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腋窩神経麻痺

【概念】

腋窩神経は腕神経叢後束から分岐し、肩甲下筋の前面を腋窩動脈の後方に位置して下行し、同筋下縁(肩関節包の下)、上腕骨外科頚の内側、上腕三頭筋の長頭の外側と小円筋の上縁で形成されるQuadrilateral-spaceとよばれる四角い間隙を通って後方に出る。
腋窩神経麻痺は肩関節脱臼上腕骨頚部骨折に合併することが知られている。交通事故などの牽引損傷では、腋窩神経損傷に肩甲上神経損傷がしばしば合併する。また、野球、バレーボールなどの投球動作によっても麻痺が発症する。Quadrilateral-spaceでは上腕の外転により上腕三頭筋長頭と大円筋の位置が変わり、腋窩神経は関節の下面に押し付けられる。外転位で外旋を加えると神経への圧迫が増す。

【症状】

腋窩神経支配である小円筋三角筋は萎縮を起こす。肩関節痛や肩関節挙上困難を訴える。Quadrilateral-space部の圧痛、肩外側の知覚障害、肩外転筋力低下が認められる。スポーツ障害で発生する腋窩神経麻痺は、利き腕に発生する事が多い。

【診断】

上位型の腕神経叢麻痺、腱板断裂肩甲上神経麻痺?などとの鑑別が必要であるが、MMTにて容易に鑑別可能である。腱板断裂を除外するためにMRIなどの画像診断も必要になる場合がある。

【治療】

外傷性あるいはスポーツ障害による不完全麻痺では保存的に様子をみる。完全麻痺でも非開放性損傷であれば3ヶ月程度は経過観察する。肩を使用する激しい運動は禁止する。拘縮予防の他動運動を行う。絞扼障害ではステロイド薬と局所麻酔を行う。
2007年11月12日(月) 22:52:17 Modified by mediwiki_sikkan




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