「DRAG ON DRAGOON エロパロスレ(暫定"キャビア総合スレ")」の保管庫であり、編集権限は無しです。

彼女と契約して何年経っただろうか
寝床としていた水辺で、彼女を何気なく見たその時から、後に知る事となった『太陽の微笑み』と呼ばれたその姿に心奪われていた
だからこそ、彼女が溺れ、息絶える寸前にその命を救う事が出来た
一時凌ぎのつもりだったが、その対価として彼女から『魅力』を奪ってしまった
彼女の体力が回復するまでの僅かな間、それを知った人間達は掌を返す様に彼女から遠ざかっていった
人間とは何となんと浅はかな生物なのだろうか
見掛け倒しの『魅力』を失ったところで、彼女は十分に魅力的だというのに
それを改めて確認させるためにも、彼女の回復と共に契約は解除するつもりだったが、彼女を想ううちその考えは何処かへ置き去ってしまった
このまま彼女と契約を継続させ、完了させてしまえば、『魅力』を失った彼女に近付く人間は無きに等しい
即ち、彼女を独占できてしまうのだ
自分を戒める理性がその本能的な欲望を抑え付けていたが、理性が打ち負けるのは時間の問題だった
水底で、今まで持ち合わせていなかった感情に身を捩りながら、水の精霊ケルピーは意を決したように“声”を飛ばした

ーーー今から…そっちに行く…
返事が来ないのは当たり前、今頃彼女は突然の事に驚いているだろう
その姿を想いながら、彼は岸に向かい泳ぎ始めた

「あなた…誰?」
日が沈み、穏やかだった気候が崩れ始めてから数時間
普段水の精霊と呼ばれる獣の様な造形とはうって変わり、今の容姿は契約相手である少女と変わらぬ歳の少年の様だ
雲の隙間から零れ落ちる月明かりが、薄く照らす寝室で、契約して以来初めての顔合わせとなった少年と少女
ベッドから上半身のみを起こしている少女の身体は、それを覆う衣服すらも水を纏い、血色も良いとは言えない
その原因が自分であることを再認識した少年は、自分を蔑む口調で切り出した

「…今君がそんな状態なのは…僕の所為なんだ…ごめんね」
でも仕方なかった…そう付け加えたかったが言葉が出ず、黙り込む

「あなたが助けてくれたんだ…」
契約の影響が出始めた少女は、少年が何者なのか、一体何を謝っているのかをおぼろげながら理解し、素直に感謝の意を表した
『魅力』を失って尚存在する潜在的な『魅力』を感じ取り、少年は思わず彼女に歩み寄った

「ありがとう…」
少年を警戒することも無く、少女は笑顔と共に頭を下げた
ゆっくりと頭を上げた少女に、少年はそっと顔を寄せた
少女がそれを疑問に思う前に、少年は自らの唇を少女のそれと重ねた
その瞬間、二人の唇に眩い光が生まれ、互いに入れ替わる
契約の完了を示すその光は、僅かだか少女の顔色を明るいものに変えた

「竜の子と言っても、大した事ありませんでしたねぇ」
騎士団を裏切り、ハンチの守護する直轄区をも襲撃した反逆者ノウェ
しかし、ケルピーの水を自在に操る力の前に、健闘虚しく敢え無く敗走となった

ーーーこの場に攻め入った気概や良し…と言ったところだな
勝利の余韻を味わいつつ、ケルピーに跨ったハンチは空を見上げ反逆者の撤退を確認していた
単純な力比べならば、ケルピーがドラゴンに勝てる道理は無いが、今回に関しては別であった
水を大量に貯えた貯水池にて、そこを寝床とした水の精霊たるケルピーに挑戦するなど自殺に等しい
しかしそれでも、蒼き竜の吐き撃つ炎弾による表皮の損傷は甚大なものだった
焼け焦げた己の肉の臭いが鼻につき、それが僅かな唸り声を生んだ

「…大丈夫ですかぁ?」
その唸り声と、なにより無意識に伝わる感覚から余裕が無い事を察したハンチは、手を伸ばし損傷を免れた首を撫でた

ーーー…大丈夫、だ。それに何時奴等が再び来るか分からんだろう?
一頻り撫でられたケルピーは、気丈にそう言ってのける

「嘘はつかないで下さいよぉ…」
伝わる痛みは一層増し、滲み出る血液から、自然治癒が易々と出来る様な傷ではないことは明らか

「ちゃんと傷を癒して下さいよ?」
そう心配そうに見つめる眼差しに他意は無く、ケルピーは素直に従う事にした

「お互い自分だけの身体じゃ無いんですから…」
そう言いながら、ハンチは十メートルはあろうケルピーの背中から飛び降り、難なく着地

ーーー…完治まで三日は掛かる
水面近くに移動したケルピーは、不意にそうハンチに告げた

「じゃあ三日間は…?」
心配そうな表情が一変し、待ち望んでいた様に声色を変えたハンチ

ーーーあぁ、世話になるよ
そう言ったきり、ケルピーはそそくさと貯水池の奥底へと姿を消した
揺れる水面を見つめながら、ハンチは嬉しさのあまり小走りで神殿へと走り出した

連隊長としての雑務を終えたハンチは、寝室で椅子に座りながら暖炉の火に薪をくべていた
ケルピーから“声”が途絶えて数時間
いつもならもう“声”が聞こえても良い頃だが…
そんなことを考えていると、不意に廊下へ繋がるドアの向こうから“声”が聞こえた

ーーー…開けてくれ

「はいはい…今開けますねぇ」

椅子から飛び上がるような勢いで立ち上がり、駆け足でドアに近付く
簡易な鍵を外し、勢い良く開けたドアの向こうには淡い水色の髪の少年が立っていた

「……入るよ」
声変わり前の、まだ高い声でそう短く言った少年は、後ろ手にドアを閉める
暫く見つめ合ったまま、二人はドアの前で硬直
堪えかねたハンチは、ゆっくりと少年の顔に手を添えた
少年は嫌がる素振りなど見せず、添えられた手に己の手を重ねる
ハンチはゆっくりと顔を近付け、少年の顔を正面から見つめるため身を屈めた
一段と近付いた二人の唇だったが、自ら近付いたハンチは躊躇し、動きを止める
整った顔立ちの少年を前に、劣等感が一瞬生まれたのか視線は泳ぎ、動悸が乱れる

「何を考えてるの?」
その状態のハンチを元に戻したのは、他ならぬ少年だった

「君が誰よりも美しい事は良く分かってるよ」
少年の手がハンチの顔へと動く

「僕だけが…ね」
その言葉と同時に、少年の顔はハンチとの距離を縮め、その唇同士を合わせた

「ん…ぅ…」
暖炉の火だけで照らされた寝室
その片隅のドアの近くで、漏れる様な声が薄明るい部屋に小さく響いた
自分の胸程の背丈も無いまだ幼さの残る少年に、一方的に舌を弄ばれる事は屈辱的でもあるが、同時に背徳感を伴う快感でもあった
その証拠に、唇を重ね舌を絡めているだけで乳房の先端は硬く尖り、衣服越しにもはっきりとその様子が見てとれる

「相変わらず…感じやすいね」
絡めていた舌を離し、息を荒げるハンチに教え込むように少年は語り掛ける

「しかた…ないじゃないですかぁ」
俯き加減でそう答えるハンチ
少年の手が伸び、豊満なその乳房に触れる
衣服越しではあったが、硬くなっている乳房の先端を摘まれ、ハンチは堪らず声を上げた
しかし少年はお構い無しに乳房に手を這わせ、時折その先端を優しく摘む
その度ハンチは声を上げるが、少年は寧ろその声を聞く度に手に込める力を増させているようだ
当然ハンチはそれに気付いていたが、もはや完全に少年が与えてくれる快感に支配されていたためか、更に声を上げる
唇の端からは僅かに唾液がこぼれ、両腕は少年の肩に力無く乗せたまま
少年はその様子を満足気に見つめ、一層硬くなった乳首を両手で引き寄せ、やはり衣服越しに口に含んだ
衣服に染み込んだ、契約の証拠たる水分をも吸い取りながら、少年はハンチの乳房を揉みしだき、乳首を転がす

「あ…のぅ…ん!」
何かを懇願するように、少年に声を賭けた瞬間、ハンチは一線を越えあっさりと絶頂を迎えた

下半身に力が入らず、ハンチは崩れる様に少年にもたれ掛かった
息は荒く、身体からは普段とは比べられないほどの水滴が滴り落ちる

「私だけ、なんて…駄目ですよぉ…?」
息が整い始めたとき、ハンチはそう呟きながら少年のズボンの中へと手を差し入れた
壁に押さえ付けられながらのその行為に、少年は僅かに反応を示した

「貴方だって…ここは感じやすいんでしょう?」
硬くなり、熱をも帯びていた少年のものを片手で弄り、ハンチは得意気にそう耳元で囁いた
ハンチの手が動く度、少年のものは一層硬く膨張し、ズボン越しにも窮屈である事は明らか

「貴方も…一度逝っちゃいますかぁ?」
返事を待たず、脈打つものを取り出したハンチ
少年のものは外見よりは成熟しているものの、お世辞にも大きいとは言えない、寧ろ可愛いと称したほうが妥当なものだった
そのピンク色の先端を、指先でやさしく擦りながら、そっと両手を添え

「こうするのが…良いんですよね?」
両手で包み込む様に握り、上下に扱き始める
皮ごと擦られ、少年は思わず身体を固くしたが、ハンチの次なる行動に緊張を解かざるを得なかった
唾液を少年のものの先端に垂らし潤滑油代わりとし、時折先端を舌で刺激し始めたのだ
暖炉で薪が燃える臭いと、垂らされた唾液の臭いとが混じり合い、少年のものが扱かれる音も相成りハンチは昂揚する自分を感じていた
伝わる感覚から、先程から声を出さぬようにしている少年も同様である事が分かる

「遠慮しないで…出しちゃって良いですよぅ?」
その言葉と共に、ハンチは口内奥深くへと少年のものを咥え込む
射精を促すように吸い付き、大きく顔を前後させる
程無くして少年は限界を迎え、ハンチの口内へと大量の精を放った

「まだまだ…元気ですねぇ…」
放たれた精液を飲み込み、口からはみ出た物すらも指でなぞり口へ運ぶ
舌先に精液を湛え、久々の好物を味わう子供のように口内へと運び味わう
少年のものは、ハンチの言葉通り未だ硬く熱を帯びたまま
ハンチは少年を見つめたまま立ち上がり、少年を身体ごとベッドの方向へと誘う様に手を差し伸べる
少年は嫌がる素振りも迷うことも無く従い、ハンチと共にベッドへと歩みを進める

「今夜は眠れせないって感じですかぁ?」
嬉しそうにそう言うハンチの肩に手を掛けた少年は、整えられたシーツのいハンチを押し倒し、衣服を脱がせ始めた

「もう…今日は積極的ですねぇ…」
その言葉にも返事をせず、ハンチから衣服を全て剥ぎ取り、少年はその裸体をまじまじと見つめ始めた

「どう…したんですかぁ?」
濡れた自身の身体を指でなぞりながら、ハンチはこちらを見下ろす少年を、上目遣いで見つめ返し誘うように乳房を弄り始めた

「あなたにしてもらってから…ずっと一人でしてたんですよ…」

「……知ってるよ」
自慰行為に没頭しようとしていたハンチに覆い被さり、その行為を手伝うように唇を重ね、舌を深い位置まで没入させる
少年のものはハンチのへそ付近に当たり、先端から生み出された潤滑油が擦り付けられる形となった

「勿体無い、ですね…」
唇を離し、端から漏れていた二人分の唾液を舌ですくいながら、ハンチは少年のものを再び口に含もうと、寝転ばした少年の下腹部に顔が来るように体勢を直した

「これなら…どっちも良くなれますね」
ハンチは少年のものを下から咥え込み、少年は上からハンチの愛液に塗れた割れ目に舌を這わせた
二つの音が合わさり、室内は淫靡な空間へと尚加速していった

互いに性器を刺激し合い、何度目かの快楽の峠を越えた頃

「それじゃあ…そろそろ…」
ハンチは切なく、少年に懇願したが、当の少年は「何を?」と言わんばかりの表情でハンチの濡れた秘所に指を突き立てた
唾液塗れの少年のものを眼前に、ハンチは言葉を失ったまま少年の細い指を文字通り感じ取り、生み出される快感に身を任せた
水音を立てながら、少年は愛液溢れるハンチの秘所内を指で掻き混ぜた
ある一点を指が弄るたび、ハンチの喘ぎ声が高くなり、締め付けが強くなった

「そこ…はぁ、弱いぃ…ん!」
言葉が終わる前に、少年は指をその一点に集中的に擦り付け、ハンチが続ける筈だった言葉を掻き消した
指の動きは複雑に、腕自体の動きが早くなり、愛液は一層溢れ出る
ハンチは意味のある言葉を発する暇は無く、ただただ少年のされるがまま
やがて身体を僅かに震わせ、もはや数えることを忘れていた絶頂を迎い入れた

「もう…限界ですぅ…」
ハンチは息を整わせながら、少年にそう訴え掛けた
前座だけで幾度も絶頂を迎えたハンチは、既に腰から下に力が入らず、声も弱々しい

「じゃ…もう止める?」
自身のものを強く扱きながら、少年は残念そうにそう呟く
先端から玉となり、線となって垂れ落ちる潤滑液を指ですくい、全体に塗り付ける様は寂しそうで、ハンチは思わず

「あなたがしたいなら…して、良いですよ…?」
漸く力が入り始めた足を左右に開き、擦られた愛液が泡となり纏わり付いている秘所を指で押し開いて見せる
濃いピンク色のハンチの秘所は、呼吸に合わせひくつき、いつでも少年のものを受け入れいれられそうだった

「そのかわり、あなたが動いてくださいよぉ…」
顔を覆い、僅かに腰を浮かせたハンチは、恥かしさを堪えながらそう呟いた

「ぁ…っんぁ…ぃ!」
仰向けに寝転んだハンチに覆い被さり、少年は一定のリズムで身体を動かしていた
まだ幼さすら残る少年に犯されているという背徳感が、いままで以上にハンチの思考を支配し、快感に浸り切らせていた
動きを止める事無く、少年は天井を向き揺れている硬くなったハンチの乳首を摘み、その動きを無理に止める
結果、ハンチの乳首は動かすべく働く運動を、全てその一点で受け止めた

「同時に…な、なんて…」
更に声を高くし、ハンチは手を少年に向ける

「この方が…気持ち良いんでしょ?」
その手にされるがまま抱き付かれた少年は、ハンチの乳房を弄りながら一層腰の動きを早め、リズムを小刻みなものへと変化させていった
少年に問い掛けに返答せず、ハンチは更に高まる声でその意図を伝えた

「もっとぉ…もっとぉ!」
数分後、ハンチは欲望にままに言葉を発し

「分かって…るよ!」
少年はその言葉に従い、更に腰の動きを強めた
二人の接合部からは、より粘度の高い水音が生まれ、白く泡立った互いの体液に塗れていた

「君は…僕だけのものだ…誰にも渡さない…!」
少年はうわ言の様に呟き、腰を密着させたまま喘ぐハンチの唇を塞ぐ

「何を…っ?」
その呟きへの問いかけを掻き消し、二人は暫しの間無言となる
その間も少年は動き続け、互いに強く密着したまま絶頂へと近づいていった

「もう…!」

「僕も…だっ!」
互いにそう声を掛け、再び無言のままひたすら快感を貪り合う
やがて少年の動きが止まり、ハンチの奥深くへと精を放った
その熱を感じたハンチは、追う様に絶頂を迎え、少年を全身で受け入れた
かくも静かに終焉を迎えた二人は、荒れた息遣いのまま眠りへと落ちていった

「君は…僕だけの…」
少年のうわ言は寝言に変わり、ハンチは薄れる意識のなか答える様にそっと呟いた

「大丈夫ですよ…私は貴方だけのものですから…」
薄れた意識はまどろみに沈み、続いた言葉掠れるほど弱々しい

「一生…離さないで下さいよぉ…」







ゆっくりな寝息を立てる二人は、強く互いの手を繋いでいた


そしてその寝顔はとても幸せそうなものだった



「 完 」

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