上級刑事訴訟法

2004年度夏学期
担当教官 井上・川出・古江・山室

上級シリーズの中で、唯一の週2コマ科目。
そのせいか、授業はややゆとりのある展開。

基本的にケースブックの設問に沿って進んだ。
設問のうち、スタンダードの部分はたいてい扱わない。
事前に扱う設問は指定される。
かなりたくさんの判例を読まなくてはならないため、
予習はけっこう大変。

井上先生の授業を受けたが、とても丁寧にやってくださったと思う。
受けているときにはやや不満も感じたが、
今となってみると、かなり充実していた科目だったと思う。

授業の最終回に、参考文献リストが配布され、
試験勉強に役立った。

試験問題は各クラス共通。
オーソドックスだったと思う。

試験後の講評会も詳しかった。



2007年度夏学期
担当教員 川出・大澤・古江

川出クラスでした。
予習は結構ハードです。(民訴の高橋クラス以外の人にとっては)夏学期といえば刑訴の学期です。
授業は非常に丁寧でした。先生の追及はややきびしいですが、悲しそうな顔をすれば誘導してくれます。
ちなみに、ケースブックは井上先生以下東大出身の先生の判例理解・学説が色濃く反映されていますので、それをうまく理解できればやや楽になります。「演習刑事訴訟法」という本にそのエッセンスが記載されていますので、活用するといいと思います。法学教室にある、酒巻先生の連載や対話で学ぶ刑訴法判例も有用です。
試験は、採点基準がきっちりしていて、論点落としや誤解には非常にシビアです。不可率はどのクラスでも10%以上あったと思います。問題自体はさほど難しくないので、扱った判例を丁寧に復習しておくとよいと思います。
4単位科目なので、落とすと3年夏の履修計画に大きな打撃になります。十分注意してください。
2010年03月13日(土) 20:24:50 Modified by poosun




スマートフォン版で見る