1990年代から新たに地球平板説が広がりを見せている。創造論・インテリジェントデザイン運動とは関連性は見られず、その勢力はまだまだ創造論や気候変動否定論に比べれば小さいが、着実に勢力を拡大している。
インターネット時代の地球平板説が、古代の地球平板説と大きく異なるのは、万有引力の法則、経度による時差を誰もが知っている状況で、なおかつ地球が平板だと主張している点にある。そのため、奇妙な仮説を主張する。
円盤型質量によって生じる重力の問題を解決すべく、重力を円盤自体の加速度運動でつくられるイリュージョンだとする:
なお、円盤の厚みや密度は定められていない。また北極方向の重力が働かないようにするには万有引力が存在しないか、円盤の質量が無視しできるほど小さいかが必要。万有引力を否定する記述も見られる。
代替案として、平板地球の下に無限平板を置くか、無限平板に平板地球を埋め込み、万有引力で「下向き」の重力をつくる説もある:
この場合も、円盤の厚みは定められていない。無限平板の場合、単位面積当たりの質量が重力の大きさから定まるが、密度や「鉛直」方向の密度分布は任意である。このため、厚みは定まらない。
平板地球上の一部だけを太陽が照らすために、太陽はスポットライトのように地上を照らしているとする:
スポットライト太陽では起きえない日出とに日没を、光を曲げることで実現する:
そして、帳尻が合わないところは、すべて陰謀論で対処:
ただの間違い・勘違いみたいなのもある。
行き当たりばったりに作られている面があり、その主張は全体としては一貫していない。最低限の一致点は:
太陽光と日出日没についても、相反する主張が存在している。
そして、さらに奇妙な連鎖