各種カードを採用した理由については、以下の通り。
日本一デッキ解説「ルカリオLV.X・ハピナス」
こんにちは、PCLミヤシタです。
9月9日(日)に、ポケモンカードゲーム日本一決定戦「チャンピオンズリーグ サマー★2007」が行われ、この夏のグランドチャンピオンが決定しました。
今回のレギュレーションは、公式大会「バトルロード サマー★2007」とは違った、新しいものになっていました。ポケモンカードゲームDPシリーズのカードだけを使って、60枚デッキを構築するのです。
このブログでは、マスターリーグで優勝した菅野さんと同リーグ2位の大和さんにインタビューしましたので、デッキができる過程などを詳しくお伝えできると思います。お二人はチームメイトとして一緒に練習していて、見事ワンツーフィニッシュとなった今回のデッキは、60枚そっくり同じ内容になっています。では、レシピを見てみましょう。
ポケモンのカード シリーズ 枚数
リオル DP1 4枚
ルカリオ DP1 3枚
ルカリオLV.X DP2 1枚
ラッキー DP2 3枚
ハピナス DP2 3枚
プラスル DP3 1枚^~
マイナン DP3 1枚
合計 16枚
トレーナーのカード シリーズ 枚数
時空のゆがみ PROMO 3枚
スーパーポケモン回収 DP1 2枚^~
プラスパワー DP1 4枚
ワープポイント DP1 2枚
オーキドはかせの訪問 DP3 1枚
ギンガ団の賭け DP2 4枚
ギンガ団のマーズ DP3 4枚
ハマナのリサーチ DP3 4枚
ミズキの検索 DP2 4枚
合計 28枚
エネルギーカード シリーズ 枚数
闘エネルギー - 15枚
雷エネルギー - 1枚
合計 16枚~
それでは、日本一に輝いたデッキの制作秘話インタビューです。
PCLミヤシタ(以下、ミヤ):日本一おめでとうございます!
菅野さん(以下、菅野):ありがとうございます!^^
ミヤ:日本一デッキができるまで、ということでインタビューしていきたいのですが、今回のレギュレーションを知って、最初に考えたのは何ですか?
菅野:ガブリアスですね。サポート役にはパッチールを考えていました。
大和さん(以下、大和):僕はハピナス・ライチュウ・ナッシー(笑)
ミヤ:そこからデッキの調整を重ねていった、と。
菅野:そうですね。練習を始めてから2日目ぐらいでガブリアスLV.Xが最強なんじゃないかと思って。
ミヤ:ガブリアスデッキに入る他のポケモンは?
菅野:サポート役としてドータクンとオオタチ。
ガブリアスLV.Xの「そせい」で出すのは、ゴローニャ・エルレイド・ヨノワールあたりを考えていました。
大和:かなり完成度が高かったので、そのデッキで出ても優勝してたんじゃないかな(笑)
ミヤ:デッキのメインとなるポケモン以外で、カードの選択について、気づいたことはありますか?
菅野:プラスル・マイナンの強さは、初めのころから分かっていましたね。
ミヤ:確かに、実際に対戦を見ていて、いるといないとじゃ大違いだな、と思いました。PCGシリーズが使える環境で例えると、便利系のポケモンとしては、ピジョット(PCG1-B)の「マッハサーチ」くらいの強さがありましたね。
大和:あとは、大会の1ヶ月前に、サポーターのバランスに気づきました。だいたい今のデッキと同じ枚数です。
菅野:ナナカマドはかせが毎回手札に余るんで、すぐにデッキから外しました(笑)
大和:ギンガ団の賭けは、オオタチがよく使われると思ったので、「するどいめ」で持ってきたカードをもどさせるために入れてたんです。これが強くて、どんどん枚数が増えて、結局4枚入れました。ジャンケンに勝っても負けても強い。
菅野:ギンガ団の賭けでジャンケンに勝ったあと、ギンガ団のマーズを使うのが強くて、これも3〜4枚必須だな、という感じ。
ミヤ:では、今回使用したデッキにたどり着いたのは、いつごろでしょうか?
菅野:そうですね、「バトルロード サマー★2007」の後半でガブリアスデッキが入賞してきて、「チャンピオンズリーグ サマー★2007」でも使用者が増えると思ったんです。そこで、ガブリアスに勝てるデッキを作ろうと考えたのが始まりです。
大和:最初は、ナッシーやパルキアも入っていたけど、このデッキではパルキアLV.Xを育てて「リコンストラクション」を使ってるヒマがなかったんです。それで、もっと速攻性を高めようと思って、パルキアラインの代わりにプラスパワーを4枚入れました。
菅野:そのあと時空のゆがみが入って、ルカリオが何度も使い回せるようになりました。
ミヤ:そのまま当日まで順調に調整を重ねたのでしょうか?
大和:それが、1週間前くらいに突然最強デッキを思いついて。
菅野:チャンピオンズリーグが場にあれば、おたがいの手札が公開されるので、アブソルの「わざわいのかぜ」で大事なカードから順にトラッシュできると思ったんです。これなら勝てると、チャンピオンズリーグのカードも4枚そろえたんですよ。
ミヤ:ところが、ルールを確認したら、「わざわいのかぜ」を使うときは、いったん手札をウラにしなければならない、と。
大和:結局幻のデッキでしたねー。これの調整で、1日つぶれました(笑)
ミヤ:そして、いよいよ本番を迎えるわけですが。
大和:ナッシーは、ゴローニャ対策として、ぎりぎりまでデッキに入れていたんですが、最終的にはスーパーポケモン回収にしました。
菅野:スーパーポケモン回収を入れたバージョンは、1回もさわってなくて、ぶっつけ本番でした(笑)
ミヤ:日本一決定戦をたたかい終えて、このデッキの最優秀カードを教えてください。
菅野:ルカリオLV.Xです。ポケパワー「みきわめ」のおかげで、HPの高い2進化ポケモンもたおせるので、デッキの要ですね。無敵、最強!
大和:マイナンかなー。僕らのチームのなかでは、このカードは常識だったけど、ふたを開けてみるとあまり使われていなくて(笑)
プラスル・マイナンのポケパワーを使うと、おたがいの手札の枚数に大きな差がつくから、それだけでとても有利になりましたね。
ミヤ:菅野さんはこの「チャンピオンズリーグ サマー★2007」で優勝したことによって、大和さんはポケモンカードゲーム世界一決定戦「ワールドチャンピオンシップ2007」で3位に入賞されたことによって、それぞれ来年の「ワールドチャンピオンシップ2008」の出場権を獲得されていますが、それに向けての意気ごみを聞かせてください。
菅野:チームで練習して、優勝を目指します!
大和:絶対優勝!
ミヤ:本日はありがとうございました。そしておめでとうございます!
当時は入手が難しい
時空のゆがみ(バトルロードスプリング2007)を採用したことが特徴。
- プロモーションカードを8枚確保できるチームの強さや、大会までの情報封鎖を含めた調整が成果を出した。
サンプルレシピ
使用時期:2007年9月9日(日)
戦績:チャンピオンズリーグ サマー★2007優勝、準優勝
使用者:菅野さん、大和さん
関連項目:
デッキ一覧 /
ハピナス(湖の秘密) /
ルカリオ(DP1)
関連リンク(引用元):
日本一デッキ解説「ルカリオLV.X・ハピナス」(リンク切れ)
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