地天
बु(bu) ブ ボ 准胝観音
ब्र(bra) ブラ ボラ 梵天
भः(bhaH) バハ バク 釈迦如来
भै(bhai) バイ バイ 薬師如来
भ्रूं(bhruuM) ブルーン ボローン 一字金輪仏頂 熾盛光仏頂
म(ma) マ マ 孔雀明王 大黒天 摩利支天
मं(maM) マン マン 文殊菩薩
मो(mo) モー モウ 不空羂索観音
यं(yaM) ヤン エン 閻魔天
यु(yu) ユ ユ 弥勒菩薩
व(va) ヴァ バ 水天
वं(vaM) ヴァン バン 大日如来(金剛界)
वा(vaa) ヴァー バー 風天
वि(vi) ヴィ ビ 増長天 広目天
वै(vai) ヴァイ ベイ 毘沙門天
श्री(zrii) シュリー シリー 仏眼仏母 吉祥天
स(sa) サ サ 聖観音
सः(saH) サハ サク 勢至菩薩
सु(su) ス ソ 弁才天 妙見菩薩
स्त्वं(stvaM) ストヴァン サトバン 五秘密菩薩
ह(ha) ハ カ 地蔵菩薩
हं(haM) ハン カン 馬頭観音 荼枳尼天
हां(haaM) ハーン カーン 不動明王
हुं(huM) フン ウン 軍荼利明王
हूं(huuM) フーン ウーン 阿閦如来 金剛薩埵(胎蔵界) 降三世明王 金剛夜叉明王 愛染明王
ह्रीः(hriiH) フリーヒ キリーク 阿弥陀如来 千手観音 如意輪観音 大威徳明王
ह्रूं(hruuM) フルーン コローン 尊勝仏頂
ह्हूं(hhuuM) ッフーン ウーン 愛染明王
ह्म्मां(hmmaaM) フンマーン カンマーン 不動明王
カテゴリ: 密教



参考リンク

テル坊主:不動明王 奉安 開眼法要

祈誓大護摩供(八大童子)

不動明王とは:

2010年12月20日 不動明王奉安法要 の日に 「真如苑OutLine」はオープンしました。
真如苑の法要

 

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