KnowledgeManagement, KM/Framework

Abstract

GeorgeWashingtonUniversityで受講したEMSE212の技術組織の経営の授業などおもに経営つまりマネージメントについて、得た知識を書きたいと思います。

Topic

経営(Management)とは?

2008年9月8日の授業によると、いくつか意味があり、”目的を達成するために方向付けをして、実行すること”という感じかな。わかりやすかった例として、目的の決まっている船があり、そのかじ取りをすることが経営にあたるとのこと。目的自体を決めるのは、あまりこの”経営”のスコープに入っていないようだ。他の意味として、その組織に所属するメンバーが不平を持たない状態を”Managementが成功している状態”というらしい。”経営”というより”管理”ということかな。さらに、経営するとは、リソースを無駄のないように運用するという意味もあるらしい。

経営の構成要素

経営は、おもに以下の4つで構成される。うーん、Planningは、含まれないのか?
  • Organizing
仕事する環境を整える感じ。お金の準備、インフラ、物品、時間など。もし新任マネージャーになったら、まずは、ここを把握すべき。ここを把握せずして、たとえば技術など、細かい部分に行かないこと。
  • Staffing
マネージャとしての機能の中では比較的簡単な方(らしい)が、要は適材適所ということか。必要なスキルを持った人を雇ったり、不要な人を解雇したりなど。必ずしも優秀な人を雇えばいいというものでなく、必要なスキルを持った人を必要な場所に配置する、目的が達成できればよいとのこと。
  • Directing
日々の意思決定のこと
  • Controling
フィードバックループを回すこと。内部要因だけでなく、マーケットの変化など外部要因も含めて考える。

マネージャーのレベル

  • 最低限のレベル
与えられた仕事を実施していくだけのマネージャー。自分のチームが、最大限のパフォーマンスを出せるように環境を整えることができる。これも難しいことだが。
  • ミドル級
組織における経験も知識もあり、BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)を実施していけるだけの実力がある。技術組織において、イノベーションを起こすのは主にこのレベルなので、非常に重要。
  • エグゼクティブ級
組織のポリシー策定に影響する。強みの技術以外はアウトソーシングするなどのポリシー的な決定ができる。組織のIC(知的資産)を考慮した組織運営ができる。

その他

  • リーダシップとマネジメントの違いは?
関連するところも多いのですが、違いとしてまず3点。(1)学ぶのはマネージメントの方が簡単。カリスマ性が求められる。(2)ビジョンを示すというのは、リーダシップに分類される。リーダシップを持った人材をどう育てるかは、非常に難しい。(3)組織の目標を定めるのがリーダ、目標に向かって組織運営を進めるのがマネージャー。
  • 技術組織の特徴
技術組織は、何かスペシャルなものをもっている。スペシャルなものは維持するのにコストがかかる。
たとえばITなど、技術の発達のスピードは、とんでもない。(IT:18月で新たな技術)でも大きな規模のプロジェクトは、期間が長い。(防衛関係のプロジェクトで20年のものもあった)さてどうする。ここで、技術がどう発展していくかを予測することが重要になる。この本がすごくいいらしい->
Theory X, Y, and Zについて。詳細はこちら
  • アウトソーシングについて
EMSE256の授業で、アウトソーシングに関するケーススタディ(Bharti Airtel)をやることになりました。その記録をこちら?に。

関連する分野

組織を経営していくには、経済の知識も必要です。大学で技術経済という授業を取りました。その時の記録などをここに書いています。いわゆるミクロ経済学に近いものだと思っています。

Reference

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