「DRAG ON DRAGOON エロパロスレ(暫定"キャビア総合スレ")」の保管庫であり、編集権限は無しです。

ノウェ。彼は前封印騎士団長、オローに発見されるまで蒼き竜、レグナに育てられた。
発見当初は野生児のようだったノウェも、オローの教育により人として生きることを学び、育つ。
人として生きる、あらゆる術を。

これはノウェが12歳のとある出来事………


今日は剣術の稽古のあと、オローの部屋に呼ばれた。

「父さん、今日話してくれるのは何の話?」
ノウェはオローの教えてくれる雑学、一般常識、知識諸々の話を聞くのが好きだった。
それらはノウェにとって新鮮なもの。いつも楽しみにしているのだ。


「うむ。今日はな、ノウェ。生きる上で最も深く、大切な、そしてちと厄介な話だ」
ハッハッハ、とその言葉とは裏腹に、楽しげにオローは笑う。

「厄介な話だっていうのに、なんで父さんはそんなに楽しそうなんだろ?」
キョトンとした表情で、ノウェはオローと対面する席に行儀よく座った。

「まぁ、話の前にノウェ。腹が減ったろう?おやつでも食べながら話そうじゃないか」
机の上には、いつもオローが用意してくれるおやつ、木の実やベリーが置かれている。
長いこと野生で育ったノウェは、こういったものが好きだった。

「うん、いただきます!」
ノウェは嬉しそうにそれらを頬張る。
オローはそんな無邪気なノウェの姿に目を細めた。

―――大きくなったものだな、ノウェも…そろそろ、あの話をする時期が来たか…
今、話すまいか、話すべきかと悩んでいたオローだが、心を決めておもむろに切り出す。


「ノウェ…好きな子はいるのか?」

「えっ?好きな子?」
ノウェはその唐突な問いかけにまたもキョトン、とした。

「おらんのか?」
「んー、いないよ。好きな子なんて」
期待を僅かながらに持ったオローに、ぶっきらぼうに答えるノウェ。
そんなことより、今は木の実の方が気になって仕方が無い。
オローはちょっとだけ期待はずれだった…

「そうか…エリスとはどうなんだ、仲良くしてるか?」
「エリス?ああ、いつも稽古で懲らしめられてるよ」
無邪気に笑いながら答える。
「それが今日の話?」


「いや、違う。今日は、『性』についてだ」
「…?…せい…?」
普段大人たちが秘めているコトだけに、ノウェはよく知らない。
オローは大きく頷く。
「よいか、これから教えることは生きていく上で必然。実に大事なことだ」
淡々とオローは続ける。
「性。これは二つある。まず女という性。そして男という性だ。
 …ノウェ、お前は今まさに、『男性』へと成長していく発展段階。つまり少年だ。
 少年が『男性』…『一人の男』として移る段階には必ず通る道がある。それは……」


 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−1時間半後−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「…………と、いうわけだ。わかったかノウェ?」
「…う、うん…」
分かったような、分からないような…曖昧な返事をするノウェ。
「まぁ今すぐに分からずともな。じき分かる時が来る。」
部屋を後にするノウェに、オローは優しく言った。


          

一方。溯ること1時間前。

水に濡れる一人の守護者、ハンチは1人やり場の無い苛立ちを持て余していた。
「みなさん、ヒドイですよぉ…いくら魅力が無いからって、いくらなんでもぉ…」
ブツブツと1人ごとを呟く。
一般兵にすら相手にされない。
わざわざ直轄区から舞い戻ってきたのに…私はこれでも守護者のはしくれですよぅ。なのにぃ…
 

はぁ、と盛大なため息をつく。
と、そこはオローの部屋前の廊下だったことに気づく。
「あぁ、私ったら団長の部屋の前でこんなため息ついてぇ…あれ?なんですかぁ〜?」
オローの部屋から話し声が聞こえる。

きっとこの時間に団長の部屋で話しているのはノウェだろう。
―――オロー団長ももそんなこと言ってたしぃ…何話してるんでしょうねぇ〜?
ハンチはコソコソと部屋の大きな扉に引っ付いた。
扉に耳をそっとつける。板の冷たい感触がした。

「……そうなると、性的な興味が沸いてくる。抑えられない欲も出てくる。いわゆる“性欲”だ」
オローの穏やかな話し声。
「…あらあらあら、これは性教育ですかねぇ……ふふふ」
そう呟くと、企んだ笑顔を含ませてハンチはその場を後にした。
 

カツ、カツ、カツ……ハンチは静かな廊下を進む。騎士団神殿の最奥に位置する、守護者の間へと。

              〜神水の間〜

ハンチは部屋の中に入り、部屋を見渡す。
「あぁ、あぁ…ありました…えぇへっへっへ…」
部屋の壁にと柱を支えるために打ち込まれた鋲。
ジャラジャラ……ハンチはどこからか鎖を引きずり出す。

       −−−−−−−−数分後−−−−−−−

「さぁーて、あとは…」
にたり、と笑みをこぼしてハンチは自分の部屋を後にする。
 
目標は、エリス。今頃神殿食堂で食事をとっている頃だろう。
時を見計らって、エリスがいないか食堂へ入る。
丁度エリスは食事を終え、食器を洗い場へ返却しているところだった。
「あぁ、エリス殿ぉ…ちょっといいかしら?」
その声にエリスは振り向いた。
「あ、これは守護者ハンチ殿。わたくしに何か御用ですか?」
自分に普通の人間に対して接するかのよう元気よく答えるエリスに、ハンチは少し好感を持つ。

これはうまくいくかも…ですよぉ…


「少し、片付けなければいけない仕事がありましてねぇ…手が足りないんですよぉ。そこでエリス殿に…」
ハンチがそこまで言うと、エリスは威勢よく答える。
「分かりました!わたくしで良ければ、なんでも手伝います!」
期待通り、エリスは快諾した。

「そ、そうですか〜?えっへ、助かりますよぉ…
 じゃぁ、戌の刻に私の部屋の隣りの書物庫で待っててくださいねぇ?」
「はい、戌の刻ですね。それでは!」
笑顔で颯爽と去っていくエリスを見送ると、ハンチも食堂を後にし、どこかへと歩き出す。
ほくそ笑みながら…



    一方。ノウェは…

ノウェも食事を済ませ、自分の簡素な部屋のベッドの上で、ウトウトとまどろんでいた。
夕方、オローが話してくれた『性』のことなどすっかり忘れている。
あまり関心がないようだった。
「…ん、レグナと空でも散策しようかな」
と思ったとき、扉をノックする音が聞こえた。
「はい、誰ですか?」
……返事がない。
「?…誰?」
ノウェは扉を開けた。と、その刹那。

どっ!と鳩尾を鋭く突かれ、ノウェは床に崩れる。
「うぐっ………」
気が遠くなる。ぼんやり声が聞こえてきた。

「はいはいはい、おとなしく気絶しててくださいねぇ…」

ノウェの意識は完全に途絶えた。




−−−−−−−−−−−−−−−戌の刻−−−−−−−−−−−−−−

ハンチの部屋のすぐ隣り、静かな書物庫でエリスは待っていた。ハンチはまだこない。
「どうしたんでしょう…ハンチ殿、ここで待っているようにと、仰ったけれど」

その時だった。書物庫の扉の鍵が、「ガコン」という重い音を立てて、外から閉められた。
「なっ、一体これは?!待ってください、ここにわたくし、エリスが…」
ドンドンと扉を叩くが、扉はびくともしない。
閉じ込められた。
「ああ、困りましたわ…と、とにかくハンチ殿が来て下されば、どうにかなるはず。」
エリスは一瞬慌てるも、落ち着きを取り戻し、ハンチが来てくれるのを待った。

「それにしても静かね……え?」
壁越しから、何か聞こえてくる。女性の声だ。誰だろう?
エリスは壁に近づいてみる。すると今度ははっきりとその声の主が分かった。
「この声、ハンチ殿?そういえば、ここはハンチ殿の部屋のすぐ隣り…」


エリスはなんとなく、壁に耳を近づけてみる。
すると……部屋の向こうでは…

「はいはい、目が覚めましたか〜?…ふふふ」
「なっ、なんだこれ、外してくれよ!」
ノウェがもがくと、腕の自由を奪う鎖がジャラジャラと音をたてる。
「えぇ…だめですよぉ、そんなに暴れて…」
ハンチが近づく。
「今日、オロー団長から素敵なお話聞いたんでしょう…」
にたり、ハンチが口の端を上げる。

「なんのことだ!頼むから、放してくれ」
「あらあらあらあら、まったくぅ〜、恥ずかしがらなくてもいいんですよぉ?
 ……私が、もっと教えてあげましょう…ええ、私は淫らですよねぇ〜?
 こんなことして…」
そう言うとハンチはノウェの股間を撫で上げる。
「!?やめ、やめて……ぁ…?」
執拗に撫でさするハンチの手に、抵抗するも、奇妙な感覚にノウェは襲われる。
「……あ…」
下半身が熱い。今までに感じたことの無い熱さ。そして体の奥底から何かがたぎってくる。
「…はぁ、あ……やめ、ろ…ぅあ…」
己の中心に、何かが集束されるようにノウェのソレは首をもたげて来る。
「あはぁ〜、感じてきたんですかぁ〜?……いけませんよぉ?」
ハンチはその手の動きをさらに激しくする。
ねっとりと、絡みつくように…



一方エリスは…
壁越しの声を聞いて、その向こうで何が起きているのかまだ理解できずにいた。
「ハンチ殿とノウェ、一体何をしていると言うの?!」
気になって仕方がないのが正直なところであった。
しかし、盗み聞きしているようで、何か悪いことをしているのではないか、という罪悪感にかられる。
「いけないわ、でも…」
気になる、知りたい気持ちが僅かに勝り、壁にぴったりと耳をつけてしまうエリス。
衝撃的な結末が待っていることを、純粋潔白な彼女は知る由もない。



「あーらあらあら、もうすっかりこんなになっちゃって…」
ハンチは手の動きを止めると、張り詰めているノウェの股間をまじまじと見つめる。
「これじゃぁ、窮屈でしょう…?」
ハンチはカチャカチャとノウェのベルトを外す。
「何するんだ…!」
抵抗の言葉を口にするも、その声には力は宿っていなかった。
ハンチは気にせずノウェのズボンを下ろし、下着も剥ぎ取る。
「あ…」
「あはぁ!小さ〜い…竜の子、と聞いていたからてっきり凄いのかと思ってたんですけどぉ」
ソレは大人のものより確かに小さかったが、刺激を受けて立派にそそり立っていた。
ノウェは初めてのことに戸惑いを隠せない。
「いやだ、見ないでくれ!」
「今さら何言ってるんですか〜?こんなになってて…苦しくないんですかー?」
楽しげに指で雄の象徴をかるく撫でる。
「あっ」
情けない声をノウェはあげた。
「いいですかぁ?今から私が実践して見せてあげますからね〜、男の生理的現象…男の本能をぉ…」


つ、とノウェのソレに指を滑らせる。それだけでピクンと反応するのがハンチは楽しい。
「気持ちいいんですかぁ?」
そそり立つソレの裏側に手を回すと、上下になぞる。
「はっ、あ、あ…」
―――なんだこれは…体が痺れる…。初めて味わう感覚に、ノウェは少しばかり恐怖を抱く。
「お願いだよ、や、めて」
「あ〜らどうしてですかぁ?こんなによくなってるのに…」
ハンチは手の動きを止めずにいぢわるそうに微笑む。
「お、おかしくなりそうなんだ…だから」
顔を歪め、許しを請うように。ハンチはそれが堪らない。
「怖くないですよ〜、今気持ちよ〜くしてあげますからねぇ…えっへへへ」


エリスは壁越しに今何が起きているのかを悟ってしまう。わずかだが知識はある。
女子騎士見習いも、体の変化とその仕組みの授業は受けている。
その話の中で、軽くだが男の仕組みにも触れられていた。
「まさか、そんな…!」
エリスは耳まで真っ赤になる。
―――ああ、わたくしどうすればよいのでしょう…ノウェ、あなたは…
だめだ、わたくしはなんて汚い、と思いながらも、耳を壁につけてしまうエリス。


「はぁ、はぁ…」
ハンチの手の動きに合わせて息が上がっていく。
「ほぉーら、だんだんよくなってきた…」
先端から透明な液体が滴る。ぬらり。ハンチはそれを指に絡め、急速に手を動かしだした。
くちゅ、くちゃ、と音が鳴る。卑猥な音…ハンチ自身、興奮していた。
「う…あっあっ…へ、変な感じ…」
「そろそろですかぁ〜?」
ハンチは容赦なく扱き上げる。ぬめる液体で滑りがよくなり、それがノウェを更に刺激する。
ハンチにしつこく責められ、とうとうそれは来た。
背骨を走り抜けるような、甘い痺れ……絶頂を迎える。

「あっ、うあぁあぁあっ!」

ノウェはビクンと震えると、勢いよく熱い飛沫をほとばしらせる。ぱたぱた、と音を立てて床に落ちる。
「あ、く…」
初めて味わう『快感』にノウェは朦朧とし、がっくりと膝を落とした。
「あはっ!いっぱい出ましたねぇ〜…すごーい」
ハンチは己の指についたノウェの精を舐めとる。
「どうですかぁ?気持ちよくて死にそうだったんじゃないですか?…ふふ、これが『射精』ですよー」
クスクスとハンチは笑う。これが初めてなら、精通、と言うんですけどぉ、まぁいいか…
ハンチは満足してノウェの自由を奪っていた両腕の鎖を解いてやる。
ノウェは床にぐったりと倒れこみ、、疲労が窺がえた。

下着とズボンを履かせてやると、ハンチはひょいとノウェを抱え、彼の部屋へと向かった。


エリスは一部始終を全て聞いてしまったことを後悔した。
「ああ、ああ…破廉恥です!こんな、汚れた…」
とその時、隣の部屋の扉が開く音が聞こえ、一瞬びくりとする。
エリスは耳を澄ませると、足音は遠ざかっていった。
どこへ行くのだろう?それより、ハンチが書物庫に入ってきたら、一体どんな態度をとればよいのか…
「ああ、わたくし、どうすれば…」
1人赤面したまま、わなわなと震えた。


一方ハンチはノウェの部屋に辿り着くと、そっとベッドにノウェを横たえた。
「ふふ、面白かったですよ〜、竜の子。貴重な体験しちゃいましたよぉ」
そう呟くと部屋を後にする。
ノウェは疲れきり、深い眠りに落ちていった…


「ガコン」
書物庫の扉が開かれた。その音にハッとエリスは振り向く。
「は、ハンチ殿…」
「あーあぁ、ごめんなさぁい…ちょっと遅れまして…」
ハンチは何事もなかったかのように平然とエリスに近づく。
思わずエリスは顔を引きつらせた。
その様子を見て、ハンチは意味ありげに歪んだ笑みを浮かべる。にやり。
「さぁ、仕事をかたづけましょうか。エリス殿、そちらの書物、運ぶの手伝ってくださいねぇ?」
「は、はいっ!」
二人は黙々と作業を始める。お互いに、何事もなかったかのように。

ノウェは、1人夢の中。翌朝、ノウェはエリスに冷たくされることも知らずに。



――――――――これは2人にとっては酷でしたかねぇ……ええ、承知の上ですが、何か?――――――――


                    (了)

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

Menu

管理人の小言

今更気付いたけど
スレ落ちた…

wikiは残しておくのでご自由にどうぞ

捨てアド置いとくので
「更新しろ!」など
何かあれば連絡下さいな
英語のみのメールは
受け付けません。
this.world.are.all.lies@gmail.com

告知

重要な報告等はここでします
多分使うことは無いと思いますが

タグ登録のお願い
詳しくは下記をご覧ください
タグ登録支援告知ページ

どなたでも編集できます