刑事政策

担当教員 川出敏裕教授

(なお、公共政策大学院との合併授業)


2005年度の受講者は約20名。
うち、法科大学院生が約半分。

授業は双方向。
毎回テーマが設定され、
指定された参考文献を読み、
2、3の設問の答えを用意して、
その上で先生と楽しく議論する。

明確な解答があるような学問ではないので、
上級刑事訴訟法と比べればぐっとリラックスムード。

(とはいえ、上級刑事訴訟法と同様、
 川出先生はほんとに綿密に授業の準備をなさってます。
 なので、双方向なのにきわめてスムーズに進行されます。)


テーマは、
死刑廃止論、財産犯、施設内処遇、社会内処遇、
被害者救済制度、事故調査の仕組み、
など。

刑事「政策」という名のとおり、
お堅い法律論は少なく、
また公共政策大学院の学生の思考にも触れることができるので、
法律漬けの毎日には新鮮に感じられる。

法科大学院では隅に追いやられがちな刑事系科目だが、
M&Aロイヤーになりたいあなたも、
履修しておいて損はないと思う。


なお、一度、警察庁の方がゲストスピーカーとして来られた。
また、期末試験終了後に、希望者は横浜刑務所の見学に行った。


評価は、
筆記試験(持ち込み可、3問中1問選択)。
ただし、
今年度は履修者が少なく、ゼミに近い形で行われたという特殊事情がある。
履修者数が増えれば、試験の実施方法も変わってくるのでは。

※追記
履修者数にもよるが、2006年度は完全ゼミ形式(発表あり、試験なし)で
行う予定とのこと。
2006年03月26日(日) 14:42:57 Modified by dt1dt7




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