「DRAG ON DRAGOON エロパロスレ(暫定"キャビア総合スレ")」の保管庫であり、編集権限は無しです。

それは、毎夜の情事。
「んっ、あ・・・は・・・」
想像の異性との、情事。
「あ、あふっ、はぁん・・・」
入れた指を、徐々に激しく動かす。
淫猥な水音。
常に水に濡れている私にはお似合いな音。


「ふぅ・・・」
熱った体が冷えてくる。
暖めてもいずれ熱は無くなる、虚しい行為。
それでも、止めることはできない。
「どうせ一生できないんでしょうからねぇ」
口から漏れた言葉は、相変わらず卑屈だ。
けれど、紛れもない事実。
魅力を無くした私には、まともに接してくれる人はいないのだから。



契約相手の思念は、自分にも届いてくる。
ケルピーは、今日もハンチの快楽に溺れた声を聞いた。
彼女がここまで歪んでしまったのは、自分のせいである。


しかし、それはケルピーにとって喜ばしいことだ。
かつて、太陽の微笑みとまで言われた可憐な少女。
その少女が、醜く歪んでいく。
それこそがとても美しいことなのではないか。
そう思うのは、自身が魔物の類だからだろうか。
ケルピーは、ハンチの乱れた声を聞く度に、次第にその声を自分に向けたいと思い始めた。

そうだ、自分が契約したのは、彼女を欲しいと思ったからだ。
そのために魅力を奪い、彼女が本来手に入れるべきだった美しさを、自分好みの「美しさ」にしたのだから。



「どうしたんですかぁケルピー、こんな時間に」
思念で彼女を呼び出した。
「もう寝ないと、またクマが大きくなっちゃうじゃないですかぁ。え、これ以上は大きくならないってぇ?えへぇ、そうですねぇこれ以上に醜い姿なんて、もうありませんもんねぇ」
卑屈に笑うハンチ。
彼女はいつでも自己完結している。
ケルピーは、彼女の唇を舐めた。
「はぁぅ、くすぐったいですよぅケルピー。本当に、どうしちゃったんですかぁ?」
彼女はまだ気付いてない。
これから、生涯無いと思っていたことが起こることを。

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