KnowledgeManagement, KM/Framework

Abstract

KMを推進するための戦略ってなんだろう。授業の予習をしているときに参考文献[1]でちょっと覚えておきたいことがあったのでメモします。

理想的には?

いかに示す情報を含んだ明確なKM戦略を組織が持っていること。

いいKM戦略が持っている情報(Dalkir 2005, 252)

  • 明確な目的
    • 対象製品(例:人工衛星、ロケット、宇宙船)
    • 対象顧客(例:研究者、国民)
    • ミッション(例:組織を世界有数の研究開発機関にする)
  • 解決すべき課題
    • コラボレーションを推進したいのか
    • パフォーマンスをあげたいのか
    • イノベーションを起こしやすくしたいのか
    • たくさんありすぎる情報を整理したいのか
  • 利用可能な知識の識別・整理
    • 知識資産
    • 社会資産
    • インフラ
  • 利用の観点から知識をどう利用者に提供していくか
    • とくに人と情報、人と人とを繋ぐという観点が重要

KM戦略の立て方

まずは、組織の現状とその問題点(As-is)を理解することから始まる。次に、KMの観点から求められる組織目標(TO-BE)を立てる。そして、そのギャップを解析し、ロードマップを作っていく(Dalkir 2005, 253)。どこかで聞いた話だ。
今の自分の興味としては、その”TO-BE”が具体的にどのようなものなのかを追求したいところ。組織目標として、みんなが共感し、共有し、それに向けて、みんなで邁進していけるような、そんなTo-Beを描けるようになりたい。

Reference

  1. Dalkir, Kimiz. Knowledge Management in Theory and Practice. Amsterdam ; Boston: Elsevier/Butterworth Heinemann, 2005
タグ

このページへのコメント

コメントありがとう。ちょっと本文も書き換えたんだけど、どんなTo-Beであれば、組織をまとめやすいんだろうな~って思ってます。確かに万能な方法はないよね。今は、何が理想的なのかを根拠とともに理解したい。そういう意味で”どう立てるか”は、間違いでした。

0
Posted by Hiro 2008年10月26日(日) 00:55:08 返信

>そのTO-BEをどう立てるかが知りたいんだけどな

AS-ISを理解したときに問題点を理解しないと行動する必要は無い。
どういう望ましい状況を作るために問題点を解決するのかを考えなければ人を動かせない。
その望ましい状況がTO-BEであり、一歩進む毎に変わっていくものでも有るとは思うけどね。
いずれにせよ、それを立てられる万能な方法論なんて無いと思うよ。
分析や図示のテクニックは有ると嬉しいけどね。

0
Posted by bigakira 2008年10月14日(火) 10:50:05 返信

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

編集にはIDが必要です