上級民事訴訟法

2009年度夏学期
担当教官 高田・松下・畑

松下クラスでした。
畑クラスのいい評判はあまり聞きませんので、ラッキーだったのかもしれません。

授業は、東大オリジナルケースブックにそって進められます。
2単位の授業なので、つまみ食い的な授業になるのは仕方ないのですが、授業内容は標準的で、民訴の重要論点についての理解を深めることができます。
新堂・高橋系の学説と判例実務、いずれの立場に偏ることなく、両者の議論の分かれ目や帰結の違いをしっかり教えてくれます

松下先生はランダムに生徒をあてるので、予習はきちんとやっておく必要があります
松下先生は機嫌のいい日と悪い日があるので注意しましょう。
機嫌の悪い日に、椅子に変な座り方をしていると、授業後におこられます

抜き打ちで中間テストをやるかもしれないと予告していましたが、結局中間テストはありませんでした。

試験は、ケースブック掲載の論文をしっかり読んでないと厳しい問題でした。

参考文献としては、高橋重点講義がオススメですが、それよりはケースブック掲載の判例や論文をしっかり読みこんで、その具体的意味を理解しておくことのほうが重要だと思いました



2007年度夏学期
担当教員 高田・松下・高橋

高田先生のクラスでした。

授業では細かな学説の対立には触れません。
むしろいままでマジックワードとして使っていたような言葉(前訴後訴の矛盾抵触の防止など)の意味を考え直してみることが中心になります。
今まで予備校のブロックで勉強していた私のような人にとっては、説を変えることなしに内容的深化を図ることができます。
ただ、ソクラテスメソッドに忠実すぎて若干授業にまとまりを欠いたかもしれません。ただ、法科大学院はそういうものなのかも。
試験は、「訴訟法より実体法のほうが大事だ」という先生の言葉どおり、やや甘めの採点になったようです。不可はクラス1〜2名くらい?
ほかのクラスのことはよく知りませんが、やはり高橋先生は授業・評価とも厳しいようです。重点講義の読み込みが必要になってくるようです。松下先生はあっさりしている感じだそうです。



2006年度夏学期
担当教官 高橋(宏)・松下・高田

高田クラスだったので大当たり。
先生は基礎から解きほぐし応用問題を手堅く教えてくださる名教授。

逆に、高橋宏志クラスに当たった2年生の皆さんはご愁傷様です。

友人曰く、クラス70命中、不可で命を落とした方が15名。
他の上級民事訴訟法のクラスの不可が2−5名程度であることと比べてその差は歴然。
しかし、きっと10年後20年後に高橋先生のことを温かく思い出すと思います。

「教員は学生の在学中に好かれてはダメだ。むしろ嫌われなければならない。」

という高橋教授の信念が他の上級民訴に飛び火しないことをただただ祈るばかりである。




2004年度夏学期
担当教官 高橋(宏)・伊藤(真)・松下・高田

基本的には独自のケースブックに沿って授業が進む。
しかし、先生によって内容はだいぶ違ったらしい。
だから試験もクラスごとに全く別の問題。

たぶんロースクールの授業の中で、最もハードだった科目。
読まなければならない判例や文献の量が半端ではない。
2010年03月13日(土) 20:22:15 Modified by tenpula




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