経済法

経済法
白石忠志教授 4単位 選択必修

独占禁止法を中心とする競争法の講義。景表法・下請法には多少触れる程度。

教材としては、商事法務から出ている白石教授編集のケースブック「経済法教材」が指定されていた(この他、独禁法未修者には「独禁法講義」が便利だろう)。
ケースブックは巻末に改正後の独禁法・一般指定・景表法・下請法の条文が付いていたり、設問が判例・審決例本文のヨコに記載されていたりと使い勝手に配慮のある教材である。難点は、設問が抽象的なことが多いため、予習しようにもただ教材を読むだけになってしまうことがある、という点か。

授業は座席順に先生が学生を指名して進められる。質問の内容は、ケースブックの設問に対する答えを求めるものであったり、それ以外のアドリブ質問であったり、授業の流れに応じて様々である。追及は厳しくはない(かなりあさっての方向に行ってしまっても先生がフォローしてくれる)。

成績評価は、試験のみであった(今年は不明)。試験問題は、授業の内容の理解を問う事例問題が2問と、初見の条文を理解する能力を問う問題が1問。
記憶力が必要とされる科目ではない反面、理解が不十分である学生には厳しい成績が待っているようである。

なお、今年度は実務家教員が参加してのオムニバス授業になる(らしい)。
2006年03月18日(土) 20:40:32 Modified by kbz777




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