最終更新:ID:rZxrrPvEnw 2024年09月22日(日) 14:13:38履歴
東方地霊殿のEX面(EXTRA STAGE 地獄のラブリービジター)ボス曲(古明地こいしのテーマ)。
備考
- ハルトマン(Hartmann)
- ドイツの哲学者エドゥアルト・フォン・ハルトマン。
軍人の息子としてベルリンに生まれ、自身も16歳で近衛隊に入った。膝に持病を抱えて除隊を余儀なくされ、哲学に専心する。1864年から「無計画」に書き記していた文章を、1869年に『無意識の哲学』というタイトルで発表し、注目を浴びる。また、自身の哲学の立場を「無意識者」として掲げた。見ての通り、フロイト以前に「無意識」の概念を掲げた哲学者。- 森鴎外は1887年に留学先のベルリンで手に入れ、「これが哲学といふものを覗いて見た初で、なぜハルトマンにしたかといふと、その頃十九世紀は鉄道とハルトマンの哲学とを齎したと云つた位、最新の大系統として賛否の声が喧しかつたからである」と証言している。
- ニーチェは「生に対する歴史の利害について」(『反時代的考察』)でハルトマンをボッコボコに批判している。その中でハルトマンの支持者は「時流にかなった教養の屑ども」と痛烈に罵倒されている。同じく『善悪の彼岸』という著作の中でもハルトマンを名指しで「汞和主義(こうわしゅぎ)」*1と呼んでおり、批判のスタンスを崩していない。現代思想はニーチェの影響が強いので、ハルトマンが無名になったのは元来世俗的な流行だったことだけでなく、このことも影響していると思われる。
- その思想は悲観主義の系譜に連なる。その主旨は『無意識の哲学』序文で「ヘーゲルの哲学体系とショーペンハウアーの哲学体系の総合」と語られている。ざっくり言えば、ヘーゲルは「世界は進歩し続ける(退化することはない)」とし、一方のショーペンハウアーは「世界は悪化し続ける(良くなることはない)」とした。ハルトマンはこのような真逆の思想を結合しようとした。その結果、最終的な目標は「存在の揚棄」、別の言い方をすれば「宇宙を滅ぼすこと」だった。
詳しくはこちらから。 - 古明地こいしは、無意識を操る程度の能力。
- ドイツの哲学者エドゥアルト・フォン・ハルトマン。
- 妖怪少女
- 古明地こいしのこと。
備考
- 曲
- 出だしの部分は3拍+4拍の7/8拍子。
- ハルトマン
- オーストリアの哲学者ハインツ・ハルトマン。
フロイト精神分析における自我(エゴ)・エス(イド)・超自我(スーパーエゴ)の中で自我を重視する「自我心理学」の創始者の一人。
自我心理学派は意識をコントロールする自我の優位性を強調し、無意識の働きを重視するクライン学派や対象関係論学派などと激しく対立した。- 古明地こいしの能力は逆に、無意識を操る程度の能力であり、
スペルカードにはエスと超自我にちなんだもの(本能「イドの解放」と抑制「スーパーエゴ」)はあるが、自我にちなんだものはない。
- 古明地こいしの能力は逆に、無意識を操る程度の能力であり、
- ロシアの建築家・画家ヴィクトル・アレクサンドロヴィチ・ハルトマン。
1870年から作曲家ムソルグスキーの友人になり、
ムソルグスキーがハルトマンのスケッチにインスピレーションを得て組曲『展覧会の絵』を作曲したことで有名。
組曲の2曲目にGnomus(ノーム、グノーム、小人)というグロテスクな曲がある。- この曲と「ハルトマンの妖怪少女」には展開の仕方が似ているメロディがある。
- Gnomus(ノーム、グノーム)とは、ロシアの伝説に登場する小人妖怪のこと。
- オーストリアの哲学者ハインツ・ハルトマン。
このページへのコメント
そうか、ハルトマンの妖怪少女でありながら、モチーフに自我心理学のそれが無いのは、「自我が無い→無意識下」って事なのか。面白いな
ドイツのハルツ山脈の妖怪伝説(ブロッケン現象)が元ネタかと思ったら違うのか…
ハルトマン…ドイツの無意識の哲学者。
古明地こいしの能力…無意識を操る程度の能力
…ZUN様ってすごいね。(当たり前体操)
けれきるけれかれけけるきるくデュラハン